猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

「若尾文子映画祭 青春」アンコール上映 4 「卍 まんじ」

2016年01月19日 19時22分12秒 | 映画
      ↑ 見るからに怪しいお二人。

原作は谷崎潤一郎の同名小説で、脚色新藤兼人、監督増村保造の文芸作品です。
谷崎潤一郎の小説は結構エロイもの多いですよ。(笑)

Movie Walkerのページ → 卍(まんじ)(1964)

美術学校で知り合った、目が特に魅惑的な徳光光子(若尾文子)と弁護士柿内孝太郎(船越英二)の妻でコケティッシュな柿内園子(岸田今日子 )。
始めは校内の噂から始まった話だったが、魅力的な光子にすぐに夢中になっていく園子。
しかし光子に自称婚約者の綿貫栄次郎(川津祐介)という情夫がいることが分かり園子は絶望する。
それからは綿貫と光子を別れさせようとしてかえって綿貫の思惑にはまっていったり、狂言自殺を図ろうとして夫である孝太郎を巻き込んだりと、悪い方悪い方へと転落して行き、最悪の事態へと転がり落ちていく。

何といっても園子にとっての ファムファタール である光子役の魅力がなければこの映画は成立しないわけで。
その点若尾文子さんの光子は派手目のお洋服と相まって、ピカピカと光っているような美女っぷりが半端ないです~。
園子役の岸田今日子さんも怪しい魅力は文子さん以上。
このお二人だから映画を見ている人も納得のストーリー展開となっています。
普通ならここまでのめり込まないよね~というところがあるのですよ。
それとチンピラ役ではあるけれど、綿貫栄次郎役の川津祐介の存在感がありますね。
マジで怖い。
こんなのに捕まったら光子のセリフではないけれど、一生付きまとわれそう。

異色の同性愛もの映画ですが、妖しい雰囲気を楽しむだけでも見て損はないと思いますよ~。
コメント
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