マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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薩摩のさなぶり

2015年01月05日 07時17分42秒 | 楽しみにしておこうっと
「さなぶり」なら市尾でもこの日にしているはずやと話した佐田の人。

訪れたのは隣村の高取町の薩摩である。

到着したときは、神職による神事が始まっていた。

ご挨拶はできていないから鳥居下から拝見していた。

誰がきよったんやろかというような感じで見降ろす村の人。

神事を終えて取材目的を伝えたら、登ってもらってもよかったのに・・と云われたが、来年の楽しみとしておこう。

神饌を供えて斎行された神職は下小島・小嶋神社の宮司さんだ。

4月1日に行われる丹生谷・船倉弁天神社の御田祭でお世話になったことがある。

のちに聞いた話しによれば、宮司の在地が薩摩だったのだ。

神事は祓えの儀、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠、撤饌だった。御供を下げて直ちに下にある公民館内に移動して直会が始まった。

立ち去る際に伝えられた近隣の「さなぶり」行事。

森では16時で、吉備は17時だと云った。

参考にしておこう。

また、隣村の兵庫では夏祭りがある。

今年は7月13日の日曜日だったそうだ。

兵庫のマツリは派手でゴクマキがある。

撒かれるモチには当りの番号があって取り合いになるそうだ。

ひっそりとした春日神社でしばらくは佇んでいた。

境内に数基の燈籠がある。

うち一基に天保十一年(180)に建之された燈籠があった。

社殿は立派な造りである。

(H26. 6.29 SB932SH撮影)