JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

地中海から続いている THINGS / PAOLO FRESU URI CAINE

2007-09-05 21:17:15 | 聞いてますCDおすすめ
Paolo Fresuが小編成の組み合わせでストレートに吹くのはなかな心にしみると思います。バンドネオンとピアノの組み合わせで新しいものを聴きましたが、そういえばピアノとのデュエットがありました。それもあいてはUri Caine、そちらも触れたくなります。
1曲目、大変ストレートな吹き出しで“Dear Old Stockholm”バックのピアノは強弱のメリハリとしっかりした4ビートを刻み、この組み合わせに,最初躊躇したことが馬鹿みたいに思う調和です。
2曲目が“Everything Happens To Me”はヴァースの部分でfuresが充分ひきつけて、後のテーマがすんなりときれいに入ります。
4曲目のフェンダーローズの音はちょっと驚きです。やわらかい上に、メランコリックな響きが、ミュートと絡み合い、アコとストレートへの変化が首元から肩に掛けてやさしくマッサージを受けているようです。
6曲目“Cheek To Cheek”、スィンギーなバッキングピアノに乗ってなんと楽しい選曲でしょう。良い演奏で感じる事ですが、2人なのに、もっと沢山のリズム隊が聴こえてくる素晴らしさです。
7曲目“ Si Dolce E' il Mio Tormento”は生ピアノとフェンダーローズを重複にて、遠くから今を振り返るような、そして全てを納得できることなどない現実が、それでも許されてあるというよな思いを起こさせます。
8曲目51秒の短い挿入ですが、このフェンダーも面白い。引き続いて9曲目“I Loves You Porgy ”はミュートで良く歌わせる演奏です。furesuのミュート音は少し金属的で割れるようなところがありますが、このアルバムはフレーズが勝って気になりません。
14曲目“Solar”特にCaineのフェンダーのゆれるようなアドリブプレーは素晴らしい、16曲目も小唄風の小品ですがかなり小粒でも効いている演奏です。ライブだとこうようなのが最後のほうに演奏されると、思わず声がでたり立ち上がりたくなります。
昨日は地中海を望んで哀愁を感じましたが、今日のFresuもCaineと一緒になってまた凄い。

  THINGS / PAOLO FURSU URI CAINE

Paolo Fresu trampet flugelhone Muitieffects
Uri Caine piano fender rhodes



1 Dear Old Stockholm
2 Everything Happens To Me
3 Frammento Del Temperamento
4 Fishermen, Strawberries And Devil Crab
5 Frammento Impavido
6 Cheek To Cheek
7 Si Dolce E' il Mio Tormento
8 Frammento Di Re Fosco
9 I Loves You Porgy
10 Cheney's Dick
11 Frammento Del Coraggioso
12 Sonia's Said
13 Fellini
14 Solar
15 Frammento Con lapilli
16 Varca Lucente
17 Frammento Aviario
18 E Se Domani
コメント (2)
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