これは知り合いから聞いた話です。
その知り合いには、ユダヤ人の友達がいました。仮にJさんとしましょう。
ナチスによるオーストリア併合後、Jさんはイギリスへ亡命しました。
Jさんの両親は、まだウィーンに残っていたのです。
Jさんはイギリスから両親に電話して、すぐイギリスに来るよう勧めました。
でも両親は「家財道具を置いていくわけにはいかないし、
第一、これ以上ひどいことは起こるわけがない」とウィーンに残りました。
そして、二人ともナチスの強制収容所で殺されました。
第二次大戦後、大分年数が経ってから、私の知り合いはJさんに
ウィーンへ戻ってはどうか、と尋ねましたが、
Jさんは二度とウィーンには戻りたくないと言いました。
その理由は「一定年齢以上のオーストリア人を見るたびに
両親を強制収容所に送ったのは、この人ではないかと思ってしまう。
そんな毎日には耐えられない」ということだったそうです。
私の知り合いにもユダヤ人があり、その人は家族や親戚72人を
ナチスのユダヤ人大量虐殺で失ったそうです。
でも、この人はウィーンに住んでいます。
Wikipedia:
ナチス・ドイツ
Wikipedia:
ナチス・ドイツによるオーストリア併合
両方とも、ややこしい記載内容ですから、面倒な場合は無視してください。
幸か不幸か、この日本の片隅まで、仕事が追ってきましたので、ちょっと又まばらアップになりそうです
個人的連絡:「ぼくとわたしと」のアスカーラさん、コメントしたのですが、何故か反映されませんでした。このパソコンの設定に問題が有るのかも知れません。ずっと応援しています