Wind Socks

気軽に発信します。

祖母、ママ、わたし。三世代が同じ男と寝ちゃったよ??? 「迷い婚~すべての迷える女性たちへ’05」

2014-01-21 17:35:08 | 映画

                
 その同じ男というのは、ボー・バローズ(ケヴィン・コスナー)のこと。サラ(ジェニファー・アニストン)は妹アニー(ミーナ・スヴァーリ)の結婚式に出席のため恋人ジェフ(マーク・ラファロ)ともどもニューヨークからカリフォルニアのパサディナの実家へ帰郷する。

 結婚式前夜のパーティでジェフから「6月25日結婚、翌年3月3日君が誕生。計算したことない? 8ヶ月と一週間で生まれてる」これについて色々と考えてみるサラ。

 祖母キャサリン(シャーリー・マクリーン)からも謎めいた「ママは結婚前に一ヶ月ほど旅をした」とも聞いた。調べていくうちにママの同級生だったボー・バローズに行き当たる。

 彼は成功していてサンフランシスコで講演会があるという。サラはニューヨーク行きからサンフランシスコへ変更。それがミイラ取りがミイラになる序章だった。この手の話は元の鞘に収まるもので、サラはジェフのアパートを訪ねる。

 8ヶ月と一週間という謎は、父親のアール(リチャード・ジェンキンス)の言葉で解決する。
サラ「聞いていい? ママと結婚する前…覚えてる? ママが数日失踪したのを」
アール「メキシコへ? ボーと?」
サラ「知ってたの? なぜ今まで一言も?」
アール「ママが選んだのは私だ」
サラ「戻った理由を聞いた?」
アール「愛ゆえだ。ボーとは冒険しか出来ない。人生は築くものだ。ママは謝り“すべて話す”と言ったが、必要ないさ。戻ったんだ。娘に話すことではないかも知れんが、ママが戻った夜お前を授かった。式前だがバレなかった」
サラ「パパ、でもどうして? 似てないわ。テニスは嫌いだし、私は車を飛ばすのにパパは安全運転」
アール「お前を乗せているときだけさ」
サラ「パパ!」
この映画の中で一番いいシーンだった。特にサラを演じたジェニファー・アニストンの微妙な感情の表現は見事だった。

 それにパサディナもニューヨークにも行ったことがないが、映像でその違いが分かるような気がした。カリフォルニアの青い空の下パサディナの明るい佇まい、1月のどんよりとしたニューヨークの雰囲気。どちらも魅力的ではある。劇場公開2006年5月
            
            
            
            
監督
ロブ・ライナー1947年3月ニューヨーク、ブロンクス生まれ。

キャスト
ジェニファー・アニストン1969年2月カリフォルニア州オークス生まれ。
ケヴィン・コスナー1955年1月カリフォルニア生まれ。
シャーリー・マクリーン1934年4月ヴァージニア州リッチモンド生まれ。
マーク・ラファロ1967年11月ウィスコンシン州チノーシャ生まれ。
リチャード・ジェンキンス1947年5月イリノイ州生まれ。
ミーナ・スヴァーリ1979年2月ロードアイランド州ニューポート生まれ。