私の住んでいる市では、市交通局の年間定期というのがあります。
最初に買うときは、交通局のサービスセンターへ行かなければなりませんが
その後は毎年、期限の切れる1ヵ月前に郵便で「お知らせ」が来て
金額を振り込むと、次の年間定期が郵送されてきます。
これは、市電、バス、地下鉄、市内を通る国鉄・私鉄、私営バスに有効の全線定期。
年間定期の所持者は、犬同伴チケット、自転車持ち込みチケットが不要
期限切れ数週間前に届く次の年間定期
下の06/2010とあるピンク黄色ピンクの部分を剥がして、定期に貼ります。
年間定期は、どの月でも、月初めから申し込めます。
私の場合は7月1日付けで申し込んだので、毎年6月末までになっています。
添付の小冊子には、色々な割引券、優待券が綴じこんであります
使ったことはありません
ピンク黄色ピンクのシールを貼ったところ(みみずのところに顔写真)
相変わらずマウス描きで、ひどいデコボコみみず
顔写真のある場合は
こちら(市交通局HPの見本)
市交通局の乗車券には、個別チケットのほか、1日買い物券(昼間)、24時間券
48時間券、72時間券、1週間定期、8日回数券、1ヵ月定期などあり、全て全線に有効。
区間限定は、通学のための特別割引定期などの場合です。こうした区間定期も
追加料金を払うと全線定期になります。チケット・定期は多種多様なので、詳細は省略。
改札口は無いので、車内に時々「見回り」が来るだけ。そのとき
チケットや定期を持っていないと罰金ですが、年間定期所持者は
交通局にデータが登録されているので、罰金を免れるという利点もあります。
市内は駐車が難しいので、マイカーのほかに年間定期を利用する人も多いようです。
観光客用には、様々な名所の料金が割引になる72時間チケットがあります。
ほかに、終バス・終電から翌朝の始発まで運行する夜間バスがあり、これは別料金。
でも、タクシーよりずっと割安。まだ使ったことはありません
追記:重要情報
義務教育の学童生徒は徒歩で学校へ通えることがタテマエですが、やむを得ない都合で乗り物通学の場合、確か通学用区間定期は無料だったと思います。以前の情報なので、今どうなっているかは知りません(まだ調べていません)。19才までの学童生徒・職業訓練生は週末や学校休みの間、市内の交通機関は無料です。「見回り」さんには学童生徒・職業訓練生などの身分証明書を見せます。
自転車を乗せてよいのは、平日の9:00~15:00と18:30以降、土曜日の9:00以降、日曜祝祭日は全日OK。
乳母車や車椅子は追加チケット不要で無料。キャリーバッグに入る猫さん、小型ワンコさん、小鳥や小動物の皆さんは、ハンドバッグやかばんと同じ扱いですから、これも無料。
市内いくつかのコンサートホールや劇場は、市交通局と提携していて、チケットが乗車券になります。
年間定期は449ユーロで、日本円に換算すると6万2000円くらい。年に1回しか外出しなかったら、恐ろしく高い乗車券ですが、乗れば乗るほど割安になります。年間に300日外出する場合、1日あたり206円です(しかも市内では区間制限なし)。市外へ行く場合、市内のチケットや定期を提示すると、市内分の料金が差し引かれます。というようなことを、書き続けるときりがないので以下省略。
交通局HP(ドイツ語)