猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

映画 「グーグーだって猫である」

2008年10月20日 14時36分38秒 | 猫・犬・動物
     goo映画 → グーグーだって猫である



 猫である。マンガ家の話である。原作は 大島 弓子さん である。主演の 小泉 今日子さん は近頃新聞の書評欄 (読売新聞) などで良いお仕事をしている。見ずにはいられないってもんで、長い休みの初日に行ってまいりました。

 猫映画じゃないです。原作が少女マンガ家 大島弓子氏 のエッセイマンガなので、内容はマンガ家の日記のようであったり、アシスタントさん達の青春物語であったりします。大島ファンは見とくべきでしょうね。

 一人で生きる40代女性の日常は最近話題の 「おひとりさまの老後」 を読まないといけないな、と思い出したり、アシさん達のいろいろは 男性版 「黄色い涙」 みたいだと思ったり。

 特にはっきりしたハッピーエンドとか結論めいた物のない映画なので、人によってはあんまり面白く感じられないかも…。同年代の人にとっては凄く深いことまで考えさせられる映画だし、逆にぼーっと見てるとつまんない映画に思えてしまうかも知れません。

 でも私は大島氏の原稿が出てきたところでこれ、本人の手かしらとか、出版記念パーティーってこんな感じでやるのかしらとか映画の背景が面白かった。このパーティー場面には本物のマンガさんたちが出演していて探すのも面白かったですよ。

 もう一つこの映画の特徴といえば、吉祥寺という街の、現在の風景ビデオになっているところ。多分大島氏の住んでいる近所の場所がいっぱい出てきます。井の頭公園はもとより飲食店なども氏がよく行くところかも知れない。
 昔、子供の頃埼玉県川口市に住んでいた私にとっては、吉永小百合主演の 「キューポラのある街」 が子供の頃のうちの家庭ビデオみたいなのだが、きっとこの映画も今 吉祥寺 に住んでいる人には後に懐かしい自分が撮ったビデオのように感じられるのだろうか。
コメント (9)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お知らせ。 | トップ | マンガ家の絵柄の変わるとき... »
最新の画像もっと見る

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最近は・・・ (ブック)
2008-10-21 00:52:53
お久しぶりです・・・
この頃本当に映画なんて行ったことないんです・・・
映画の前に本屋にいってるので仕方ないですね

この映画も興味はあるんですよ・・・原作も悩んでるくらいですから
どうしようかな~映画館のでっかいスクリーンは魅力ですけど
DVDまで待ってじっくりいろんなところを観察するのも面白いかな~
返信する
観たんだ (満天)
2008-10-21 15:12:41
ほうか~猫映画じゃ~ないのか?
最近本屋にズラ~っと並んでおるじゃろう
大島さん好きとしては…買うべきかっと
悩んでおりやした(笑)
漫画エッセイは映画とも漫画とも別だしの~
どうしようかな~(ハハハハハ)

下コメ。
専業主婦さんのお悩みみたいなことを言ってますの~(ハハハハハ)気が付いたら夕方だった
そうなんですよ。何かをしようっと計画を立てないと「アッ」っという間に休みは消えるのだ
頑張って後半をエンジョイするのだ~(笑)
返信する
どうしようかな? (ちゃとと)
2008-10-21 22:47:23
『綿の国星』以降、殆ど大島先生の漫画を読んでいないオールドファンなのですが、行こうかなと考え中。
原稿が出てきて、本物の漫画家さんが出てくるんですね!私もそちらに興味津々です^^
返信する
私も観ました♪ (つる)
2008-10-22 14:14:13
先月、子供たちふたりと一緒に(夫は仲間はずれで)観てきました。
次男が我が家にある「グーグー」を読んでたのね。それで「それ映画にもなってるんだよ」と言ったら「観たい!」と言うので。
一昨年から夏休みのイベントが『家族で映画』なんだけど、今年はしらんぷりして通り過ぎてたのでじゃあコレ3人で行こうか、って。
長男はもうちょっと違うのが観たいというのでじゃあ今回は次男とふたりで行ってこようかな、アンタ別の日に行く?とか言ってたんだけど当日になったらやっぱり行く、というので一緒に。
そして3人ともとても楽しみました。私も「良い映画を観た♪」ととても気持ちよくなった。
その時の感想から↓

**************

原作者大島弓子はあのふわふわした一見たよりなさそうな線でちょーリアルな心象を描く。現実の生活感を描きながらもどこか現実離れした空間を感じさせる、原作者本人がとても軽やかに生きていることを感じさせる方ですが、映画もそういう大島さんの立ち位置のようなものを巧く表現しているように感じました。

