ニューヨーク現地時間6月30日、エンジェルスとヤンキースが対戦した。この試合、大谷翔平がピッチャーと1番打者で出場した。前日の試合で、27号と28号ホームランを打っていて、この試合も奪三振ショーとホームラン・ショーを期待した人も多かったはず。
ところが、そんなうまい話ではなかった。打っては第1打席ライト・フライ、投げては7失点、4四球、1デッドボールで1イニングもたずに2死で降板。最悪のピッチング。
「こういうこともあるんだ」と試合の興味がなくなりテレビのスイッチをオフ。そして、その日の夕方パソコンを立ち上げて見たのは、エンジェルスが11対8で勝っているではないか。2回の降雨中断の後、9回にエンジェルスがヤンキースの抑えの切り札チャップマンを打ち崩しているのだ。
その回に満塁ホームランを含む7点をとっている。チャップマンもいい投手ながら、逆転負けという悲哀を味わった。初回にエンジェルスが7点を失い、9回にヤンキースが7点を失うという想像も出来ない結果に終わった。
ベーブ・ルースの呪いかと思ったが、むしろ大谷翔平の運の強さといえるかもしれない。ある人が言っていた。「ツキや運に恵まれるのも、実力の内だ」
なるほど、そうだろう。この記事を書いている7月3日昼過ぎ、対オリオールズとの試合で、連続ホームラン、29号30号を放ちホーム球場を沸かせている。1919年のベーブ・ルースが年間10試合以上登板、29ホームランを打ったのをあっさりと102年ぶりに越えた。
オリオールズとの試合は、9回裏7-7の同点四球で出塁、盗塁、適時打で生還、8-7で勝利。大谷翔平は、予測不可能なアスリートだ。
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