猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

COMの中の女性作家 ⑥ 市川 ジュン 「星の国々」

2007年10月22日 14時04分50秒 | まんがエリートのための雑誌 COM
 COM 1968年12月号 まんが予備校 児童まんがコース 「星の国々」 24P 600点満点中 355点を取ってトップに部分が掲載されています。

 最近刊行の女性向けミステリーまんが雑誌 (ミステリーサラ グリーンアロー出版社 10/13 創刊) の表紙に 市川 ジュン氏 のお名前を見つけました。20年くらい前までは OFFICE YOU などに描かれていましたが、最近はミステリー傾向のものを描かれているんですね。サクラミステリーが7月で休刊後、この ミステリーサラ で「鬼国幻想」の続きを描いてらっしゃるようです。


ウィキペディア(Wikipedia)より 市川ジュン


市川ジュンさんの私設ファンサイト → 陽の末裔


 私この方の作品はあんまり知らないのですが、なになに女性の側から見た歴史にスポットを当て、平安から近代まで…とな、陽の末裔(1985~1989)などの長編を読んでみようかな~。1972年のデビューから現在まで途切れず描かれている、大変息の長いまんが家さんです。

 さて、例によってCOMで見たな、と探してみると有りました、1968年にまんが予備校に投稿されていますね。19歳の時で、絵柄は石森タッチと水野タッチが混在する可愛らしいものです。

星の国々 あらすじ

 白樺の若木と大きな切り株のある 「小鹿たちの家」 と呼ぶ広場で、ミワッペや襄 (ジョー) たちは 「おはなしの日」 を決めて集まってはメルヘンを話していた。次々に語られるファンタジックなお話。
 そこには子供達に混ざって 「星々の野の花を売る花売りの老人」 も来て耳を傾けている。ある日その不思議な老人は、ミワッペの語る 「遠い星の国の話」 は正確じゃよ、と話しかける。少女の語るおとぎ話がラストで現実になるのだ。

 指導の 藤子不二雄氏 (当時は分かれていない) は、優しい神経の配りがあって、非常に楽しい作品だ、ストーリー作りに丹念なところが良い、と言ってます。又、話の中に出てくる星の国々の部分は夢があるが、もう少し星の国というイメージを盛り込んで欲しかった、とも。

 全ページ出ていないので私も他の部分は想像するだけですが、メルヘンだけどそれだけで終わっていないところがいいようです。

 市川氏については詳しくないので、詳しい方・ファンの方いらしたら、ぜひコメントで教えて欲しいです。お奨めの作品名など、お待ちしています。

コメント (6)
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