今週は、先週に引き続いてカツレツになった。このカツレツ、英語ではcutletで、フライまたはソテー用の羊や子牛の薄い切り身とある。肉なら何でもいいんだろう。
今回は鳥の胸肉をやってみた。水曜日(20日)夜から海水ほどの塩水に漬け込んだものを、土曜日の夕方に取り出して使った。出来るだけ薄く切って、メリケン粉→溶き卵→粉チーズを混ぜたパン粉をつけてフライパンで大さじ一杯ほどのサラダ油で片面1分半づつ焼いた。
それをじゃがいもを爪楊枝状にしたものを油できつね色に揚げた物を敷いた上にのせた。この爪楊枝状のジャガイモ料理を「ポム・パイユ」と言うらしい。わらのようなジャガイモと言う意味のようで大きなジャガイモを使ったほうがいいみたいだ。でも、家庭料理だから気にしない。
それにシーザーサラダ。冷蔵庫にある野菜類でいい。レタス、きゅうり、アボガド、トマトそれにカリカリのベーコンとクルトンを散らし温泉卵を添える。料理時間が2時間。結構疲れる。家庭の主婦は大変だろうな、と思う瞬間だ。特に共働きの女性にとっては。たとえ料理時間が30分であろうとも。多くの女性から男の料理は、お金がかかり後片付けをしないのでありがた迷惑だという声も聞こえる。私はちゃんと後片付けをするようになった。と自分では思っている。
さて、問題は出来上がった料理の味だ。とり胸肉のカツレツは、肉が柔らかくパサパサ感がないのがいい。しかし、胸肉そのものは味がない。何度も作りたい代物ではなさそうだ。肉にチーズを挟んでフライがよかったかもしれない。
それにシーザーサラダの温泉卵。黄身がもう少しトロリとすればよかったと思う。まだ、残りの胸肉があるので、陰干しのあと燻製にしようと考えている。ワインを飲みながら、ふと考えていた。食欲がある限り今しばらく生き続けるんだろうなあと……。今回は、一番美味しかったのはフランスパンだった。