猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

市川崑映画祭 1 「吾輩は猫である」

2016年01月23日 13時53分23秒 | 映画
       ↑ 映画祭のチラシ等

生誕100年の記念映画祭として角川シネマ新宿にて、「市川崑光と影の仕草」が一挙上映中です。

ホームページはこちら → 市川崑生誕100年記念映画祭 光と影の仕草


これは角川シネマ新宿が「雷蔵祭 初恋」「若尾文子映画祭 青春」に続いて開催するものです。
良い企画ばかりです。
もっといろいろやってくれると期待しています。

私が最初に見てきたのはこれ。   ↓

  Movie Walkerのページ → 吾輩は猫である

これ、封切り時に私見ています。
昔から猫好きだったので外せません。(笑)
内容は猫の事ではないんですがね。
それは小説読んでいてわかっていたし。
映画の方も 苦沙弥先生(夏目漱石つまり自分がモデル) の家に集まるインテリ達の世相批判などが続いたりします。

市川崑は「キャスティングは演出の70%」が持論だったということで、ぴったりはまったキャスティングが楽しいです。
苦沙弥先生に仲代達矢、迷亭(二葉亭四迷がモデルかな~)に伊丹十三、苦沙弥の教え子だった 寒月君 に岡本信人が飄々と。

鼻持ちならない実業家夫人 鼻子 は岡田茉莉子(相変わらず色が白くて綺麗)その娘 富子 に篠ひろ子。
篠ひろ子、可愛くてホクロ見て一瞬 南野陽子 と思っちゃったよ。(笑)
苦沙弥家のお手伝い おさん が上原ゆかりちゃんで、可愛い顔で難しい演技してます !
苦沙弥家と言えば、苦沙弥の細君は 波野久里子(歌舞伎役者十七代目中村勘三郎の長女)  で、これが又上手い演技してます。
大げさな仕草で演じるのではないのです。
当時の多少インテリ(苦沙弥先生は英語の先生)の奥さんだけれども下町のおかみさん的な下世話なところも見せ、家を守るためなら涙を見せながら頭を下げ、という雰囲気演技が素晴らしい。
自然過ぎて映画後半までこの人誰だっけというのが出てこなかった。
本当の 細君 と思って見ていた、みたいな感じ ?

他に島田陽子、篠田三郎、前田武彦、左とん平、三波伸介、緑魔子、春川ますみ、蟹江敬三 などが出演しています。
吾輩猫役はティム君というロシアンブルーに見える雄猫が演じていますが、私的には実際夏目家に飼われていた 黒にゃんこさん が見たかったです。
黒猫は クロ という近所の車屋の猫が出てきますけどね。

大体原作通りのストーリーで目新しい所はないのですが、とにかく役者さんたちが達者で達者で演技みているのが楽しくて時間が経つ映画でした。





          次はリバイバルされて大ヒットした、あの大傑作を見る予定のトミー。







コメント
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