ネットをさまよっていて、こんなファイルをゲットしました。
・MZ-80 SERIES BASIC解説
・MZ-80 SERIES SYSTEM PROGRAM
どちらも、PDFファイルで、大昔のパソコン(当時はマイコンと言っていた)のマニュアルです。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1212/25/news130.html
どんな経緯か知りませんが・・・製造元であるシャープが公開してくれたようです。
ということで、ありがたく、ダウンロードさせてもらいました。
MZ-80は、私にとっての初めてのパソコンであり、高校時代はこれ無しでは語れません。
おそらく、今でも実家の物置に安置されていると思いますが・・・
現在は、廃棄するのも面倒だろうなぁ。
MZ-80は、電源を入れても、何もできなくて・・・
何をするのにも、カセットテープからプログラムを読み込んでいました。
BASIC言語で書かれたプログラムを実行するには・・・
電源ON
まずは、BASIC言語をカセットテープで読み込ませて・・・
さらに、BASICで書かれたプログラムをカセットテープから読み込ませて・・・
さあ、「RUN」エンター
と、やっていました。
私の人生、MZ-80と出会わなかったら、きっと全然違ったものになっていたと思います。
いやぁ、懐かしい!!
しかし、今考えると・・・この当時のパソコンはめっちゃ遅かったように思います。
特にBASIC言語は・・・
私はよく、パズルの解析をやっていたのですが・・・
答えを出すのに何日か動かし続けたこともありました。
本体が(CRTのディスプレイや大きな電源が!?)結構熱くなるので、本体を開いてうちわであおいだりしました。
BASICが遅いので、アセンブラ(マシン語)も勉強しました。
そして・・・純正のシステムソフトも買ってもらいました。
(確か20,000円・・・よく、こんなものを買ってくれたなぁ)
これは、テキストエディタ、アセンブラー、リンカーとデバッガーの4つのシステムソフトがセットになっている、本格的なものだったのですが・・・
まじめに開発すると、めっちゃ大変でした。
まずは、テキストエディターをロードします。
Z80のアセンブラプログラムのソースを打ち込みます。
打ち込んだソースプログラムをテープに書き込みます。
アセンブラをロードします。
さっき、書き込んだソースをロードします。
アセンブルします。
エラーがあれば・・・
テキストエディタをロードします。
テープに書き込んだソースをロ-ドします。
ソースプログラムのエラーの部分を修正します。
修正したソースプログラムをテープに書き込みます。
アセンブラをロードします。
ソースプログラムをロードします。
アセンブルします。
・・・
アセンブルが成功したら、その出力のファイル(リロケータブルバイナリ・・・とか言っていた)をテープに書き込みます。
リンカをロードします。
アセンブラの出力したデータをロードします。
リンクします。
できたオブジェクトファイル(アブソリュートバイナリ・・・とか言っていた)をテープに書き込みます。
これで、やっと実行ファイルが完成・・・
という、とっても長い道のりと根性が必要でした。
で、私には、その根性も忍耐力もなく・・・20,000円の投資は、無駄に終りました。
ごめんなさい・・・
結局、マシン語でのプログラムを作る場合は、ハンドアセンブル(つまり、手作業でマシン語に変換)する方が速くて楽でした。(笑)
ところで、さらにこんなページを見つけました。

http://blogs.yahoo.co.jp/nagusa_kei/50745001.html
愛好家が居るんですね・・・
素晴しいです!!