みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

アンズタケ

2021-06-25 | おきにいり

ウィーンに住み始めた頃、見たことのないキノコがあったので食べてみました。
どうやって食べたか思い出せませんが、調理された冷凍食品だったかな・・・
ちっとも美味しくないと思い、その後は無視していました。
毎年その季節になると大々的に売り出されるので、何であんなもの食べるの?と不思議に思っていました。
最近急に試してみようかなとスーパーで買って簡単にソテーにしてみたら・・・うまい



市場で売られている様子(ミュンヘン)




ドイツではプフィッフェリンク、オーストリアではアイアーシュヴァメール、日本語ではアンズタケです。
かすかに果物のような芳香があり歯ざわりも良く、どんな調理法でも美味しそう。
何で最初に食べたとき不味いと思ったのか今では不思議



掘り出されたところ





調理例




マツタケと同じく栽培できないそうで、季節に自生するものを採集するしか入手方法がありません。
でも、マツタケと違い気軽に買える値段です。
外見の似た毒キノコがあるので、知識のない人が安易に採集するのは良くないそうです。



      



猛暑で気象状態が不安定になると雹がふったりします。
最近ザルツカンマーグート地方で雹が降りました。物損被害もあったようです。









おっとり成犬

2021-06-22 | かりいぬ

キラキラ仔猫ちゃんの後は、おっとりした「おとな犬」さん






どこかは分かりませんが派手なラクガキ・・・ではなくストリートアート

ワンニャンを中心に様々な動植物が描かれているのが楽しいですね







7月から学校の夏休みが始まるのと、Covid-19パンデミックもやや下火なのとで、早くもバカンス気分が漂っています

でもヨーロッパは目下熱波でギリシャは40度超えが見込まれています。
昔は6月半ばでも肌寒く夏が来るのか心配したものです。
8月でも低温だと冬のコートを着ている人もいました。
あの頃が懐かしい

オーストリアでは昨年の8月以来久々に1日の新規感染数が94人と100を下回りました。

WHO南アフリカにSars-CoV-2ワクチン開発・生産のためのセンターを建設すると発表しました。これはアフリカ諸国がワクチンを自給できるようにするためです。

油断すると又新規感染急増なんてことになりかねないので、これからも用心が肝心






キラキラ仔猫

2021-06-19 | かりねこ








虫か何かを一所懸命見つめている仔猫ちゃん、可愛いです
これも大分前に何か検索中出遭った猫さん 
いつものことですが、何を検索していたかは忘れました

以前にも書いたように思いますが、コンラート・ローレンツは「猫は正直だが犬は嘘をつく」と言っています。
もちろん、猫さんも悪さをした後に「私は知りません」としらばっくれることはありますが、「嘘をつく」のとはちょっと違います。
猫さんは自分の感情に忠実だと思います。犬さんは自分の間違いや失敗を取り繕ってごまかすことがあるというのです。

その実例を、ローレンツは「人イヌにあう」の中で紹介しています。


警察犬や軍用犬、猟犬や盲導犬などに必須の訓練は猫さんには無理でしょう。
でも、それでいいのです(・∀・)イイ!!
猫さんも犬さんも人類にとって不可欠の大切な伴侶です





人間の缶詰

2021-06-16 | その他

美術史博物館は、日本では美術館と紹介されることが多いですが、絵画コレクションのほかに美術工芸品、古い楽器、歴史的な武器、古代エジプト・オリエントや古代ギリシャ・ローマの出土品、古銭など多岐にわたるコレクションがあります。

最近漸く博物館・美術館が再オープンしたので世界博物館(ワールドミュージアム)へ行ったところ、3階(ヨーロッパ式には2階)に武器コレクションがあることに初めて気付きました。あるいはパンデミックによる臨時休館中に展示されたのかも知れません。それで、もう長年知ってはいたものの直接見たことはなかった有名な甲冑類を見てきました。

