みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

お花見2019

2019-03-30 | そこらへん

先週の土曜日、アラビア語コースへ行く道にある街路樹の桜が、ほぼ満開でした
これでは世田谷公園(日本人の作庭家による本格的日本庭園)の桜も明日見ないと手遅れだぁぁぁと翌日3月24日に出かけました

ウィーン市HPのSetagayapark(ドイツ語)

考えたとおり、遅咲きの枝垂れ桜まで咲いていて春爛漫


1)晴れた日曜日で花見の人も大勢来ていました


2)州浜には、まだカメさんの姿がありません


この庭園は11月から3月半ばまで休園。本格的な手入れが始まるのは3月末で、今年は桜が先を越してしまったのです。

3)池の一角にある竹の柵


4)これまで撮ったことのないコーナーの桜も満開


5)上と同じコーナー


6)以前にも載せたことのあるプレートですが再度


ヨーゼフ・ラスカ

7)池を隔てて見た茶室と枝垂れ桜


8)趣を添える石灯籠


9)八重桜の蕾もふくらんでいます


10)レンギョウも満開


11)この庭園の中心となる桜


12)これは小道ではなく、近日中に水が流れて小川となるところ


13)11)の桜を見上げたところ


14)東屋の後ろにある井筒もそこから始まる小川もまだ水無し


15)花と同時に紫色のような葉も出始めている桜?


16)橋の上で日向ぼっこの人たち


17)11)の桜を振り返ったところ


18)井筒から湧き出して、ここで滝となる小川も「開通」前


19)日本庭園らしく縄で枝ぶりを整えた松


20)帰りに電停から見たところ


世田谷公園は電停やバス停のすぐそばにあります。
2本の大きな木は街路樹なのですが、ヤドリギがいっぱい。
あんなにヤドリギが多くても木は枯れないのかなと、ちょっと心配。
でも市の公園局が良く管理しているので大丈夫なのでしょう。

ウィーンの桜は北海道ほど遅くはないものの、以前は4月10日頃に満開となるのが普通。
昨年もそうだったようです。
今年は暖冬で順調に春になったせいか、桜の開花が異常に早かったようです。
このまま「まっしぐらに」夏になると40度を超えるんじゃないかと怖くなります
普通の夏になりますように


以前の記事
満開の桜
沢山ありますが、その他は省略







トガリ工芸品編

2019-03-27 | その他

トガリネズミの棺小さな名品の数々トガリ人物編に続く特別展最終回です

所蔵場所の表記が無いものは全て美術史博物館管轄下の様々なコレクションのものです。


孔雀石自然史博物館の鉱物コレクション所蔵)



多彩なショーケース


上段左は7羽のフウキンチョウ♂の剥製(自然史博物館所蔵)
上段中央は江戸末期から明治初期の日本の神楽面(ワールド・ミュージアム所蔵)
上段右は1880年頃マオリ族の武器(棍棒)で光っているため古い歴史的な電球みたい(ワールド・ミュージアム所蔵)

中段のヘルメットは紀元前5世紀後半から紀元前4世紀初頭のネガウ兜(スロヴェニア・タイプ)

下段左は1610年頃ドイツ(推定)で制作された昆虫の羽で描かれたホロホロチョウアンブラス城所蔵)
下段中央は紀元200~650年頃メキシコのマスク(ワールド・ミュージアム所蔵)
下段右は1610年頃ドイツ(推定)で制作された昆虫の羽で描かれたダチョウ(アンブラス城所蔵)


上の写真の下側


壁面でボケボケの左側は1455年頃ウィーン(推定)のゲーム用カード
ボケボケ中央は1906年以前にインドネシアのジャワで作られた演劇用の面(ワールド・ミュージアム所蔵)
ボケボケ右側も1455年頃ウィーン(推定)のゲーム用カード
下に並ぶ壷の数々は、いずれも1972~1975年頃のメキシコ製


トビネズミさんは17世紀ドイツの作品



カメさんの甲羅入り骨格


左はホウシャガメ、右はギリシャリクガメ(自然史博物館所蔵)


20世紀のバイオリン(既に古楽器コレクションの所蔵品)



