みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

かなるぐらんで

2010-04-30 | ぴんぼけ


カナル・グランデ(直訳すると大水路)と言うとヴェネチアのものが有名ですが
トリエステにも短いカナル・グランデがあります。

有明の月が残るカナル・グランデ


水面に映る建物


夕暮れ時のカナル・グランデ


1900年のカナル・グランデ(Wikipediaフリー画像)

当時はオーストリア=ハンガリー帝国の最も重要な港でした

カナル・グランデはボルゴ・テレジアーノと呼ばれる地区の中心軸とも言うべき存在。
これは、マリア=テレジア女帝の時代、人口急増に伴って開発された市域で、
その統一的な街並みが見事です。

ボルゴ・テレジアーノ:中央部に見える水路がカナル・グランデ

トリエステ観光局のパンフからスキャンした航空写真


Wikipedia:トリエステ


以前のトリエステ記事
どこの海?
ムッジャ
黒猫だんご



月光&七星

2010-04-28 | そこらへん


これから時々、面白い地名の場所(道路や広場)を紹介します
名前が面白ければ、画像も面白いとは限りません

今回は月光通り(Mondscheingasse)と七星広場(Siebensternplatz)です

月光通りの始まり


入っていくと、変な建物がはみ出しています


その外壁を飾る?ラクガキ


そこから、今来た方向を振り返ったところ


はみで家南外壁


はみで家東外壁

この通りは月光通りと交差している別の通りです

何だかステキな配色(店の正体は不明)


月光通りを先に進むと、突き当たりの建物に見える3つのぽっち


実は獅子頭が3ケ

上には可愛いドラゴンさんも・・・

月光通りが次の通りにぶつかる手前のお店「狼と月」(タパスの店らしい)

手前の舗道に立っている木製の棚?付き柱、用途不明

月光通りの終わり(始まりとも言える)にある七星広場

七星広場は七星通り(Siebensterngasse)にあります


 月光通りの由来は、この通りにある「黄金の月光」という家
七星通りの由来は「黄金の七星」という家だそうですが、詳しくは不明。
もし屋号代わりのレリーフなど見つかれば、またアップします



K好む国

2010-04-26 | その他

「K好む国」というのは日本のことです

大分前になりますが、5~6年にわたって和英辞典編纂のお手伝いをしたことがあります。
当時一緒に作業をしていた人が、あるとき「日本人はKが好きね~!」

確かに「あいうえお」方式(つまり普通の国語辞典)で見ると「かきくけこ」のページが多いのです。
ローマ字綴りにするとKで始まる単語。K音の響きが日本人の耳には「さわやか」なのかも
因みに「さしすせそ」も多いです。「さくら」なんて、音感からも日本人好みかな
以前に辞書で各音列のページ数を数えて控えたのですが、メモが見当たらないので詳細数値は省略


これは、その和英辞典の表紙

編纂者は「気」という字が「お気にいり」(気合とか気迫など)

上から見たところ


ところで、この辞典は、普通の和英辞典ではありません。
と言うのは、日本語を知らない人でも、漢字を調べることができるからです。

漢字の「形」、つまり偏や旁から目的の単語にたどり着けるのです


この辞典の編者はウィーン工科大学の教授で、若き日に東大へ留学し、ひとつの漢字を調べるのに2時間もかかった苦い経験から、偏や旁を手がかりにコード番号で目的の漢字(つまり目的の熟語)に到達する方法を開発しました

全ての漢字と熟語にコード番号がついています


大変根気の要る骨の折れる作業でしたが、今は懐かしい思い出です
この辞典はドイツ・アマゾンに記載されていますが、残念ながら絶版です

当時、日本で出版されている日本語に関する辞書・辞典にはどんなものがあるか、カタログで調べたことがあります。驚いたのは、日本語に関する辞書や辞典より、英語に関するものの方が多かったことです。
どこの国でも、一番大切なのは自国語で、従って、自国語に関する辞書・辞典が一番多いはずなのに・・・それとも、どこの国でも自国語より英語に関する辞書・辞典の方が多いのかな



 おまけ 

近くの広場:あちこちで、まだ八重桜が頑張っています


もう1本の八重桜と紫系ライラック(手前下の部分)

ライラックは、まだ咲き始めです

今年もまたライラックの思い出の日がめぐってきました



胃袋の国

2010-04-24 | かーど&手描き


私が、この国に住み始めた当時思ったことは・・・

おお、まるで胃袋みたいな形の国だ!


