マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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榛原笠間桜実神社の杉の実

2016年04月27日 08時39分39秒 | 宇陀市(旧榛原町)へ
大宇陀平尾水分神社社殿にミツバチが住み着いた。

神事を行い難くミツバチは巣ごと除去することになった。

村の人が頼んだ人は隣村の榛原笠間の住民のSさん。

桜実神社の氏子だという。

3月半ばに行われる御田植祭がある。

「トーヤになれば杉の実を集める。何十個と集めて丸くする。酒屋さんが吊るす杉玉のような感じの杉苗は行事に奉る。奉った杉苗はハウスに立てる」と話してくれた。

笠間では苗代作りをすることがない。

ホウレンソウ栽培している男性はハウスに立てているという。

その話しを聞いて平成18年3月16日に訪れた以来、久しぶりに桜実神社に立ち寄った。

本社境内から見下ろした処に朱塗りの鳥居が見える。

平成18年3月16日に撮った写真に三つの房を垂らした注連縄がある。



訪問した日は木曜日だった。

それより数日前に3月11日の土曜日に架けたと云っていた。

できることなら注連縄、御田植祭ともあらためて取材してみたいものだ。

桜実神社は平成25年10月にゾーク(造営)の祭典をしたそうだ。

この日の社殿も美しくなっていた。

神社の社叢を拝見していたら杉の実が見つかった。

杉苗の大きさは聞かなかったのでどれぐらい集めるのか。

数量は判らない。

ちなみに笠間は東、中、西の3垣内。

それぞれに「オスヤ」と呼ぶ神さんを一年間もトーヤ家で祀っているそうだ。

トーヤ決めはコヨリ籤。

マツリのときに引くという。

(H27. 6.14 EOS40D撮影)