きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

2016・梅仕事・8

2016-09-03 | 梅手帖
                    

土用干し終了、梅干しが完成する、あとは寝かせるだけ


2日しか無かったけど、半月前にも2日ほど干してあるので完了とした(中段の)

今回は紫蘇の質が悪くて、きれいな赤色に発色しておらず
色気がなくて寂しいから、1瓶だけ残して後は梅酢を注いでしまう

昨年のはすばらしく赤いので、1瓶だけその梅酢を満たしてみた(小さいの)

赤梅干しの場合、うちは冷蔵庫保存する(白梅干しは常温保存)
なぜなら「赤色」を褪せさせないためだ、自然の色は脆いから

だからこの冷蔵庫は「赤いもの」がいっぱい入っている


・・・昨年の・・・


1年たってもこんなに美しい

この紫蘇は奈良ので、今年のは埼玉産だ

うわさには聞いていたけど、関東の紫蘇は本当にダメだ
とくに埼玉・群馬あたりの評判が悪い、来年は気をつけよう

あんまり発色が悪いので、今回は思い切って赤梅酢を加熱してみた
沸騰させ灰汁をとり、冷ましてから梅干しに戻す.............

変わらないかもしれないけど、殺菌にはなるし味もマイルドになる

これはカビたり発酵したときの対処法だけど、減塩梅の場合にも有効
梅酢があがったら加熱して戻し、土用干し後も加熱して戻し、をやる

ところどころで加熱殺菌するから、カビの心配が減り
さらに減塩梅の「味のとんがり」をカバーしてくれる

ただし、加熱すると新鮮な梅の香りが飛んでしまう
とはいっても、1年後に食べるから問題ないけど



「どうしたら美味しい梅干しが」とか「きれいな赤色に染まるのか」とか
「レシピ」を知りたくなるのは人情なんだけど..................

そもそもの「食材」が良くないとど~しようもない、というのがアタシの結論だ



コメント
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