昨日はピアニスト11人とベーシストが1995年に録音したデュオを聴きました。
同じようなことを考えるベーシストはいますから、それより2年前、こちらは、
6人の色々な楽器の名手とのデュオです。
基本のベーシストはDavid Friesenで、私は大好きでありませんが、結構持っています。フリーゼンに招かれたゲスト6名が順繰りに2回りする演奏です。
最初がいきなりMichael Breckerとのデュオ、ロリンズの“AIRGIN”、ブレッカーらしい節回しです、7曲目のフリーゼンの曲でも、とうとうと吹くブレッカー、今年はすこしナーバスに聴きました。
次の楽器はエレキギターで奏者はJOHN SCOFIELD、オリジナルの2曲目と8曲目“Old Folks”スコフィールドらいし演奏です。ベースはゲストのフレーズと張り合うのではなく、持ち味をうまく引き出して楽しいショウしているようです。
3つ目の楽器はトランペットで奏者はクラーク・テリー、“I WANT YO BE HAPPY”は昔のラグが少し入った演奏で、9曲目の“BREEZE”もスウィングを強調した楽しい演奏でテリーの個性を引き出しています。
4つ目はピアノのDenny Zeitlin,フリーゼンのオリジナル“In Times Past”は思索的ピアノフレーズにベースソロが強調される静かな曲。ザイトリンのオリジナルも静かな曲で、これが持ち味なのかもしれません、この2曲だけ1992年のライブ録音です。
次がアルトサックスでBud Shank、“Alone Together”をぐいぐいとストレートに吹けば、フリーゼンのオリジナルもこれはバースのかけ合いでアルトの持ち味が出ています。
最後のはアコギターとのデュオで、糸系の親戚同士、相性はやはりいい。Uwe Kropinski という人は知りませんが、ジプシーギターの感じです。フリーゼンのオリジナルはジプシーのリズムでのりが良く、Kropinskiのオリジナルになると一層乗った演奏です。
TWO FOR THE SHOW DAVID FRIESEN
David Friesen acoustic bass
Bud Shank alto saxophone
Michael Brecker tenor saxophone
Clark Terry trumpet, flugelhorn
Denny Zeitlin piano
Uwe Kropinski acoustic guitar
John Scofield electric guitar
1 Airegin
2 True Blue
3 I Want to Be Happy
4 In Times Past
5 Alone Together
6 On the Road With Jazz
7 Signs and Wonders
8 Old Folks
9 Breeze
10 Maybe in Spring
11 Double Take
12 Pianola