マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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吐山御田子オンダ

2007年05月21日 07時54分41秒 | 奈良市(旧都祁村)へ
下部神社に到着すると式士、具足、射手乳子、御田子が境内中央に集まっておんだ祭が行われます。

御田子は杉葉を入れた籠、鍬を持つ式士、具足は太鼓を持ち、射手乳子は擦り鉦を持ちます。

宮守さんが「伊勢の山の御田打つ男 しがらみのかさきて 植えようじょ 植えようじょ」と三回高らかに謡われると、射手乳子が鉦を擦り鳴らし具足が太鼓を打ち、式士は鍬を用いて代掻き所作をします。

すると御田子は手に持っていた杉葉を投げ入れます。

神前で農耕所作を奉納し豊作を祈るおんだ祭です。

下部神社でのおんだ祭を終えると太鼓を打ちを先頭に式士らが列をなして恵比須神社へお渡り。

到着すると同じおんだ奉納所作が行われます。

「御田子」は地区の次世代農業を継ぐ意味があることから誕生を祝う儀式とも考えられます。

(H19. 4.29 Kiss Digtal N撮影)