マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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続、西川の大踊り(かけいり)

2008年09月17日 08時04分30秒 | 十津川村へ
よりこと同じ形態で踊られるかけいりは本晩の最後に踊られる。

切子灯籠を吊り下げた笹竹を持つ灯籠持ちが最後列に加わる。

太鼓を持つ女性は後向きに並び、後ずさりするかたちで一列状態で移動していく。

すると後方の扇の舞いと灯籠持ちは左右に揺れながらステップのような足踏みをしながらついていく。

曲の最後のほうになると調子が早くなり、聞いている方も自然と身体が動きだす。

踊りの一団は波のように大きなうねりでせめの大踊り。

このかけいりの終りの部には、音頭取りを中心に円陣になって即興の歌をうたいながらゆったりと踊り、しめくくりとするダイモチが行なわれる。

明日は昴の里で三地区の大踊り披露。

練習兼ねて踊ろうや踊ろうと深夜近くまで祭りの音が響き渡る。

(H20. 8.15 Kiss Digtal N撮影)

続、西川の大踊り(いりは)

2008年09月16日 07時06分54秒 | 十津川村へ
いりはは両手に扇を執った女性と、胸に太鼓を吊り下げた男性は紅白の長い房がついたバチを振り回し、太鼓を打ちながら踊る。

舞踊的な踊りのいりはは「入端」と書かれるもので、房を振る所作はとても優雅なで美しい舞いに見惚れてしまう。

(H20. 8.15 Kiss Digtal N撮影)

続、西川の大踊り(よりこ)

2008年09月15日 06時55分28秒 | 十津川村へ
伝統行事である西川の大踊りはよりこ、いりは、かけいりの三曲。

中入り後、気楽な趣をもった「馬鹿踊り」の踊りの間に組み込んで一曲ずつ踊られる。

昔は一番最初に踊ったという大踊り。よりこは踊りの場に人を寄せるためでもあり、白い房がついたバチを持つ太鼓打ちの男性と太鼓持ちの女性たちは向かい合って横一列に並ぶ。

後方にはで両手に扇を持った女性が舞い踊る。

イヤヨイコリャセの囃子が聞こえてくるとリズミカルに隊が一体感となって波が打ち返すように踊りだす。

(H20. 8.15 Kiss Digtal N撮影)

続、西川の大踊り(餅つき踊り)

2008年09月14日 07時33分24秒 | 十津川村へ
西川の踊りは他所で見られない餅つき踊り(平谷にはある)が踊られる。

祝い唄の伊勢音頭や餅つき唄を囃しに餅搗きしぐさを交えて踊るもので、めでたい席や結婚式などで披露される。

中央に臼を据えて娘たち四人がそれを囲んで花籠を手に持って舞う。

周りには長い杵棒を持った男性が餅を搗くように踊り、さらにその周りには踊り子らがぐるりを囲むように輪になって踊る。

搗き(唄い)終わった白い餅は袋入りお菓子に替わってぱぁーっと撒かれる。

昔はほんまにモチを撒いていたが、それを手に入れる子どもらの楽しみは変わらない。

なお、平谷では実際にモチが撒かれるという。

(H20. 8.15 Kiss Digtal N撮影)