新春発買いで中古を3枚ゲットしたけれどそのうちの1枚。アコーデオンのこの人の名前は憶えていて良い思い出なので拾ってみた。この人のデヴュー作だそうです。
この人のアルバムを書いた記事は定期的にというかかなりのヒットがあってきっとタイトルから検索されるのだろうけれどそれが「素をもって絢となす」2005年の録音だったけれど、このデヴュー作は1993年の録音です。
共演者をみるとSylvain Lucが6曲目でギターをひいていたり、リチャード・ボナがベースを弾いて歌を歌っているけれど、こんな前にいたんだっけ。1995年にザヴィヌルやエリック・レニーのアルバムに参加しているのがディスコ・グラフィーでは乗っているけれど、1990年には学生だったのだから、この録音がはじめかもしれません。8曲目だけれどそれが1999年にだした初リーダーアルバムとほとんど同じ歌い方をしているから驚きます。
横道から入ってしまいましたが1曲目、ガットギターの音をバックにアコーデオンとヴォイスのユニゾンは題名通り“河岸にて”淀むところや早い流れをみながらゆっくりと岸辺を歩くようです。
2曲目もミレのいかにもパリの広場にいるようなしゃれた“サント=カトリーナ広場”、この曲もヴォイスをいれるけれど今ならばこれはない方が良い。
3曲目は“エスターテ”このアルバムほかに“ラメント”とか“ブルー・イン・グリーン”が演奏されていてそれも楽しい。Jean-Yves Candela という人のピアノがフランス的な良い音です。
4曲目映画音楽かとおもったけれど、フランシス・ラッシュという人の曲。日本語の解説が全曲詳しく書いてあって親切、オーマガトキという新星堂の子会社からの発売だそうです。
5曲目音を少なくしてメロディをしっとりと弾くので、落ち着きながら一寸淋しい、1月のパリにいるという感じです。
7曲目、いかにもシャンソンという感じですが、これがアルド・ロマーノで8曲目がボナ。
Sur Les Quais / Daniel Mille
Accordion, Voice, Accordion [Accordina]– Daniel Mille
Bass– Vincent Charbonnier
Bass, Voice– Richard Bona (tracks: 8)
Cello– Martha Greese Vallon (tracks: 7, 11), Paul Carlioz (tracks: 11)
Drums– Thierry Arpino
Guitar– Sylvain Luc (tracks: 6)
Guitar, Vocals, Keyboards, Percussion– Jean-Christophe Maillard
Piano– Jean-Yves Candela (tracks: 3), Laurent De Wilde (tracks: 5, 10)
Viola [Alto]– Michel Renard (tracks: 7, 11)
Violin– Marie-Françoise Viaud (tracks: 7, 11), Thérèse Kipfer (tracks: 7, 11)
Voice– Rolando Faria (tracks: 6)
1 Sur Les Quais
2 Place Sainte Catherine
3 Estate
4 Elle Danse Avec Les Anges
5 Lament
6 Ramos De Delirios
7 Il Camino
8 Sisseya
9 Cravo E Canela
10 Blue In Green
11 Barcelone
12 Yta