銀座にある山野楽器本店には2ヶ月に1度ぐらいの割でいって、いくつか拾ってきます。このお店のJAZZ部門の責任者は、神尾孝弥氏といい、雑誌JAZZ批評でも結構お名前を見る方です。時々お見受けはするけれで、声をかけたことはありません。
JAZZ批評No.138“超JAZZ入門”(p.115)で神尾氏が推薦されている3枚のうち2枚は山野楽器で拾ったもので、記事にしましたし大好きなアルバムです。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060802
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060817
だからこのショップでは普通のショップとは少し違った拾い方をしています。
それで拾ったのがこのアルバムで、大正解です。
2006年10月録音のイタリア・ピアノ・トリオ。リーダーは1978年生まれの20代でまるで知らない人です。ベースはATTILO ZANCHIでこの人はPaolo Freseのクインテットでおなじみです。ドラムスはMARCO CASTIGLIONIという人で、知りませんが、このリズム隊も強力です。このベースいいです。Freseのところではここまでとはおもわなかった。ベースとドラムスがしっかり脇を固めたピアノトリオです。
1曲目、美しくスッキリしたピアノメロディの曲ですが、このアルバムすべてリーダーFrancesco Chebatのオリジナルというのは、ちょっと不安です。
2曲目もなかなかセンスの良い上品さが漂う曲です。
このピアニスト、美し系の人かなと思うと3曲目、チック・コリアの“マトリックス”みたいな始まりでモーダル、最初の2曲と違っていてこれは驚きます。
4曲目も粘る旋律で面白い曲です。
5曲目は思索的なハーモニーで静かな面に戻ります。
6曲目はメロディが美しい、そちらの面がまた良いので驚きます。
7曲目、ベースとピアノの低い音のユニゾンで始まる、力強い曲、モーダルでカッコ良いピアノソロの後は、ピッチのしっかりしたベースソロ、この曲は素晴らしい。
こうなると次の曲はどっちの面と楽しみにすると、ロマンチックなメロディと優しいベースソロ、すべてオリジナルが、全く気になりませんし逆にいい曲ばかりです。
9曲目は早いパッセージのピアノがこれは力強い面、10曲目は思索的に始まりますが途中からは強い面に変わる二つの面が合わさった曲。
10曲目は大変美しいピアノソロ、驚くほどです。
美しいが売りかなと思って聴き始めましたが、とんでもない。モーダルな旋律をぐいぐいと力強く引くところは力強く、こりゃ凄いと思うし、美しいところは、流れるように、上品です。
まるで内容が想像付かないので、売り場でお店の人にどんなピアノですかって聞くと、“イタリアなのでリリカルなようです”と説明を受けましたが、それだけではないようです。
怪傑ゾロというのがありましたが、貴族で外面上は気品のある生活なのに実は剣の達人、弱気の見方みたいな、二つの面がとても明快で、尚且つ2面とも魅力的という感じの、素晴らしいピアニストです。
この記事の題、怪傑ゾロじゃちょっとイメージあわないし、才色兼備でも文武両道でもないし何がいいかと思いましたが、緩急自在にしておきました。
ところでゴルフのハニカミ王子が文武両断ていっちゃったみたいですが、私もこの言葉思い浮かぶのは何ででしょうか。
IMPRINTING / FRANCESCO CHEBAT
Francesco Chebat piano
Attilio Zanchi double bass
Marco Castiglioni drums
1 Inside
2 Song For My Princess
3 Moody Man
4 Una Notte Di Pioggia
5 Lirico 6.Hyvinkaa
7 Pg
8 Nessuno Prima
9 Colors
10 ummer Ballad
11 Senza Via D'uscita
JAZZ批評No.138“超JAZZ入門”(p.115)で神尾氏が推薦されている3枚のうち2枚は山野楽器で拾ったもので、記事にしましたし大好きなアルバムです。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060802
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060817
だからこのショップでは普通のショップとは少し違った拾い方をしています。
それで拾ったのがこのアルバムで、大正解です。
2006年10月録音のイタリア・ピアノ・トリオ。リーダーは1978年生まれの20代でまるで知らない人です。ベースはATTILO ZANCHIでこの人はPaolo Freseのクインテットでおなじみです。ドラムスはMARCO CASTIGLIONIという人で、知りませんが、このリズム隊も強力です。このベースいいです。Freseのところではここまでとはおもわなかった。ベースとドラムスがしっかり脇を固めたピアノトリオです。
1曲目、美しくスッキリしたピアノメロディの曲ですが、このアルバムすべてリーダーFrancesco Chebatのオリジナルというのは、ちょっと不安です。
2曲目もなかなかセンスの良い上品さが漂う曲です。
このピアニスト、美し系の人かなと思うと3曲目、チック・コリアの“マトリックス”みたいな始まりでモーダル、最初の2曲と違っていてこれは驚きます。
4曲目も粘る旋律で面白い曲です。
5曲目は思索的なハーモニーで静かな面に戻ります。
6曲目はメロディが美しい、そちらの面がまた良いので驚きます。
7曲目、ベースとピアノの低い音のユニゾンで始まる、力強い曲、モーダルでカッコ良いピアノソロの後は、ピッチのしっかりしたベースソロ、この曲は素晴らしい。
こうなると次の曲はどっちの面と楽しみにすると、ロマンチックなメロディと優しいベースソロ、すべてオリジナルが、全く気になりませんし逆にいい曲ばかりです。
9曲目は早いパッセージのピアノがこれは力強い面、10曲目は思索的に始まりますが途中からは強い面に変わる二つの面が合わさった曲。
10曲目は大変美しいピアノソロ、驚くほどです。
美しいが売りかなと思って聴き始めましたが、とんでもない。モーダルな旋律をぐいぐいと力強く引くところは力強く、こりゃ凄いと思うし、美しいところは、流れるように、上品です。
まるで内容が想像付かないので、売り場でお店の人にどんなピアノですかって聞くと、“イタリアなのでリリカルなようです”と説明を受けましたが、それだけではないようです。
怪傑ゾロというのがありましたが、貴族で外面上は気品のある生活なのに実は剣の達人、弱気の見方みたいな、二つの面がとても明快で、尚且つ2面とも魅力的という感じの、素晴らしいピアニストです。
この記事の題、怪傑ゾロじゃちょっとイメージあわないし、才色兼備でも文武両道でもないし何がいいかと思いましたが、緩急自在にしておきました。
ところでゴルフのハニカミ王子が文武両断ていっちゃったみたいですが、私もこの言葉思い浮かぶのは何ででしょうか。
IMPRINTING / FRANCESCO CHEBAT
Francesco Chebat piano
Attilio Zanchi double bass
Marco Castiglioni drums
1 Inside
2 Song For My Princess
3 Moody Man
4 Una Notte Di Pioggia
5 Lirico 6.Hyvinkaa
7 Pg
8 Nessuno Prima
9 Colors
10 ummer Ballad
11 Senza Via D'uscita