
エンジェルスと契約、念願のMLBという舞台に立てる大谷。投手部門ではヤンキースの田中将太、ドジャーズからFA中のダルビッシュ・有、ドジャースの前田健太がいる。
今シーズン田中は好不調が激しかった。ポストシーズンで面目を保った。ダルビッシュもポストシーズンの大事な試合2試合を落とした。前田はそこそこ頑張ったという状態だった。期待外れと言ってもいい。
そこで注目されるのが二刀流をトレード・マークにする大谷翔平。名門ヤンキースをはじめドジャースやレッド・ソックスも書類審査で落として、西海岸のアナハイムを本拠地とするエンジェルスを選んだ。
「縁を感じたから」というのが主たる理由。別の理由を挙げる新聞記事もある。「市場規模の小さい球団で日本人選手が所属し活躍していないのがいい」という。
「市場規模の小さい球団」というくくりを考えたが確たる推測ができなかった。そして「日本人選手が所属していない」という条件は、ここから斜めで見ることになるが、まず大谷翔平は、新新人類に属するだろう。
日本式のウェットな先輩・後輩という関係を嫌ったのだろう。それともう一つMLBに行ったからには、通訳を必要としないぐらい英語力を身につけようと決心したはず。日本人選手がいるとどうしても日本語を話さなくてはならない。それもうざったい話だ。高校卒業と同時にMLBを希望したのもすべては彼の遠大な計画によるものだと思う。
日本人選手にいつも影のように存在する通訳なしのインタビューを、2年後には見ることが出来るのではないか。160キロの速球と投手としてのホームラン数も興味の対象だが、私はこの英語力にも関心を持っている。ケント・ギルバートが放送で呟いた「大谷はカッコいいですね」。
さらに今朝の新聞(12月14日)に週刊文春の広告、「エンジェルス大谷翔平 女子アナ、女優とは結婚しない」というキャッチコピー。
ひょっとするとアメリカ女性が視野にあるのかも。それは賢明な判断だ。日本人の人種改良という点からもいいね。