盤上ゲームのコマ色々その他



鉄の冠勲章
の正装に用いるダチョウの羽100本と保存容器


ドイツ語ウィキに鉄の冠勲章の正装の絵や写真があります


狩猟に用いるナイフセット(1430~1440年頃イタリアの作品)



各種ブロックフレーテとケース(16~17世紀イタリアの作品)



古代エジプトの工芸品


左側上:ウシャブティの小箱(紀元前675~650年頃)
左側下:蓋付き小箱(紀元前2061~1665年頃)
中央上:見にくいですが箱の上に乗っているのはハヤブサの小像(紀元前724年頃)
中央下:神殿の形をした内臓容器(紀元前3~2世紀頃)
右側上:遺灰入れ(これだけは紀元前2~1世紀頃のエトルリア製)
右側下:蓋付き小箱(紀元前2061~1665年頃)


コンパス(1600年頃のプラハで作られたもの)


19世紀頃かと思えば、既に1600年頃、こんなコンパスが作られていたのですね。軍事用だったようです。






トガリ人物編

2019-03-24 | その他

トガリネズミ展にもう一度行きまして、今回は人物編です
特別展の選者が独自の見地から選んでいるので、一般的には知られていない画家の作品が殆どです。したがって画家の紹介は省略
展示品保護のためか照明が暗いのでボケボケ写真多数


窓辺の老人


確かどこかで「ユダヤ人」というタイトルだった記憶があります。1653年の絵画。


洗礼者ヨハネの首を持つサロメ


サロメを描いた作品は沢山ありますね。ビアズリーのものが有名。この絵は1525~30年頃イタリアの作品。


この人は美術史博物館の有名人です


ボケボケなので綺麗な写真はこちらで御覧ください。12世紀前半イタリアの作品。ドイツ語でピュスタリヒと呼ばれる「人物」については、3つの説があります。その1)中に水を入れて開口部に蓋をし、火にかけると蒸気が上か下から噴出す。その2)中にアルコールを入れて点火し火吹きとする。その3)チュートン族の神を表したもの。
出典は独語ウィキ


鷹狩り用の鷹を持つ皇帝カール5世(7才のときの肖像)1507年頃の作品



少年時代のカール大公(ハプスブルク家の人たちは自動的に大公の称号が与えられますから大勢カール大公がいます)

右下は見学者の頭です


この人も有名人ですがボケボケ(16世紀末の作品で制作者不明)


ドラキュラとして名高いヴラド3世です。この絵画は美術史博物館管轄下にあるインスブルックのアンブラス城に展示されているもので、今回は「出張」。ウェス・アンダーソンとジュマン・マルーフは、展示作品を選ぶためオーストリア各地をまわったのですね。
ついでに左のボケボケ人はオスマントルコのスレイマン大帝の妃ロクセラーナで16世紀末の絵画(同じ画家のようです)。


冗談の容器と呼ばれる女性像


ハリネズミの上に悠々と座っていて、すごい冗談ですね。1590~1600年頃の作品。


ミイラの肖像(紀元2世紀後半、古代ローマのもの)



カール大帝デューラー作品の模写、1600年頃)



ザクセン選帝侯ヨハン・フリードリヒ(1551~51年、ティツィアーノ作)



巨人と小人(16世紀末ドイツの絵画)


昔の宮廷では道化師のほかに、こういう人々も召抱えられていました。


死の床の皇帝フェルディナント1世、1564年の絵画



会場はこんな様子でした(トガリネズミさんやカバ様の部屋)




次はトガリ工芸品編です。乞無期待







あれこれ

2019-03-21 | その他

あれこれバラバラな話題です


その1)トガリネズミ:特別展でも棺の中身は見られなかったのでウィキ・フリー画像で「なま」のトガリネズミさん



可愛いですね。古代エジプトでもペットだったのでしょうか。


その2)未来のための金曜日:先週の金曜日、世界100ヵ国以上で環境保護を訴える生徒たちのストライキとデモがありました。



写真は、いつものHPに紹介されたウィーンでの集会の様子です。オーストリアの大統領も生徒たちへの連帯を表明しました。
日本でも何かあったのでしょうが、日本の新聞HPでは見かけませんでした。ひょっとしたら見落としたのかも・・・


