みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

ライラックの思い出

2008-04-29 | その他

ライラックには、忘れられない思い出があります。但し、全然ロマンチックでもファンタジックでもありません


     


その日は、青空が広がり、爽やかな春風が吹いて、ライラックが満開でした。
あちこちでライラックの枝が揺れるショッピング街を歩いていると、向こうからやって来た知り合いの学生が「ソ連で大変なことが起こった。史上最悪の原発事故だ。もうすぐ、ここにも放射能の雲が到達する」・・・
それから「どうしよう」「どうしようもない」「あまり外に出ないほうがいい」なんて話をして別れましたが、それまでの美しい風景が、まるで違って見え、ホラー映画の中に入り込んだような、この世の終わりのような気分で、暫く思考停止状態になったのを憶えています。

今年は事故から22年で、大きな報道はありませんでしたが、2年前の20周年の年には、沢山特集がありました。確か新聞記事のひとつには「西ヨーロッパの殆どの人間は、チェルノブイリ事故の第一報に接したとき、自分が何処にいて、どんな状況だったか鮮明に思い出せる」と紹介されていました。私の場合も、その一例です。

ところが東欧では、西欧でのような詳細な報道がなく、ごく些細な事故として扱われたため「第一報に接した瞬間」という強烈な思い出を持つ人は、あったとしても例外のようです。

最初に事故に気付いたのはスウェーデンでした。本格的な第一報はその翌日か翌々日からなので、私の「ライラックの思い出」は4月28日か29日ですが、長らく事故当日のように思い込んでいました。
毎年ライラックが満開になるとチェルノブイリ事故を思い出し、今でも世の中が正常なのに安心するとともに本当に大丈夫なのかなという不安も感じます。それでも、ライラックは毎年綺麗に咲いています。

    Wikipedia:チェルノブイリ原発事故


           街のあちこちで見た今年のライラック


     

            上の写真は国民庭園の一角です。


     

        近くの平面公園でもライラックが満開になっています。


     

     

   かなり赤いもの、青っぽいものもありますが、上の2枚は典型的なライラック色です。


     

             赤紫に白い縁取りのあるライラック。


     

              白いライラックも綺麗です。


     

       4月9日に紹介した場所でも満開になっていました。



  
Kotokoさんの保護猫ニャンズ最新の画像はこちら
Kotokoさんの保護猫ブログもご覧ください。


スイスの動物保護法

2008-04-27 | かりいぬ

                


          スイスの動物保護法が改正され、その概要を紹介する記事です。

                     NZZ(新チューリヒ新聞)2008年4月24日の記事

人間社会に組み込まれた動物たちを保護し、幸せな共存をはかるため、動物保護法が改正され、9月1日実施。

とりわけ、犬を飼う人は、2010年以降、正しい飼い方しつけ方のコースを受講することが義務付けられています。

まず飼う前に理論コースがあり、犬を飼い始めて1年以内に、犬と飼い主が一緒に受講するコースがあります。

これは理論コース3回(これは飼い主だけ)、それに犬と飼い主が参加する実習コース5回からなります 

                               

他に、自然状態で集団生活の動物たちは、小鳥も含め、1匹(1羽)飼いが禁止されています。

もちろん、家宅捜査をして1匹だけの孤独なハムスターが見つかったら獣医局で保護・・・などということではなく、

啓蒙活動によって、飼い主の知識と意識向上をはかるのが主眼目で、そのため、獣医局がホームページをオープン。

馬も本来集団生活なので、目の届くところに他の馬がいる状態での飼育が義務付けられ、繋ぎっぱなしは禁止。

つまり、馬が自由に動き回れる「自室」式の厩舎が必須条件  



                                


                    今年最後の桜です(散歩の途中で見た八重桜)

                


                        ギムナジウムの散り桜(前回はこちら

                

                




Kotokoさんの保護猫ニャンズ近況はこちら


砂漠の犬橇

2008-04-25 | その他

                


             この写真が正常に見えたら、あなたには休養が必要です。



                 NZZ(新チューリヒ新聞)に載っていた旅行社の広告です。

             確かに、砂漠の犬橇にビックリしなければ、大分疲れている証拠かな

     地球温暖化が進んで、スキーは屋内スキー場で、犬橇は砂漠で、なんてことになりませんように

                             以前の記事:逆転現象



                                 



