平成17年の菓子統計によるとお菓子類の全体の販売額は31,482億円で和生菓子の販売額は4800億円となり全体の15,2%を占めている。
「景気低迷期に生じた贈答品需要と法人需要の減少はいまだ充分に回復していないが、生活文化に密着した需要が根強いことに加えて、和菓子の主要原材料が持つ健康性が浸透度を増していること、若い客層の増加が報告されていることなどもあって、自家消費は堅調に推移している」とやや楽観的ではあるが、そう思わない人もあってニューズウィーク日本版に「うなぎパイの春華堂がニューヨーク進出、うなぎパイ抜きで!」という記事を掲載した。
記事の詳細はリンクを貼ることにして、浜松市内だけの7店舗を構える春華堂の有名商品が「うなぎパイ」。うなぎの蒲焼を連想させる平べったいパイ。それの売り込みではない春華堂は何を目論むのか。
2003年の映画「恋愛適齢期」、ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーヴス、フランシス・マクドーマンドなどの出演で大人の恋模様を洒落た感じに仕上げた作品だった。その舞台がハンプトン・ビーチ。
そして春華堂がブースを設けたのが毎年夏にニューヨーク郊外の高級避暑地ハンプトンで開催されるイベント「Chefs & Champagne(シェフズ&シャンペン)」だ。
超一流の料理人たちが全米から集まり、舌の肥えたニューヨーカーたちを相手にそれぞれ「至極の一皿」を振舞うというのがこのイベントの主旨。
春華堂はニューヨークでミシュラン1つ星をもつニュージーランド料理店「ザ・マスケットルーム」のオーナーシェフ、マット・ランバートとタッグを組んでスポンサー企業として参加していた。
さて、その至極の一皿とは、五穀せんべい「山むすび」を使用したマグロのカナッペとフォアグラを五穀最中「よつ割り」でサンドしたアミューズという。好評を博したらしい。
二つとも食感が想像できて試して見たい気がする。日本の伝統食文化も別の文化を持つ人のセンスを加えると新たな一品誕生の見本に思える。春華堂の目論み記事の詳細はこちらにリンク。
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