以前パンフレットに使った下手なイラスト地図 ペイントメニューでマウス着色

星印は州都の位置です


簡単に紹介しますと・・・(やたらリンクが多いので無視してください)
W(ウィーン)「音楽の都」と呼ばれる首都で特別州。赤十字の楯が市の紋章。
B(ブルゲンラント州)コウノトリの繁殖地。州都アイゼンシュタットでハイドン活躍。
NÖ(ニーダーエステライヒ州)州都サンクト・ペルテン。美漣村美茄子が有名。
OÖ(オーバーエステライヒ州)州都リンツ。描いてあるのはイノシシのつもり。
S(ザルツブルク州)州都ザルツブルクはモーツァルトの生地。描いてあるのは「むるめ」のつもり。
St(シュタイヤマルク州)州都グラーツ。リピッツァの白馬で有名。白馬の晴れ舞台はこちら(英語)
Tirol(チロル州)州都インスブルック。チロリアンハットが知られます。OTは東チロル。
V(フォアアールベルク州)州都ブレゲンツ。チーズの名産地。
追記:忘れていました
K(ケルンテン州)州都クラーゲンフルト。伝説のリンドヴルムが昔、人を食べたとか


隣国は沢山あって、北側にドイツチェコ、東側にスロヴァキアハンガリー、西側にスイスリヒテンシュタイン、南側にイタリアスロヴェニアが国境を接しています。



 今日の蛇足
ばかがいの蛇足に書いたPIGS。自力更生を主張していたギリシャですが、国庫破綻の危機が深刻化し、ついに緊急融資を要請しました。他のPISも元気モリモリということは全然ありません。これらの国々は、火山灰の影響は全く受けていないのですが・・・



虹の橋で・・・

2010-04-22 | かりねこ


待っている可愛い黒猫さん、それはmichimichiさん家のあんちゃんです

一日遅れてしまいましたが、昨日はあんちゃんの初七日でした
病気から解放されたあんちゃんは、とっても元気に走り回っているようです 詳しくはこちら




この画像は、ウィーン在住のご夫婦が制作管理されているHPにあるものです。
このご夫婦の愛猫シンディちゃんは2004年に17才で旅立ちました。HPにはシンディちゃんの特設ページもあります。上のコピー画像は不鮮明なので、オリジナルをご覧ください
シンディちゃんが、あんちゃんに良く似ているので、メールでご夫婦からご了承を得た上、ここにアップさせていただきました。
画像の上には次のように記されています。
「長年にわたって私たちの生活を豊かなものにしてくれたシンディは、短いながら症状の重い心臓病で、2004年5月15日、私たちのもとから旅立ちました。17才でした。シンディ、お前がいなくて寂しいよ。
虹の橋でシンディと再会するまでの間、今はウィスキーとメーリンが私たちと暮らしています。」
シンディちゃんは「虹の橋で待ってるわよ」と言っています。
ご夫妻のHPはドイツ語ですが、見るだけでも楽しいので、お暇のある方はちょっとクリック
スタートページをスクロールしていくと、シンディちゃんのページ、ウィスキー&メーリンちゃんのページがあります。それからBildergalerieをクリックすると沢山写真があります。


大切な家族の一員である猫さんが虹の橋へ旅立った後、猫好きさんの気持ちは世界中どこでも同じです




   漸くヨーロッパの空に飛行機が飛び始めました


21日付けNZZ(新チューリヒ新聞):タイトルは「再び目覚める空港」

チューリヒ空港でフライトの有無を確かめる人。この後、きっと混雑が始まったはず


同じ21日付けNZZの別のページ:「気象に影響の無い火山噴火」

写真は既にお馴染みとなった?アイスランドの火山群

この記事によれば、今回の火山噴火による世界的規模での気象変動は起こらないだろうということです。
最近のピナトゥボ噴火など気象の面で世界的影響を及ぼした火山は全て赤道近くのもので、この場合火山灰や噴出ガスが北半球にも南半球にも拡散するが、今回のように緯度の高いところでは、噴出物の影響は特定地域に限られる、しかも火山灰や噴出ガスの量もピナトゥボの場合に比べて遥かに少ない、だから気象にも大きな影響はない・・・という要旨。ひょっとして希望的観測では

週末からアイスランド上空の風向きが変わって、火山灰は北極へ流れるという予報で、空港・航空関係者など喜んでいる人たちも多いようで、確かに火山灰が来ないほうがいいのですが・・・
北極圏の自然やホッキョクグマなど動物たちはどうなる?と心配してしまいます


後駆遅報

2010-04-20 | その他


最新のニュースを報道するのは魁新報(確か、こういう名前の新聞もあるはず)
先駆けでなく後駆けで、周知のことがらを知らせるのが後駆遅報(あとがけちほう)
追記:些細なことですが、反対語の組み合わせは「新報-旧報」「速報-遅報」ですね