                

                     近所に咲いていた花。名前は分かりません


                

           満開のライラック(リラ)の花を撮ろうと、少し南にある公園へ行ってみましたが、

          ここでも、まだ咲きかけ。尤も、歩いて10分くらいでは緯度の差は無いのと同じ





Kotokoさんの保護猫、美女椿ちゃんと五ニャン囃子の最新画像はこちら
同じく若草姉妹の近況はこちら
和犬風美女イブちゃんの近況はこちら


日本文化

2008-04-23 | おきにいり

手元に色々日本文化に関する本がありますが、そのうちの3冊です  




加藤周一著の「日本文学史序説」ドイツ語版。他の本の文献目録に出てきたので読みたくなり、絶版でしたが、近所の古書店で取り寄せてもらいました。読み応えのある名著です。




中の1ページ:俵屋宗達の作とされる伊勢物語の一場面


Amazon:日本文学史序説
Wikpedia:加藤周一





オーストリアの出版社から発行された能に関する本。解説は、あまり丁寧ではありませんが、古い能面と、20世紀に伝統的手法で再現された能衣装の数々、幾つかの舞台写真が見事です。

 



イギリスの日本学者アイヴァン・モリスの「The nobility of failure: Tragic heroes in the history of Japan」
日本語版は「高貴なる敗北 日本の悲劇の英雄たち」というタイトル。平たく訳すと「失敗する方が上品」
日本史の悲劇的英雄を、暖かく且つ鋭く、やや皮肉を込めて分析。笑える個所が沢山あります

分析されているのは、日本武尊、萬(よろず:日本書紀に登場する兵士)、有馬皇子、菅原道真、源義経、楠木正成、天草四郎、大塩平八郎、西郷隆盛、特攻隊員。

日本語版は絶版のようですが、再版の可能性も・・・復刊ドットコム
オリジナル版(英語)も絶版のようですが、古本が入手可能:Amazon.com

私が読んだのはドイツ語版です。これも、他の本に紹介されていました。

Wikipedia:Ivan Morris

追記:英語タイトルをもっと「実用的」に訳せば、「失敗は名声のもと」あるいは「敗北は名声のもと」。
後世の名声を遅れた成功と考えれば「失敗(敗北)は成功のもと」
著者は、源頼朝や足利尊氏が優れた政治家であったにもかかわらず、悲劇的要素がないため、人気がない、あるいは、むしろ憎まれている点を指摘しています(成功は後世の名声に有害です)。



猫のある風景 犬も・・・

2008-04-21 | かりねこ

旧市街で見た「猫のある風景」    犬も出てきます 




本屋さんで売られているニャンコ・ポスター。白と赤の文字で次のように書いてあります。

人生には、無しで済ませられるものが多い。だが猫と本だけは不可欠である。

原文では「文学」ですが「本」と解釈してもよいでしょう  




旧市街の小路にある高級靴店の看板。子猫のカップルが履き古した編み上げ靴からニッコリ

上のニャンコたちは「ゴマグリモナカ」にも載せていただいたことがあります。本屋は別のお店。




ボケボケ写真ですが、旗にはワンコとニャンコが描かれて、ワンニャン小物のお店。
追記:その後、お店に行ってみたら、実はワンニャン用品のお店でした



ショーウインドーで見かけた「猫の舌(ラング・ド・シャ)」と「犬の足」という名のチョコレート

先を急いでいたので、いずれの店も入ってはみませんでした



YMOの調べ

2008-04-19 | おきにいり

                  久々に友達YMOのコンピューター・グラフィックです

               YMOは画家ですが、この頃、ちょっと作曲も試みているようです

                なんだか桜の風景にも似合いそうな旋律です 試聴はこちら
                     YMO画面左側のMusiqueをクリックしてください。


                                 


                

                             市電通りの八重桜


                

            ライラック(リラ)は、半分開いたところ。開花までに日数のかかる花です


                

                  斜面公園その1の下の入り口あたりから見た八重桜


                

             斜面公園の散歩道。見通しはきかなくなりましたが、新緑がきれいです


五ニャン囃子

2008-04-17 | 猫の里親募集

                

