
酔った勢いというかコットン・クラブの1stよ2ndを両方予約したけれど、これは結構大胆なことでした。
そのミュージシャンがアヴィシャイ・コーエン、ドラマーの人が予定から変わったけれどピアノ・トリオ、いやベース・トリオです。
自由席で名古屋と神戸の姫がご一緒で入り口のところでばったり会いました。
開演まえに姫たちとおしゃべりですが、2年ぶりぐらいなのにこっちの状況は割れていました。

ベースがアヴィシャイ・コーエン、ピアノがニタイ・ハーシュコビッツ、ドラマーが変更でダニエル・ドールという人でした。
1st
1
16時半ピッタリに白いシャツのアヴィシャイが登場、すぐにベースソロになったけれど一寸アンプ音が強いか、これほど近くで聴いているのだから生音だけで聴きたいというのはムリか。
2
1曲目は短めな小手調べで終わって2曲目、初生ピアノのニタイがクラシカルに弾きはじめ、これは最新アルバムからの曲だろうか、このライブセットリストは一切ひろえなかったから曲名なしです。
途中ベースとのユニゾン、こちらはアヴィシャイを聞き入ってかれど凄いユニゾン。2曲目でテンションは急激に上がりアヴィシャイ・ワールド。
3
ベースを自在に扱うということを考えるとこの人かもしれないと思う。アドリブとフレーズを実にスラスラと弾いてしまうのです。
そして長いコーラスで見せるテクは後半に向けて倍加していくのですから凄い。ピアノのニタイも楽しみにしていたけれど、これはアヴィシャイを聴くステージです。
4
クラシカルな清楚なピアノ・メロディ、墨絵のような陰影に始まってベースソロがより太い黒を添えます。ラース・ダニエルソンの繊細さとはまた違う太さがある繊細です。
ピアノのニタイはシャイ・マエストロと比較するとクリアーというかアヴィシャイのやりたいことにじつにうまく合わせられるという感じです。
5
アヴィシャイらしいたたみかけるようなリズム、ピアノとベースのインタープレーが行きかって、その場で曲調を変える演奏を繰り広げていると感じます。この曲激しくも優しくもなる曲だと思う。
ピアノがここでは激しくブローし、ドラムスはそれなりにあわせている感じです。
6
格調たかいピアノ・フレーズは室内楽のような正確な形から自由な形のベースが入ってきてJAZZの世界に、なんて自由に演奏する人なのだろう。
7
バロック的なみえおでぃで始まって、ピアノとベースのユニゾン、クラシックとかJAZZとか関係ない、後半の4ビートのカッコ良いことよ。
8
おなじみの曲だけれど、新しいアルバムの“SHLODRE”なのか、旧作の“SEVEN SEAS”なのか聞き分けできない。たぶん“SEVEN SEAS”かな。
たたみかけるようなリズムはドラムスもここにきて自由に叩きだしているし、CDでは決して聞くことができないベースのロング・ソロ声はライブに来た人だけの喜びでした。
この後アンコール2曲。エレベを弾きますとはじめて、新しいアルバムでもエレベを弾いているけれど振り返ってエレベをひいているアルバムこれしか知らない。
アヴィシャイ大好きな姫にご意見を聴き忘れたけれど、アコベでこれほどなのになぜエレベなんでしょうか。両方弾く人を思い出すと二つを違った形で演奏する人が多いように思う。
アヴィシャイの場合アコベもエレベも同じように弾いているよう思う。
2曲目のめちゃ速弾きのエレべ、これも弾き切ってアヴィシャイのベース音楽があるからとにかく凄かった。
で1stは終了、完全にアヴィシャイのベースを聴くステージと思ったのは2ndも聴いたからでその違いの感想もふくめて、長くなってしまったのでまた明日。