JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

JAZZノリ、TANGOノリ Tango meets Jazz / Pablo Ziegler

2007-09-03 21:56:59 | 聞いてますCDいいと思う
Pablo Zieglerはピアゾラのところで10年以上もピアノを弾いていた人で、その後もゲーリー・バートンのtango projectに参加している、JAZZピアニストと紹介する人もいる、かなりのJAZZ的なピアニストです。
以前にenjaから出たアルバムもなかなか色っぽいアルバムでした。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061104

ネットで新譜などをみていたら、また誘われるタイトルのアルバムがあり、うなっていると中古の棚にあったのでビックリしました。
そのアルバムのタイトルが“Tango meets Jazz" そのまんまです。
Pablo Ziegler QuartetがNYへ乗り込み“The Jazz Standard”というクラブでのライブ模様です。2005年12月の録音をなぜか時々不思議なアルバムをだす“Kind of Blue Record"からのリリースです。
Pablo Ziegler Quartetはjazzグループではないと思いますが、これが面白い。バンドネオンはTangoノリ、ギターはこれは完全にjazzノリ、ベースがJAZZに近い中間ですがあまり聴こえず、ピアノのZieglerは中間でjazz的ですがtangoノリです。
ここにゲストとして完全にjazzなStefon Harrisのバイブが入って、ノリとノリが絡まって面白くなっています。写真でみると小さいクラブのようで、録音がちょっとピアノとバンドネオンよりでtangoが強く感じますが、バイブ、ベース側にいるとこれはjazzを強く感じるのではないかと思う、アルバムタイトルがちゃんと反映した内容です。
最初の2曲がQuartetの演奏、メンバー紹介の後、vibraphoneのStefon Harrisが加わります。4曲目の表示のおなじみ“ミケランジェロ70”はGery Burtonも“Libeltango”で演奏しているピアゾラの名曲、HarrisはBurtonの和音がベースの演奏と違ってシングルトーンで少し硬質な演奏です。
5曲目の曲調はTangoで、6曲目でヴァイブが休むので、tango色が強い演奏になっています。
8曲目、静かな曲の中、Harrisの情緒たっぷりで力強いソロは、このライヴでのハイライトとなるもので、これはmeets Jazzといってぴったりです。観客も思わず拍手を入れる素晴らしいJAZZです。
もちろんPablo Ziegler QuartetはTangoのBandですから基本はそちらですが、この8曲目のジャズ・エッセンスが入るとちょっと変わった料理をいただくようで、なんとも楽しい気分です。

Tango meets Jazz / Pablo Ziegler

Pablo Ziegler piano
Hrctor del Curto bandoneon
Paul Myers guitar
Pablo Aslan bass
Stefon Harris vibraphone

1 La muerte del angel
2 Milonga en viento
3 Psblo's band intro
4 Michelangelo'70
5 Alredor del choclo
6 Desde otros tiempos
7 Once again...milonga
8 Muchacha de boedo
9 La cumparaspla
10 La Rayuela
コメント
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