みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

ふたつの楽器

2022-02-26 | その他


ウクライナの民族楽器バンドゥーラ




この人物はコサックの服装をしています。

バンドゥーラの調べ



ロシアの民族楽器バラライカ




バラライカには色々な大きさがあり、写真のものは、最低音部のコントラバスバラライカです。

バラライカの調べ(カリンカ)


私がバンドゥーラとバラライカを知ったのは、まだソ連時代でした。要するに両方ともスラブの民族楽器と思っていました。
もう何年も前ですが、昔ちょこっと独学したロシア語をちょこっと思い出そうと国民大学のロシア語コースに通ったことがあります。
あるときバラライカの話になり、私が「バンドゥーラもあります」と言うと、先生が「あれはウクライナの楽器だ」と一刀両断。
その短い言葉には敵意と軽蔑が感じられ、ゾーッとしたものです
全てのロシア人がウクライナを蔑視しているとは思いません。どちらの国にも、相手国を理解し親しい友人がある人たちもいることでしょう。
一刻も早くウクライナに平和が戻りますように




プーチンのウクライナ侵攻は、第二次大戦の出発点となったナチス・ドイツのズデーテン地方併合を思い出させます。プーチンは、自分の言いなりになるウクライナを捏造しようとしているのでしょう。




ロシア軍による爆撃や砲撃を避けるためキエフの地下鉄に避難している人々。ワンコも一緒にいますね。







ネコのニコッ

2022-02-23 | かりねこ


スーパーニャンデーは終わっても、愛猫家にとっては365日(時々366日)「猫の日」ですよね








上の仔猫ちゃんは、ドイツの保険会社のHPから拝借。「猫の気持ちを理解しよう」という記事のものです。
家族の一員である猫さんの言葉や気持ちは良く分かってあげるのが家庭円満の秘訣


猫さん同士のお喋りも可愛いですね 御存知の方が多いと思いますが・・・
愛らしい猫さん同士のお喋り、リンクしておきます






スーパーニャンデー

2022-02-20 | かりねこ


にゃんにゃんにゃんの猫の日を控えて、可愛い猫さんをアップします  

















少女と仔猫さんの写真には「フリー画像だけど肖像権を考慮してね」と注意書きが付いています。でも、写真が10年以上前のものなので、この少女も今ではレディー。
つまり、この写真から本人に行きつくことはないでしょう

さて、ここで言いたいのは・・・
今年の猫の日は「ニャン〇ニャンニャン・ニャン・ニャンニャン」で、ちょっと「豪華?」ですが
何と2222年2月22日は超ゾロ目のスーパー猫の日です


「それがどうした?」と言われても、どうでもないのですが・・・200年なんて地球の歴史の中では一瞬に過ぎません。
私たちのそばに猫さんがいることに感謝しましょう


International Cat Day






イケメン

2022-02-17 | おきにいり


両生類爬虫類は、嫌われたり、一部の人々から溺愛されたりする方々ですが、私は美形の多い種族だと思っています



最近見つけたイケメンさん(美女かも知れないけど・・・)





パッチリした大きなお目目、キリッとした口元、色は地味ですが、それを補って余りある美形だと思います
近年メコン川流域で発見された多くの「原住民」のひとり。

パセリガエル科の親戚筋でスキアシガエル類に属する方です。

英語WikiではEastern spadefoot toadのお仲間で、新発見種なので、まだ固有の名称はないようです。


WWFレポート(PDF)


 私はイケメンという言葉が何故複数形なのか(何故イケマンではないのか)長らく疑問を抱いていましたが、日本語Wikiのイケメンを見て初めて、もともとはメンズだったことを発見して漸くナットク

  先住民で触れたように早々とCovid-19ワクチン接種義務を法制化したオーストリアですが、反対意見も多く、ひょっとすると取り消しになるかも・・・





獅子通りの由来

2022-02-14 | そこらへん


ただの街角に交差しているLöwengasse(レーヴェンガッセ=獅子通り)は何回も行っています。それは、下の建物があるから







この市営住宅は1986年に完成した当時、激しい賛否両論を巻き起こしましたが、今では獅子通りのランドマークとして街並みに溶け込んでいます。
日本語Wiki(写真悪し)
英語Wiki(写真少々)
Wikicommonsには沢山写真があります

行ったことはあっても、何故「獅子通り」という名前なのか・・・
漸く今頃になってググったところ、獅子のレリーフがある建物に因んだ名称でした。1922年にはLöwen-Kino(レーヴェンキノー=獅子映画館)がオープン。しかし映画館全盛時代は遠い昔となり、下の写真を見たところ、中にはスーパーマーケットがあるようです。
でも建物は文化財保護に指定されています。












女神の花籠

2022-02-11 | ことば


御存知の方も多いと思いますが、私の発見のいきさつです


これが「ヴィーナスの花籠」です。
この写真はドイツ語Wikiで見つけましたが、日本語Wikiにも同じ写真が載っています。






日本語では偕老同穴という何となく灰色っぽい名前ですが、英語ではVenus' flower basketという美しい名前です。

英語Wiki
ドイツ語ではGießkannenschwamm(じょうろ海綿)
(発音は「ギースカンネンシュヴァム」で、あまりきれいじゃありません)

