JAZZ最中

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我らの海 MARE NOSTRUM / Fresu Galliano Landgren

2007-09-04 21:59:12 | 聞いてますCDおすすめ
PAOLO FRESUのアルバム5ETが欲しくてショップで見ていたら、新しいものにいき合いました。FURESU のラッパGALLIANOのバンドネオン、それにLUNDGRENのピアノという組み合わせのトリオ演奏。かなりユニークな組み合わせですが、この3人泣かせるプレーが得意ですから凄く期待が持てます。
1曲目静かなピアノの和音にバンドネオンが柔らかくメロディーをつけると、そこに哀愁あるトランペット、まさに思った通りの曲です。アルバムタイトル、ラテン語で“我らの海”古代ローマ人は地中海をそう呼びました。夕暮れ迫る海、遠くを眺める感じのラングレンの曲です。2曲目はガリアーノのパリに移ったような小粋な曲。このアルバム2007年の2月の録音でできたてほやほやです。
3曲目はA.C.Jobimのあなたなしではいられない、Fresuのミュートももちろん素晴らしい。4曲目もラングレンの悲哀漂う曲。
5曲目はフランス映画“夜霧の恋人たち”の主題歌で“残されし恋には”もちろんここではガリアーノがメインでfresuがやさしく絡む演奏です。いかにも恋をしている感じです。
6曲目もユッタリしたラングレンの曲ですが、このアルバムFresuがかなり、おいしいところを持っていく感じです。ガリアーノの貫禄、ラングレンの目立たないけど良い仕事してますね、みたいに聞き込めます。
7曲目はFresuのミュートが思索的な曲で“ソニアの悪夢”
10曲目もラングレンの美しい曲でガリアーノのバンドネオンが流れるようです。
11曲目はガリアーノとピアノのデュオによるワルツ。
次はFresuの曲で陰影あるラングレンのピアノが素晴らしい。
13曲目はラベルの曲、大変落ち着いた雰囲気で、このアルバムの特徴をあらわす演奏。14曲目はちょっと軽快になってボサノバ。
最後の曲はスウェーデンのトラディショナルでしょうか、静かな流れです。
ちょっと変化には乏しいところがありますが、fresuのイタリア、Gallianoのフランス、Landglrenのスウェーデンが線で繋がったようなヨーロッパの美が伝わるアルバムでした。

MARE NOSTRUM / Paolo FRESU Richard GALLIANO jAN LUNDGREN

PAOLO FRESU trumpet,flugelhorn
RICHARD GALLIANO accordion,bandoneon
JAN LUNDGREN piano

1 Mare Nostrum
2 Principessa
3 Eu Nao Existo Sem Voce
4 The Seagull
5 Que reste-t-il de nos amours?
6 Years Ahead
7 Sonia's Nightmare
8 Chat Pitre
9 Valzer del Ritorno
10 Open Your Mind
11 Liberty Waltz
12 Mio Mehmet, forse il destino m'impedirà di rivederti
13 Ma Mère L'Oye
14 Para Jobim
15 Varvindar Friska
コメント (1)
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