
恋の行方は数々あるが、40歳のバツイチ女と25歳のグリーンカードを目的とした女との関係が曖昧な男のなんとも幼い恋物語。
バツイチ女サンディ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は二児の子持ち。夫の浮気を目撃して家を飛び出しニューヨークにやってきた。コーヒーショップでアルバイト中の25歳の男アラム(ジャスティン・バーサ)と出会い、子守を依頼したことからなるようになって子宮外妊娠に発展する。
はたと気づいたサンディ。こんな子供のような男と? 関係は自然解消。サンディは、テレビ局のアンカーウーマンに、アラムは世界を旅して見聞を広め成長した男になり、レストランで偶然再会する。手を握り合う暗示でハッピーエンド。
この映画、ラブコメとは言いながら、セックスに関するどぎついセリフに溢れている。しかも、サンディの二人の子供までセックス用語を連発となれば、かつての洗練された品格が持ち味だったアメリカ映画はどこへ行ったのかと言いたくなる。
この映画の監督はジュリアン・ムーアの旦那なのだ。洗練されたセンスが見えない夫も持ったジュリアン・ムーアが気の毒に思えるが、意外に夫婦ともどもこんなものなのかもしれない。料金を払ってまで観る映画じゃないなあ!



監督
バート・フレインドリッチ1970年1月ニューヨーク生まれ。

キャスト
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ1969年9月イギリス、ウェールズ生まれ。’02「シカゴ」でアカデミー助演女優賞を受賞。
ジャスティン・バーサ1978年7月ミシガン州ウェストブルームフィールド生まれ。

ジャスティン・バーサ