事の起こりは「肉じゃが」です。長年作っていませんでしたが、ふと思い出してググったところ、糸こんにゃくを入れるとありました。日本食品専門店にいつでもあるのですが、横着して(オミクロンを口実に)何か代用品がないだろうかと、あれこれ検索しているうちに迷走してぶつかったのが「ヴィーナスの花籠」でした。

春雨はスーパーでも売っているので、いずれ試してみようと思っています。






ただの街角

2022-02-08 | そこらへん


本当に何もない街角です。






でも、住んでいる者には、だいたい何処だか判ります。
更に念のため・・・と言うより、面白いのでググります
ウィーン3区(ラントシュトラーセ)にあるラデツキー通りで、もちろん❕ラデツキー将軍に因んで1864年に命名されました。


以前にも紹したラデツキー将軍(フルネームはJosef Wenzel Radetzky von Radetzヨーゼフ・ヴェンツェル・ラデツキー・フォン・ラデツ)はハプスブルク皇帝に仕えた軍人で、彼の現役時代、オーストリアは神聖ローマ帝国オーストリア帝国オーストリア=ハンガリー帝国へと変遷しています。
ラデツキー将軍は連戦連勝の卓越した軍人でした。衰退しつつある帝国の唯一の支えは軍隊であると信じたフランツ・ヨーゼフ皇帝から深く信任され、なんと72年間、帝国軍の軍人を務めました。
90才のときに、極めてへりくだった文章で皇帝への解任願いを提出して漸く退任、その2年後に世を去りました。

えー「ただの街角」に戻りまして・・・
どこの国でも、名高い観光地のまわりは綺麗になっているものです。殆ど土地者しか往来しない通りが清潔で、しかも安心して歩ける、というのは、決して当たり前のことではありません。

ウィーン23区についてのWiki記事








美しい自然 鳥類

2022-02-05 | おきにいり


両生類に続いて鳥類です

これも写真が素晴らしいです








ヨーロッパのカワラヒワで、日本語ではアオカワラヒワです。

アオカワラヒワについては英語Wikiがやや詳しく、ドイツ語Wikiは詳しく写真も豊富。


このカワラヒワさんが召し上がっていらっしゃるのはルリジサです。

優雅な鳥さんが優雅な植物でお食事中。
こういう美しい自然が、いつまでも存続しますように





宮崎爆発

2022-02-02 | おきにいり


40年遅れでアニメ漫画本のナウシカを見て読んだ私の非常に個人的な「まとめ」です。

以前のボログ記事:飛行ガメ ナウクエ


「宮崎爆発」というのはカンブリア爆発と同様の意味です。
つまり宮崎作品の世界を構成する様々なエレメントが出揃っているということです。

ズバリひと言で表現すれば・・・

空想科学・怪奇・妖怪・過去・(未来)・少年・少女・冒険・戦争漫画

(長い!)なのだぁぁぁぁぁぁぁ

少年・少女というのは、「少年漫画」の要素もあり、センチで感傷的な「少女漫画」風味も紛れ込んでいるからです。
(未来)とカッコ付きなのは、未来と言いつつ実は過去の架空世界だからです。見たことのないものは描けません。多分こうだろうと想像して描くものは、結局過去にあったもの(見たことのあるもの)になります。服装や甲冑などもヨーロッパ中世からルネサンス頃のものです。

社会構造(人間関係)も過去の世界にあったものです。
物語は2000年も未来の地球という設定ですが、王や皇帝などが出てきて、クロトワは自分のことを「平民上がりの貧乏軍人」などと言っています。
なんで王侯貴族がでてくるのかなぁ❓「火の7日間」と名付けられている最終戦争で高度文明が崩壊した後、石器時代から再出発して、物語の時代は再出発後の中世(10世紀)なのでしょうか
あるいは著者の諦観で「人類とは永遠に身分差別の世界を好むのだ」ということを表現しているのかも知れません
何しろ実際の歴史でも、自由・平等・博愛を謳ったフランス革命以降に植民地主義が本格化します。
T・E・ロレンスは「強制のないところに平等なんてありえない」と書いています。私も同感なのです。

怪奇な現象や妖怪も登場します。首だけになってもヘラヘラ笑ってる人なんか凄いですね
とても飛びそうにない有機物的な飛行物体は楽しいですし、超大型の虫たちもグロ可愛いです。

そして繰り返しデウス・エクス・マキナが登場します。そうしないと収拾できない展開が色々あるわけで、空想科学・怪奇・冒険・戦争漫画では当然ということでしょうか。


つまり大爆発的に様々な問題を投げかけている名作(ちょっと迷作)と言えるでしょう。


書籍版はセットにもなっていて、今やロングベストセラーです。






私の一番好きな第7巻(ルネサンス風装束がステキ)



主要な問題は、この巻で語られるのですが、それ以前の紆余曲折無しには「物語」になりません。



トリウマのモデルはドードーさん




この物語と関連して、以前に読んだカレル・チャペックの「山椒魚戦争」を思い出しました。とても皮肉たっぷりで痛快なストーリーでした。







いずれも終末もののジャンルに入る作品ですね。