前半はわざとらしいほど出演者がスクリーンの外の観客に話し掛けてくる、何時の間にかストーリーの中に引き込まれ登場人物の過去の思い出や猫の心の中、夢の中のような出来事にまでも連れて行かれる。
以前の飼い猫サバの死で始まり新しい生命グーグーに振り回されほのかな恋心が描かれ命と死と癒されていく心理と生きている喜びと人との信頼関係と猫との信頼関係と世界との信頼関係と自信と様々な空間と感情がきれいに織り出され軽やかに終わる。良い映画でした。

**********

とても静かな豊かな気持ちになりました、普段だと家に帰るとすぐゲームだなんだの子供たちがこの日は帰ると(マンガだけど)読書。
1~2時間静かな時間があってふたりともなにがしかを感じ取ったんだろうと思った。
返信する
連投失礼します。 (つる)
2008-10-22 15:20:06
アップされてるグーグーの写真、右上に映ってる敷物はインドネシアのものかな、と思って映画観てました。布類はインドネシアのものが多かった様子で、個人的に感心したりさびしかったりしました…すごい勢いで過去の美しい物が減ってるんですよね、だから良心的な価格で手に入れられるまともなモノってインドネシアのものくらいかな、って感覚が数年前からあるので。
今だって美しい物を作る人はいるんだけども、一瞬のブームで終わってしまったりするので職人は立ち行かず技術を伝える後進を育てられずしかも材料もなくなっていく、感じ。

さびしー
返信する
邦画はね。 (トミー。(管理人))
2008-10-24 09:48:26
 ブック様
 人気のある洋画はともかく、普通の邦画は1年もすればTVでやるかDVDになるから待っててもいいよね。

 私のうちってビデオを見る習慣がなくて、DVDに至っては機械さえない。PCで見られるんだろうけど、見てる時間がない、というのが本当かな。ひとり暮らしの時は住んでるマンションの1階がビデオ屋で休日は結構見ていたけど。

 そのくせ映画を外で見る時間が有るのも不思議だけど、叔母が同居してるから遊びはもっぱら家の外、という癖があります。

 確かに、映画館の大画面で見たほうが迫力の差が歴然、という映画も有って、後でビデオで見てがっかり、という映画も有りましたが、まったく別物というものでもないと思います。

 これはDVDでもいいんじゃないの 
返信する
観たよ~。 (トミー。(管理人))
2008-10-24 09:54:33
 満天様
 うん、休みになったらすぐに観ようと思ってて、すぐ見に行った。

 じつはあまり期待してなかったんだけど、結構面白かったよ。というのはマンガ家さんの裏が少し見られた気がしたので。大島さんの生原稿とか見られたしね。そういう興味だけで見てもいいかもよ。

 早休みも終盤、頑張って外に出て前から行きたかったところも行ったけれど、今日は大雨で1日PCの前にいてこうしてコメ返しなどしないと溜まってしまってます~
返信する
生原稿。 (トミー。(管理人))
2008-10-24 10:01:25
 ちゃとと様
 あ、そういう映画のつくりの裏みたいなの見るだけでも面白いよ、これ。

 ここはどこの店かなとか、これはどこの何通りかなとか、この部屋は大島さんの描く自宅にとてもよく似た造りだけど (ベランダのすぐ前が林になってるとか) まさか本当の自宅じゃないよね、よく探したな~とか。私ほとんどそれしか見てなかったかも。

 大島ファンなら楽しめると思います。
返信する
感受性の良いお子達だ~。 (トミー。(管理人))
2008-10-24 10:10:57
 つる様
 男の子二人がこの映画を観て、その後静かに考えながら時を過ごしたってのは結構凄いことに思える。原作読んでてもね~。日ごろのお母様の押し込みの良さに思えるわ。

 きっと女性の気持ちがよくわかる、いい子に育つね~。ああ婿に欲しいかも。。。娘いないけど。

 最近私も映画見てもマンガ読んでもつい後ろのもろもろが気になって没頭できないときがあって、年取るって結構つまんないことなんだと思うときもある。反対に楽しみが広がったと思えば言いのかしらね。

>良心的な価格で手に入れられるまともなモノってインドネシアのものくらいかな

 そうなんだ、アジアテイストのものはあまり好きではなかったんだけど、中でもインドネシアは結構いいのね。今度手にとってみよう。情報ありがとう。
返信する

コメントを投稿

猫・犬・動物」カテゴリの最新記事