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ハワイ名物「スパムおにぎり」を作ってみた。

2015-10-05 17:17:28 | 料理
   
               
 以前から知る人ぞ知るという食べ物のようだ。私が知ったのは、マイクル・クライトンの遺作「マイクロワールド」早川書房刊の中でだった。マイクル・クライトンは「ジュラシック・パーク」が有名だろう。

 「マイクロワールド」は、ハワイ諸島オアフ島がその舞台となっている。陰謀に巻き込まれた昆虫学や植物学、生物毒などの大学院の研究者7人が、ある装置で100分の1に縮小される。2センチにも満たない7人がオアフ島の密林から脱出を試みるというお話。

 その中でこの食べ物のくだりがある。「ダン・ワタナベ警部補は、ダウンタウン・ホノルルの軽食堂、(デラックス・プレート)のテーブル席につき、スパム・スシを指でつまんで食べようとしていた。
 このスシは、チャーハンを球形に丸め、海苔でくるんだもので、真ん中にスパムの塊が入れてある。ひとくちかじった。海苔にチャーハン、そして塩味の強いポークのランチョンミートとが、口の中で渾然一体となった。ハワイ名物の独特の味わいを堪能しながら、ゆっくりと味わう。兵隊の食料としてハワイに大量にスパムが送り届けられたのは、第二次世界大戦中のことである」

 このスパム・スシをネットで検索すると言葉通りの料理はヒットしなかったが、スパムおにぎりとして多くヒットした。写真を見ると白いご飯に乗せたスパムを海苔で巻いてあるのが多い。チャーハンのスパムおにぎりは見なかった。白いご飯のスパムおにぎりを食べた人の多くは、美味しいと絶賛する。これを発案したのが日系人という。

 さて、作る前に市販されているのか調べてみた。スーパーのイオン、コンビニのセブンイレブン、ローソンのいずれも見なかった。

 自家製でしか味わえないとなると貴重な食べ物と言うことになる。そして作ったのは、味ご飯に乗せたものと白いご飯のスパムおにぎり。ポークの匂いが漂いかなり美味しい。ただし、毎日は飽きがくる。

 白いご飯ばかりでなく、味付けを工夫すればさまざまなアレンジを楽しめる。本にあるようなチャーハンやスシ飯にも試してみたい。そして今度ハワイへ行くときは、12月にホノルルがライト・アップで輝くホノルル・シティ・ライツ期間に行きたいとは思う。
         
         
そのホノルル・シティ・ライツを歌った「Honolulu City Lights」をKeola and Kapono Beamerでどうぞ!