その3)今さらながらのヴェネチアのカーニバル。上記HPに載っていた写真です。



こ、これでは家で写真集でも見るほうがマシだ~~~ッ


その4)仔山羊のマンフレート:上記HP3月20日の記事です。19日の夜、泥酔した女性が仔山羊を連れてウィーンのあるバーに入ってきました。店にいた客が通報し、警察官がバーで仔山羊を保護、女性は動物保護法に反するとして書類送検されたそうです。警察官は仔山羊(生後4週間くらい)をマンフレートと名付け、動物保護団体に引き取られました。件の女性が、どこから仔山羊を連れてきたのかは不明だそうです。



黒白の仔山羊なので、はっきり見えませんが、保護した警察官は嬉しそうですね。







小さな名品の数々

2019-03-18 | おきにいり

前回の続きです


カメ、カエル、雌鹿


カメとカエルは江戸時代日本の作品、雌鹿は紀元1~3世紀古代ローマのもの。


カニ、カエル


上のカニは江戸時代日本の作品、下のカエルは16世紀初頭パドヴァ、カエルは17世紀初頭南ドイツ(推定)の作品。


オオカミ、イヌ、ハウンド


オオカミは16世紀末南ドイツ、イヌは1900年頃のウィーン、ハウンドは16世紀後半のフランス(推定)の作品。


19世紀後半にジャワで作られた日用品のミニチュア



人形、雪靴、モカシン、サンダルのミニチュア


人形は1900年頃のエスキモー作品、雪靴とモカシンは19世紀末北アメリカ、サンダルは1978年頃ボリビアのもの。


和楽器のミニチュアと太鼓


和楽器のミニチュアは19世紀後半の日本、太鼓のミニチュアは19世紀半ばジャワのもの。


上からサル、カバ、フェニックス


サルは20世紀後半インドネシア、名高いカバは紀元前2000年頃の古代エジプト、フェニックスは1610~20年頃のもので、「復讐の女神」の作者と呼ばれる巨匠の作品。
左端は前回登場したワニの尻尾、右端は動物の形をした保温容器で15世紀以前のメキシコのもの。


私の愛するカバ様ふたたび(とってもピンボケですが)


以前のカバ様記事


マリア・テレジアのグラスとケース


1730年頃の作品で金と水晶製、グラスどおりの形に作られたケースは木製の本体にビロードと革を張ったもの。


貴重な小品の数々は、恐らく今回初めて一般公開されたのではないかと思います。ウェス・アンダーソンとジュマン・マルーフに感謝!です。名高いカバ様が選ばれたのに対し、ヴィレンドルフのヴィーナス自然史博物館に展示)は選ばれていませんが、あるいは有名過ぎるか、盗難防止の意味から動かさなかったのかも知れません。

今回の特別展には動物の小品やミニチュアばかりでなく、ハプスブルク家の人々など多くの肖像画も並んでいました。もう一度行ってみたいと思っていますが、カメラ無しで展示品に集中したいと思うので、ピンボケ写真は今回でおしまい



帰りに撮った入り口ホール





入り口扉



彫刻の寓意像



良い天気でした



広い広場の向こうには自然史博物館







トガリネズミの棺

2019-03-15 | おきにいり

実はブリューゲル展よりも楽しみにしていたのが、この特別展

全タイトルは「棺に入ったトガリネズミのミイラとその他の貴重な収集品」

ウェス・アンダーソンとパートナーのジュマン・マルーフがハプスブルク家の膨大なコレクションから独自のセンスで選び出し配置した貴重品の数々です

詳しくはこちらを御覧ください



展示品を紹介するパンフ

デザイナーであるジュマン・マルーフの素描が薄い色なので、スキャン画像を暗くしてあります


美術史博物館入り口



先ずは小さな棺に突進しました



残念ながら中身は見られません

あるいは保存状態が悪いのかも知れません

トガリネズミさんのミイラを納めた小さな棺は紀元前4世紀のエジプトのものです。
誰かがペットとして可愛がっていたのでしょうか?