展示品を傷めないためか、こういう博物館内部はいつも暗いので、ネット検索で見つけた写真をアップしました。
飽きるほど沢山の甲冑類が並んでいますが、傑出した2点をご紹介します。


館内の様子:「ミラノの甲冑」と呼ばれる人馬お揃いの甲冑・馬具一式です。






ミラノの甲冑の部分




これでもか!と言うほど隙間なく装飾された武具は実戦用ではありえません。

ドイツ語Wikiの記事



もうひとつ「ブルーの甲冑」と呼ばれる人馬お揃いの一式




黒か黒褐色のように見えますが、本来は濃紺だったのでしょう。これも実戦用には、あまりにも豪華過ぎます。
いずれも、式典あるいは凱旋パレードなどで着用されるお祭り用、つまりPR用なのです。とてもファッショナブルですね。
いずれも16世紀半ばにイタリアで制作されました。名高い甲冑工房で名高い職人が仕上げたものです。

16世紀のイタリアと言えばルネサンスの真っただ中、ということはイタリア半島は「戦国時代」。当時「イタリア」という国はなく、ローマ教皇領と多くの都市国家が互いに争っていました。マキャヴェッリが「君主論」を書いた時代です。

当時はアルプス以北のヨーロッパもルネサンス時代です。上述2つの甲冑一式を所有したのはフェルディナント2世です。この人も典型的なルネサンス君主と言えるでしょう。甲冑や武器のほかにも美術品・工芸品を愛好し、重要なコレクションを後世に遺しました。ウィーンの博物館・美術館に展示されている多くの文化財がフェルディナント2世のコレクションにあったものです。


昔、日本漫画文化の古典とも言える「サザエさん」を読んだときのこと。確かワカメちゃんだったと思いますが、ヨーロッパの古い甲冑を見て「昔は人間の缶詰があったの?」と言うのが、とても愉快で印象的で今でもおぼえています。



「人間の缶詰」と言える甲冑一式。馬も丸ごと缶詰になっています





ウィーンのコレクションではありませんがネット検索で発見。ポーランド王(多分ジグムント1世)のものです。






世界初

2021-06-13 | その他

以前にトラフズクのヒナが助けられた話を紹介しました:庭→四つ足→保護施設

同じ保護施設「フクロウ・猛禽類ステーション」に保護されているヒゲワシのミアさんが大怪我をして、右足切断の手術を受けました。
そのままだったら、長くは生き延びられなかっただろうということですが、ウィーン大学の整形外科医とウィーン獣医科大学の獣医が協力、スウェーデンとアメリカの専門家も協力して、骨直結型義足をつける手術が成功しました。



義足のミアさん




猛禽類でも一般のワシ・タカ類の足の骨には直結型義足はつけられないそうですが、ヒゲワシは動物の死骸を食べるため、足の骨が直結型義足取り付け可能な構造なのだそうです。但し、足に極度の加重があるため、人間が用いる従来型義足の装着は不可能とのこと。
とにかく、ミアさんは世界で初めて義足を付けた鳥となったのです。
義足が、あまりに快適だったため使い過ぎて、手術から数ヵ月後に最初の義足が壊れてしまったそうですが、すぐに、もっと丈夫な改良型をつけてもらいました。

ヒゲワシは広げた時の翼長が3メートル近くなり、体重5キロで、ヨーロッパ最大の鳥類ですが、オーストリアでは一度絶滅し、今も極めて稀な存在です。ヨーロッパ全域における種の保存と遺伝子多様性確保のため、どの1羽もかけがえのない貴重な存在。
手術までにはCTはじめ最新の外科・獣医科技術を駆使した複雑な準備があり、手術そのものも言わば大冒険だったのですが、幸いにして成功しました。


手術チームと「患者」のミアさん




ミアさんは、今後ともフクロウ・猛禽類ステーションで暮らします。
元気で長生きしてほしいですね


追記:ヒゲワシのミアさんを助けようとする手術チームと関係者の情熱は、日本におけるトキ日本コウノトリ存続に努力する人たちの情熱と同じだと思います。それは地球に広がる豊かな自然への大きな愛


トキに関する以前の記事:にっぽにあ・にっぽん






へ?