アイスランドからの火山灰でヨーロッパの空路麻痺状態

と言っても全滅ではなく、火山灰の影響が少ない南欧では、飛行機も発着しています。


19日付けNZZ(新チューリヒ新聞)の見取り図

赤ポチ空港は閉鎖中、黄ポチは飛行機マークで、空路が機能している部分
左上に浮かぶ孤高?の張本島(国)アイスランドでは空港閉鎖はないようですが
火山周辺の住民や農耕地への被害が恐れられています

同じ19日付けNZZの別のページ

飛行機からやむなく陸路に変更した乗客があふれるハンブルク駅
他の主要空港に近い主要鉄道駅も同じような状態です
画面に見える記事の見出しは「待つか、応急策か」で、
画像に写っていないその続きは「のんびり気楽に構えるか」



  

世界有数の火山国アイスランドは最近の世界的経済(金融)危機で最も打撃を受けた国のひとつです。そこへ、最近になって休火山が活動し始め、近隣の休火山が呼び起こされると危険、と報道されていましたが、それ以前に大量の火山灰がヨーロッパ北西部分に「殴りこみ」 火山灰噴出は続いており、いつ収束するか不明の状態です

アイスランドに近く降灰量の多いところでは、雪降ろしでなく屋根からの灰降ろしをしているそうですが、私のところ(ドイツの南側隣国)では、火山灰もかなり薄まって、地上での日常生活には全く影響ありません。

物流にも大きな影響が出ていますが、これは陸路に切り替えることも可能。直接最大の打撃を受けたのは、15日から発着取り止め、更に空港閉鎖を余儀なくされている航空会社と空港。早く飛びたい・飛ばせたいという焦りは刻一刻と大きくなっているはず。18日には幾つかの航空会社が試験飛行を行っています。「シチリア島の空港など活火山のエトナがそばにありながら、だいたい常時運行している」と指摘する航空専門家もいます。安易に旅客機を飛ばせて、火山灰のせいで墜落したら怖い、旅客機・輸送機が飛ばないで急増する損失も怖い・・・

ロンドンの友達は20日からイタリアへ行く予定でしたが、無期延期となりました。
火山灰騒ぎ前にドイツの友達から届いた葉書に返事を出そうと思いましたが、航空便がダメなので、電話することにしました



そっぴーす

2010-04-18 | ぴんぼけ


もう一度「ぴんぼけイギリス」です、ごめんなさい


日本では殆ど関心のなかったスヌーピー
ここの古本屋で見つけてから大ファンになり、蔵書15冊
ついにスヌーピーの「愛機」を求めて?ロンドン郊外の博物館
地下鉄コリンデイル駅から少し歩きます。


どこにもありそうな郊外の住宅地風景の中を博物館へ


どこにもありそうな博物館の建物(敷地は広い!)


模型飛行機の親玉みたいなブレリオ機

機体もプロペラも木製で頼りないところが、とってもチャーミング

ついに見つけたスヌーピーの「愛機」ソッピース・キャメル

スヌーピーの愛機「真実の姿」はこちら


サンテグジュペリが乗っていたのと同型機という表示を見てパチリ

失踪したときの機種ではありません



  

ひょっとしたら、地元の産業技術博物館あたりにもソッピースがあるかも知れないのに、まっしぐらにコリンデイルへ行くところは、スヌーピーなみの「高度な思考」です


スヌーピー公式サイトはこちら
Wikipedia:RAF Museum London


牛の瀬博物館

2010-04-16 | ぴんぼけ


前回最後の写真のところから少し先にある牛の瀬大学付属自然史博物館


19世紀歴史主義時代、ネオゴシック建築の典型例

ネオ(まね)ではありますが傑作だと思います


アリストテレスからダーウィンまで

歴史上の重要な科学者の彫像が列柱を飾っています

ここで有名なのは色々な動物の骨格展示


恐竜の骨格や模型もあります


恐竜模型でお勉強中の子供たち




大学の町として知られる牛の瀬町、それに関連して名高いのが「不思議の国&鏡の国のアリス」
「アリス」にはチョッキを着た白ウサギさんや、可愛そうなトカゲのビルさん、ニヤニヤ笑いで有名なチエシャ猫さんなど、多彩な「登場動物」が現れますが、中でも絶滅鳥ドードーは、この作品で一躍「有名鳥」に・・・
前回、通りの名前になっていたマグパイ(カササギ)さんですが・・・
コーカス・レースの後、アリスが愛猫ダイナの自慢をすると、周囲にいた動物や鳥たちがいっせいに口実をつくって逃げ出します。カササギさんは「もう家に帰らにゃ。夜風は喉に悪いから」と飛び去ります