     Kotokoさんの保護猫、椿ちゃんのニャンベビー(2月27日生まれ)が、すくすく育って約1ヵ月半

   今は遊び盛りのチビッコ。みんな女の子ですが、宴をイメージした優雅な名前の小娘五ニャン囃子です。

   椿ちゃんの出産前後から、最新画像をリンクしていましたが、今回は、可愛い小娘大集合

                     体重は数日前のもので、今は更に成長中


                

                             彩(あや)ちゃん、490g


                

                             華(はな)ちゃん、600g


                

                             奏(かな)ちゃん、615g


                

                             舞(まい)ちゃん、480g


                

                             珠(たま)ちゃん、680g


                                

            もう一度、美女椿ちゃんにも登場していただきましょう(出産直前の画像)

                




みんな里親さん募集中。美女椿ちゃんと小娘五ニャン囃子について詳しくはこちら


イブちゃん

2008-04-15 | かりいぬ
                

          「猫と犬と」のKotokoさんに保護されているイブちゃん、笑顔がとてもチャーミング


                         

              健康診断問題無し、避妊手術済み。里親さん募集中。詳しくはこちら




                              


                

                     近くのギムナジウム前の八重桜が満開です


                

            2日前は散り桜が見事だったのですが、昨日は僅かに残っているだけでした


                

               ギムナジウムのある通りから別の通りへの近道になっている階段


西洋築地塀

2008-04-13 | そこらへん
                  伝統的日本建築の築地塀は、風情があり趣深いものです。

                  散歩コースに、ちょっと可愛い「築地塀もどき」があります。


                

                「本体」は木柵なのですが、その間の柱に屋根がついています。


                

                          全体は、こんな感じです

                   通りがカーブしているので、塀もカーブしています





Wikpedia:築地塀
Wikpedia:版築(はんちく)


ネズミ取りの名犬

2008-04-11 | かりいぬ

      


シュバルツママさんご自慢の愛犬シュバルツ君です。年度末・年度始のため、行く先々で役職を押し付けられるという多忙の中、シュバルツママさんが、シュバルツ君の身の上を知らせてくださいましたので以下にご紹介いたします。


さて、シュバルツですが、うちにやってきたのは2年前のお盆の頃。それまで飼っていたロッキー(雄、シェルティの混ざり、この子も5年くらい前、ボランティアの里親探し犬・猫シェルターから)が体でかい割に臆病で雷の激しい5月の末、うちを脱走して交通事故で天国へ。暫く犬なしのさびしい生活がつづいていたのですが夏休みも終わりに近づくお盆後半、シュバルツ小兄がお母さんそろそろ犬ほしいね、と言い出してそれじゃどんなの?ときくと保健所とかで保護されているヤツ、と返答。で、早速電話すると管理事務所に何匹か処分されそうな犬がいるので今日なら職員も在駐してるからすぐ来て、と話トントン進み、行くと5~6匹いたかな?一応みんな見て回ったあとシュバルツ小兄にどれがいいの?て聞くとこの黒い犬、即答。係のおじさんも気の変わらないうちにさっさと持っていってほしいのか「じゃ、書類に名前と住所書いてすぐ連れって行ってください」だって。「前には、おじいさんが飼っていて登録も注射もしてあるけど、その人が死んじゃって引き取り手がいなくてここに連れて来られたんだよ。なんでも前はフランス語で黒いて意味の名が付いてたんだけど俺はわからんもんでクロって呼んでる」と、シュバルツの過去を語ってくれました。名前はもちろんシュバルツ小兄のドイツ語なら黒はシュバルツだよ、の一言で決定。



シュバルツ君は飼い犬だったので、誕生日も2006年4月30日とはっきりしています。つまり、もうすぐ2才の若者
シュバルツママさんのお家は畜産農家なので畜舎にネズミが出没。シュバルツ君は、猫なみのネズミ取りの名犬
助けてもらった恩返しでしょうか。最近はハトも取るそうで、狩猟の才能抜群。前世では猫か狐だったのではという声もあります


 シュバルツ君の行動圏


      

写真に水面は写っていませんが、ここはシュバルツママさんが「サロン・ド・ワカサギ」と名付けているワカサギ釣りの穴場で、シュバルツパパさんが活躍。私も日本滞在中、美味しいワカサギを頂きました


      

シュバルツママさんが「イモリの径」と名付ける川沿いの散歩コース。暖かい季節イモリがたむろしているそうです


 シュバルツママさん一家のような里親さんが増えれば、幸せなワンニャンも増えますね。