猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

COMの中の 泉谷しげる投稿作品

2008年01月21日 09時30分06秒 | まんがエリートのための雑誌 COM
    COM 1969年2月号 ぐら・こんまんが予備校 児童まんがコース投稿作品 作者名は、ひらがなで いずみやしげる となっている。
 
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の泉谷しげるの項目に → 泉谷 しげる

 漫画雑誌『ガロ』に投稿し、漫画家を目指そうとしていた とあるし、どこかで見た泉谷氏のイラストにも絵柄が似ているので、COMのこの投稿作品も当時20歳、いまや俳優でシンガーソングライターの 泉谷しげるさん (本名 泉谷 茂)なんだと思う。 

        公式サイト → "IZ"

 9ページの作品で全部は載っていないが、選者の つのだじろう氏 の解説を読むと私には児童まんがというよりギャグまんがや風刺まんがに近いものに思える。
 マンホールから突然出てきたゴリラそっくりの獰猛そうな男が、世の不条理を腕力で一瞬にして解決し、又元のマンホールへ帰っていく、というようなお話らしい。全学連と機動隊を一まとめにして月世界へ殴り飛ばす、なんてエピソードは痛快である。

 この号は選考がむずかしかったらしく、佳作作品が全ページ載っているあとで7作品小さく紹介されているが、そのうちの三番目で総合点600のうち350点取っている。半分ちょっとと思うなかれ、このまんが予備校で300点以上行く人はまれなのだ。
 とくに選者の つのだ氏 は、

 企画の着眼点は今月の作品中随一 ! ぼくが数年来あたためていた企画とまったく同じでびっくりした。こうなるとプロももたもたしてはいられない。じつにりっぱ、りっぱ ! 

 と手放しで褒めている。着想が当時から人と違っていたのでしょうか、その後の歌作品の歌詞にも通じているような気がします。

 その後、まんが家にはならないで歌の方に行かれたようですが、最初に所属していたエレック時代のアルバムの再販版のアートを自身のデザインにしていたり、映画 (狂い咲きサンダーバード) の美術を担当したり、画家としても活躍しているようですね。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 泉谷 しげるの項を参考にしました。)


 おまけ画像  ↓   この号のぐら・こん支部だよりに載っていた「みなもと太郎君の 真夜中のこねこ 1カット」 


                     


                     可愛い~~みなもと先生いくつの時なんでしょうか。


 PS. ちゃととさんから、長年の疑問が解けました、と嬉しいコメントを頂きました。こういうことってありますよね~。お役に立てて私もとっても嬉しかったです。
 今後もCOMのことで何かあったら、漫画好きな方ならご遠慮なく問い合わせください。なにしろ初期COM全巻を持っていることが、私が唯一漫画好きの皆様にお役に立てることなんで。出来たら何年ごろとか、夏だったとか秋だったとか分かると探しやすいんでお願いします。
コメント (6)
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