お会いしたかったのは、このお方:世界に知られる「牛の瀬ドードー」さん

コーカス・レースのあと、アリスのポケットにあった指貫を賞品として「授与」


余計なものを切り取って修正したドードーさん

画面が粗いので・・・

・・・Wikipediaフリー画像のドードーさんをどうぞ


ドードーさんは剥製も残らないほど徹底的に滅ぼされたので、ここに展示されているのは、再現模型です。無思慮な人間の行動で、数多くの野生動物が絶滅し、今も絶滅しつつあります。ドードーさんは、人間の手で絶滅させられた野生動物のシンボルとなっています。




Wikipedia
オックスフォード
ルイス・キャロル
不思議の国のアリス
鏡の国のアリス
ドードー

Wikipedia:Oxford University Museum of Natural History






あんちゃん、旅立ちました

michimichiさんの保護猫あんちゃん、虹の橋を渡りました。michimichiさんもあんちゃんも頑張ったのに残念ですが、あんちゃんが虹の橋で、元気に走り回っていることを祈りましょう



牛の瀬点景

2010-04-14 | ぴんぼけ


    前回のついでに牛の瀬の続きです


    市の紋章も、浅瀬を渡る牛さん
    
    Wikipediaフリー画像


オックスフォードは「牛の瀬」で、この辺りに早くから市場が発達し、牛飼いに連れられた牛たちがテムズ川の浅瀬を渡っていた・・・と想像してしまいますが、実際には、当時は「橋」という言葉の代わりに「フォード」が用いられたそうです。稚拙な橋で、すぐ壊れ、浅瀬を渡渉することが多かったのではないでしょうか?
 蛇足ですが、「フォード」のドイツ語バージョンは「フルト」で、フランクフルト・アム・マインも、マイン川の浅瀬が経済的意味をもっていたことを想像させます。



牛の瀬町で現存する最も古い民家

ガイドブックにも写真が載っている家ですが、ネットでも、まだ詳しい説明は見つけていません。あるいは、今も個人の住宅なので、観光客が押しかけないよう、説明がないのかもしれません。勝手な想像では16~17世紀のものと思われます。


目立たない裏通りマグパイ・レーン(カササギ小路)

中世には、怪しげな通りだったらしい その説明はこちら(英語)


これは、牛の瀬大学付属博物館へ行く途中で撮ったもの


大学付属博物館に、どうしても「会いたい方」がいらっしゃるのです
マグパイ・レーンが気になったのも、この目的地と関係があります


つづく・・・  乞無期待 



   




michimichiさんの保護猫あんちゃん、退院しましたが、相変らず食欲がありません。
食欲が出るようお祈りお願いします。下に「ごまぐりもなか」からコピーしました。

  

もし、よかったら、あんの為にセルフアイデンティティ・ホ・オポノポノをしてください。
ハワイのセルフアイデンティティ・ホ・オポノポノは、信じていない人がやっても棒読みでも効果があるそうです。

「一体、わたしの潜在意識のなかの どの情報に原因があって、あんはごはんを食べないのだろうか」
「ごめんなさい。許してください。ありがとう。愛しています」

  

あんちゃん、どんどん食欲が出て、元気になりますように



牛の瀬大学

2010-04-12 | ぴんぼけ


また「そこらへん」が続いているので、ピンボケ写真をスキャン

オックスフォードを直訳すれば「牛の瀬」

牛の瀬大学は多数のカレッジの複合体なので、ロンドンから散歩に行って撮ったのは数ヵ所


べりオール・カレッジ1263年創立


オール・ソウルズ・カレッジ1438年創立


クライスト・チャーチ・カレッジ1546年創立


ジーザス・カレッジ1571年創立


処女聖マリア教会(大学教会)1315年建設




以前の牛の瀬記事
夏の思い出
ゴミ箱の美学


因みに、世界最古の大学はボローニャ大学です。でも大学は骨董品ではないので、古ければ古いほど良い、というものでもありません

追記:牛の瀬大学の教育方針は「自分で考える人間を育成すること」と、どこかで読んだことがあります。生物学的には、他人の脳で考えるのは不可能で、誰でも生まれながらに「自分(の悩)で考えている」のですが、社会的に見ると、他人の受け売りでもなく、周囲の雰囲気に流されるのでもない、本当に自立した思考というのは、簡単ではありません。この意味で「自分で考える」のは、非常に重要なことだと思います。


   

入院していたあんちゃん、michimichiさんのところへ戻りましたが、食欲がありません。
引き続きお祈りお願いします。詳しくはこちら