マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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たのもしき男

2008年03月01日 08時03分03秒 | ぽつりと
16日、仕事を終えて帰宅したらパソコンの前で次男が座っていた。

お父さん、気がつけへんかったという。

何が。廊下の床、感じなかったって。

えっ。

あれっ、あんなけ床がペコペコしていたのに何もへこまない。

廊下を歩くときは端っこにしていたクセがあったので気がつかなんだ。

直してくれたんかといえば、そうやと。

次男は大工を目指している。

だいぶ前に、力量ついたら床を直してほしいと伝えていた。

何年も先になるであろうと思っていたので驚き、次男に感謝する。

どないして直したのかと尋ねれば、事前に床下に潜って沈み具合を計っていたそうだ。

手頃な廃材がみつかったので数日前に修理決行したという。

廃材の厚さは10cmほど。

えらいまった、へコんでたんやのう。

基礎もみたけど、どうもなってないという。

たのもしき男に成長したのが嬉しい。

ご加護

2008年03月01日 08時01分39秒 | いどう
正月15日、楽しみにしていた西大寺へ向かった。

駐車料金を支払うのでサイフを開けると、いつもの場所にない。

頭に血が上る。

デザインが愛らしいクレジットカードが見あたらない。

どこへ行ったのだ。

落としてしまったのか。

大茶盛り作法に気もそぞろ。

自宅へ戻ってから念のため一枚、一枚探してみるがみつからない。

最後に使ったのはどこだっけ。

そうだ、昨夜五條と橿原を往復していたんだ。

ガソリンが少なくなったのでセルフスタンドで入れたんだが抜き取った記憶がない。

わぉぅ、使われていたらえらいこっちゃ。

クレジット会社に早急に手配しないと。

その前に、ガソリンスタンドに確認してみなければとネットで電話を調べた。

これが、でてこない。

ふと、思い出した。

そうだ、たしか給油領収書を免許証に挟んで残しておいたはずだ。

あった。

電話番号が書いてある。

番号を押す手が震える。

りーん。

おそるおそるカードの落とし物があったかどうか尋ねてみた。

少し待ってくださいの声に期待の胸が鳴る。

ありましたがクレジット会社とお名前を教えてくださいと伝えられ○○っです、と応える。

どうされますかの声に今から飛んで行きますと声がうわずっていた。

40分後到着した。

見つけられた方にお礼を申したいと伝えれば、交替勤務で詳しいことは判りませんが、店の者が点検したときに発見したのか、利用者が発見してくれたのか申し送りされていないので不明だとおっしゃる。

世の中捨てたもんじゃない。

取材で各地の祭礼にふれることが多い。

門や鳥居を潜るときはありがたいことだといつもおじぎをして心のなかでお礼をしている。

そんなことでご加護を受けたんだと、かーさんに話したらおばあちゃんと同じこというてるわと笑う。

ここの、ガソリンスタンドは私がセルフ初体験したところ。

そのときも親切丁寧に教えてくださった。

そんなことを次男に話すと、お父さんも教えてもらうことがあるんだと笑顔で二ャッとした。