マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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山田原のまつり

2014年03月13日 07時52分44秒 | 大和郡山市へ
送迎者のTさんが見かけたという山田原のマツリ。

コミュニティセンターではたくさんの野菜などを販売していたと云うからイベントだろうと思った。

Tさんが云うには、それだけでなく提灯も掲げてあったと云うから、それは祭りであろう。

この日がそうであるのか判らないが、山田原に立ち寄った現場はTさんが話していた通りだった。

集落の南側の辻にも提灯を掲げていたので祭りに違いないが、神社はどこなのだろうか。

センターにテントを張って購買者を待つ人たちが居る。

自治会の副委員長を紹介していただきお話を伺った結果は、山田原の祭りであった。

つい1時間前に終えたばかりだという愛宕さんを祭る神社は地区内にある。

神社の名称は白砂子(しらすなこ)神社である。

氏神さんは京都の愛宕神社から分霊を遷された火伏せの神さん。



八百萬の神々におかれて、当地に五穀豊穣、家内安全を願って山田原に鎮座され百十数年にもなると伝わる。

矢田連山麓にある山田原には生駒山より吹き降りる風に耐え、谷間より流れる水の恵みを受ける田畑地。

村を防火して栄えたらんと願う行事であったようだ。

神官は筒井在住の宮司さん。

神事を終えて帰路についたばかりだと話す。

愛宕大神社・八百萬の石塔を祭る白砂子社は平成9年に社を建之された。

何年か前までは矢田坐久志玉比古神社と同じ日に祭りをしていたが、矢田のふるさと祭りが盛況になったことから祭事日を替えることになったと話す。

この日はふるさと祭りでも売っていたみたらし団子も販売される。

人気の商品はなんと50円である。

来年には是非とも取材させていただきたく了承を得ておいた

(H25.10.27 SB932SH撮影)