「漸く夏が帰ってきました」と言われるほど、8月に入って涼しい日が続きました。
7月の後半は35度くらいまでの暑さが続き、8月になると日中でも20度以下が続きました。これからやっと又30度以上に復帰です。
猫さんは寒いのが嫌いですから、きっと夏温度を喜んでいることでしょう
世界の多くの国では9月に新学期が始まります。
ロシアでは新学期に向けて全く新しい歴史教科書が発行されました。「歴史的記憶は捏造してはならないものであり、学校では客観的な史実が教育されねばならない」というのが歴史教育の根幹である、ということです。
学校で「正しい歴史」を教えるため、1970年から2000年までに期間が抜本的に改訂され、特に2014年(ロシアのクリミア占領)以降について新しい章が設けられています。
重要なのはロシアに対する西側の敵対姿勢で、その核心は「アメリカからの圧力」「歴史の捏造」「ナチスの再活性化」「ロシアの社会混乱」を眼目としているのだそうです。
独立した立場の歴史学者の分析では、この教科書では全く一方的な歴史叙述がなされ「その他」の史実は完全に無視されています。
要するに「ソヴィエト時代の情報局の公文書」と同じだということです。しかも、この教科書を批判できるような教師は「西側の歪んだ歴史叙述を持ち込もうとする危険人物」として排除されることでしょう。
果たして、そんなメチャクチャな「捏造による『歴史の訂正(という名の捏造)』」がまかり通るものでしょうか?
ロシア内部では可能なのかも知れませんが、それによって世界史を二分することができるでしょうか?
猛暑、山林火災、水害(オーストリアやスロヴェニア)、台風など問題山積みのところに更に難しい問題が加わって鬱陶しい夏ですね
(もう立秋は過ぎたけど)