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デジカメ持って小旅行「坂東三十三箇所霊場6番札所長谷寺(はせでら)」

2009-06-11 11:27:59 | 旅行

            
            
            吽形仁王像
            
            阿形仁王像
 星谷寺から厚木市飯山にある長谷寺には迷うこともなく行き着けた。県道60号線、飯山観音入口の信号から朱塗りの橋を渡ってまぶしいほどの新緑の中の坂を上っていくと、仁王門の前の駐車場に着く。ある人がおびただしい車の行列を、湧き出てきたゴキブリに喩えていたのを思い出すほどの車の群れから、この緑に満ちた場所に来るとホッとする。
 寺の由来の説明板が見当たらない。ウィキペディアによると、神亀2年(725年)行基が開創したとも、弘仁年間(810年~824年)に空海が開創したとも伝えられる。とあった。ということは紛れもなく真言宗で、古義真言宗系高野山真言宗派の寺院である。そして本尊は、十一面観世音菩薩を祀っている。
            
            
            本 堂
 階段をゆっくり登っていくと本堂が現れる。両側に林立する石灯籠は、まるで閲兵の兵隊のようだ。
            
            イヌマキの古木
 このお寺には、厚木市指定の天然記念物としてイヌマキの古木がある。こちらには説明がなされていた。それによると「室町時代末期、多くの巡礼者の無事や参拝者の長寿を祈願して植樹されたと伝えられる。樹高17㍍、胸高周囲2.8㍍、樹齢約400年(伝承)ちなみに胸高は、建築用語で“きょうこう”と読み、立木の直径を測定する場合の基準となる高さをいう。日本では1.2㍍立木の山側に立って測る。そしてイヌマキについては、関東南部から沖縄の照葉樹林帯に分布する常緑高木で、沿岸地域では庭木として植えることが多い。樹高20㍍、胸高周囲7㍍、樹齢約600年に達するものもあるといわれている」
 参拝を終えたのは正午に近い時間だったので、コンビニで買ったサンドイッチが昼食になり、そそくさとつぎのお寺に向かった。一日六寺を巡るのは、何かと気のせくことではある。