2021-06-10 | おきにいり

これも何か検索中のこと

「へ?」と言っている可愛いカケスさんに出会いました






「der Häher」はカケスを意味するドイツ語。HAだけなら「は」ですが、ウムラウトでAとEの中間音になり「ヘーアー」又は「ヘーヤー」。
(2つ目のHは発音されません)
カケスさんは地球の広い地域に暮らす身近な野鳥さん






水浴び姿も可愛いですね



アメリカ大陸の御親戚はとってもファッショナブル







このデザインの服を着たくなります


哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、魚類など、多くの種が絶滅しつつあります

カケスさんたちは、これからも元気で自然界の点景として活躍してほしいですね






セルマのお話

2021-06-07 | おきにいり


まだ本屋巡りをしていた頃、偶然見つけて一目惚れして買った小さな絵本
最近偶然再発見してネット検索すると、色々な言葉に翻訳されていることを発見



表紙:イタリア語版



オリジナルのドイツ語版では副題はありませんが、イタリア語版では下に「幸福の受け止め方」とあります。



始まり:スペイン語版



キツネらしいヒトが酒を飲みながら悩んでいます。「どうにも分からなくなったので、山羊の長老のところへ行ったよ。」



相談:英語版



「それじゃあ、羊のセルマの話をしてやろう。」


昔、あるところにセルマという羊がいました。
朝日とともに草を食べ
昼まで子供たちに言葉を教えました(ベェェェ)。
午後には、ちょっとスポーツ(キツネさんと「鬼ごっこ」をしているらしい)。
それから又草を食べ・・・


夕方ハゲタカのマイアー夫人とお喋り



夜は、しっかりぐっすり眠りました。
あるときインタビューで「もっと時間があったら何をしますか?」と質問され
「朝日とともに草を食べます。
子供たちとお喋りして
午後には、ちょっとスポーツ・・・
また食べて
夕方マイアー夫人とお喋り。
大切なのは、しっかりぐっすり眠ることです。」


インタビューでの次の質問



「宝くじ」が当たったら何をしますか?」

「そうですね・・・沢山草を食べます。一番いいのは日の出の頃です。


子供たちと沢山お喋りします。



それから少しスポーツ。
午後には草を食べて・・・
夕方にはマイアー夫人とお喋りしようと思います。
それから、しっかりぐっすり眠ります。」


      


実際には、1行ごとにステキなイラストがあるのですが省略。
手持ち本をスキャンするのは面倒なのでネット検索しました

なんと日本語版も出ています。羊のセルマ

ここでは平凡な幸せの大切さが見事に描かれています。

お寺の蹲にある「吾唯足知」を思い出します





おおめがね

2021-06-04 | かりねこ


猫さんにはメガネが良く似合います でも、これは大きすぎるかも・・・









犬さんは一般的にマズルが長いので、メガネの「座り」は良いと思いますが、見た目にはメガネ猫さんの方が、それらしく見えますね


インテリ(ぶってる)猫さん
LDキャット
手を貸す猫
雨猫
「雨猫」さんの最後に新聞を読む(ふりをする)猫さんが登場します





ドナウのクジラ

2021-06-01 | 旧市街

昔々はドナウ川にもクジラが棲んでいたのです・・・というのは勿論ウソです



ドナウ運河ストリートアートのクジラさん登場






このクジラさん、仰向けのように見えますが・・・
クジラさんの「へそ天」もあるんでしょうか



      



日常風景になったCovid-19ワクチン・センターの順番待ち





行列に並んで待つのはイヤですから、近くのホームドクターで接種してもらえるのは有難いです
とにかく1日も早く無マスク生活が戻ってきますように