1冊目が「暗殺者グレイマン」で2冊目が「暗殺者の正義」そして3冊目がでたのでかったのがこれ、「暗殺者の鎮魂」トム・クランシーのアクション部分も書いているのできっと筆がはやいのでしょうね。
基本的にアクション小説になるのだけれど1冊目、2冊目と比較してもそれぞれ独自の話の展開で楽しめます。
とにかく、もはや絶体絶命の窮地においこまれますが今回の相手はメキシコの麻薬カルテル、今回が一番非情のあいてでないでしょうか。
ということで、ほとんど息つく暇もありませんが、わずかな静かな場面を一寸
ゆっくりと立ち、会衆席を離れた。祈らなかった。十字は切らなかった。祭壇の前に行って跪拝することもしなかった。
だが、十字架にむけて語りかけた。出口に向かう前に、中央の身廊からそっといった。祈りではかった。要求だった。きのうラウラにいったように、手順がわからないので、脅しつけるような声でつぶやいた。
「ラウラはあんたを信じている。あんたの僕のひとりだ。助けてやれ。面倒をみてやれ。おれひとりじゃできない」
それにしても跪拝なんてむずかしい字をつかいますね。キハイと読んで跪いて祈ることのようです。
今度も厳しい戦いだった、というかあまりに状況がすごいので最後の終わり方が結構あっけないのがこのシリーズかもしれない。
次も続くようで、グレイマンの人としての苦悩も読み込まれだしたので、ここらあたりの苦悩が次にはもっと読み込まれることを期待しよう。
自作は「Dead Eye」という題だそうで「暗殺者のなんたら」と来ているからどうつけるだろう。
そんなことも楽しみになりました。