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東西比較は、もうしなくていいんじゃない?

2013-11-13 16:49:12 | 社会

             
 東西、関東と関西の比較だが、いまだに同じことを繰り返している。例えば、うどんだし汁の色の濃いか薄いかということ。大まかに言えば関西は薄口醤油を使い、関東は濃い口醤油を使うだけの話だ。どちらも美味しい筈。

 美味しい筈と言ったのは、今から30年以上も前になるが、大阪のうどんが不味かった。正確に言えばだし汁が不味かった。これは想像でしか言えないが、だしをとる時には昆布も使う。この昆布が利尻昆布なら文句なく美味しい。ただ、この昆布は非常に高価。コストアップの原因になって、当然売価が上がる。うどん屋さんは安い昆布を使っていたのではないか。と思うわけ。

 現在美味しいといわれるとすれば、多分白だしを売っているように、業者向きの専用だしがあるのではないかと疑っている。ちなみに家庭で利尻昆布5000円分でだし汁を作ってもあまり美味しくならない。家庭料理というのは、どうしても少量になり本来の味が出にくいのかも知れない。

 それに、関西風のうどん店が東京にも多くなり、関西の人がディズニーランドや東京スカイツリーへ来ることもあって、もう黒っぽいだしにも驚くことはないだろう。

 このだしの話以外にも、整列乗車やエスカレーターの左一列か右一列かにしても、東京文化であり大阪文化といえる。

 去年スリランカへ行ったが、交通信号機をほとんど見なかった。みんな思い思いで交差点を行き来していた。最初はびっくりしたが、考えてみると日本のようにやたらと信号があるのも、なんだかすべて管理されているようで気色悪くなったものだ。

 そのように異文化の混在は、世界を刺激的にしているのも確か。ただ、日本の場合、特に女性の日常のファッションは、日本全国一律になった気がする。どこの地方都市へ行っても、東京と同じような格好だ。これが50年ほど前だと東京の流行が地方へ波及するのには半年ほどかかっていたように思う。
            
 今は瞬時だ。ということは違いのある文化を大事にし大いに楽しむのが賢明だろうなあ。したがって東と西の違いを言い立てても意味がない。
コメント
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