ヒョウとワニ


ヒョウは20世紀初頭のカメルーンのもの、ワニはパプア・ニューギニアで1974年に作られたものです。


ネズミ、カメ、ハリネズミ


左端の点のようなネズミは紀元1~3世紀頃の古代ローマのもの、カメは16世紀後半南ドイツ、ハリネズミは紀元前600~580年頃の古代ギリシャのものです。


ハリネズミ、カメレオン、牡羊の頭部、トガリネズミ


カメレオンは20世紀初頭のカメルーン、牡羊の頭部は紀元前1150年頃の古代エジプト、トガリネズミは紀元前664~525年頃の古代エジプトのものです。


もう一度トガリネズミと点のように小さいカエル


カエルは紀元1~3世紀頃の古代ローマのものです。


猫さん


18世紀ドイツで制作された猫さん、ずいぶん後肢が長いですね



第一次大戦後に王朝が崩壊して以降の所蔵品は、美術史博物館が収集したものです。
ウィーンの美術史博物館は、日本では美術史美術館と呼ばれることが多いですが、実際には考古学的出土品、古楽器、古い武器などもあり、博物館と言うべきでしょう。但し、多くの人はブリューゲル・コレクションの有名な絵画部門しか見ないので、美術館という印象が強いのでしょう。


続く・・・


追記:ウェス・アンダーソンとジュマン・マルーフは、展示品のみを対象に選んだのではありません。保管庫で長く眠っていたものも含めて全ての所蔵品から選んだのです。今回展示されている小品の多くは、眠り姫のように長い歳月ひっそり保管庫に納められていたのでしょう。ハリネズミの棺は古代エジプトの誰が、どんな思いで作った(作らせた)ものでしょう。その小さな棺が、どんな長い旅路を経て、ハプスブルク家の収集家の手にはいったのでしょう。不思議なロマンとファンタジーの世界が広がります。






これも猫の人

2019-03-12 | かりねこ

ネット検索をしていて、またまた「猫の人」を発見しました





母猫さんと仔猫たち・・・だと思います。立派な宮殿で暮らしています。


飼い主はリシュリュー枢機卿です。

学校でも世界史の授業で名前の出てくる人ですが、何よりも「三銃士」の敵役としてのイメージが強いですね。

実際のリシュリュー枢機卿は、優れた政治家として絶対王政の基盤を固め、何よりもアカデミー・フランセーズを公式に設立しています。これは「美しいフランス語」を守る磐石の砦なのです(と私は信じています、実態は知らないけど)。

何よりも、この人は猫が大好きでした。執務中も常に膝の上に猫を乗せていたそうです。猫好きとしては「リシュリューさん」と呼びたくなりますね

リシュリューさんが世を去られたとき、14匹の猫さんが残されました。猫さんたちは枢機卿没後も大切に世話をされたのだと思います。
14匹の猫さんたちの名前は今日に伝えられています。
仏語ウィキを御覧ください
ここに載せた絵画の横に、リシュリューさんの猫好きが紹介され、14匹の名前が記載されています



以前に登場した猫の人
久々猫の人
また猫の人
猫の人



      


昨日は東日本大震災から8年目の日でしたね。地震と津波には最善と思える対策を施すしかなく、来ないように「廃止」するなんてことは無理です。
でも原発については、安全な新しいエネルギー源を開発し、原発を廃止することができます。
目先の損得だけを考えれば、原発にしがみついているのが安直な道でしょうが、長期的展望からは脱原発だけが正しい選択だと思います。





青のラプソディー再び

2019-03-09 | かりねこ

以前の青のラプソディーに続いて再び「青の中の猫さん」


いつものHP天気猫さん



猫さんには何色でも似合いますが、青もいいですね。
白い背景に白い猫さんとか、黒い背景に黒い猫さんとかもステキだと思うのですが、高度のカメラと技術が必要でしょう。




 今日の蛇足:昨日は国際女性デーでした。


私がいつも見ているHPなど、ドイツ語圏の主な新聞HPには特集記事がありましたが、チラッと見たところ日本の新聞HPには殆ど記事が見られませんでした。


2008年ブルキナファソでの国際女性デー・パレード



興味深いことに、いわゆる発展途上国の多くでは、国際女性デーが公式の祝日となっています(国によっては女性だけお休み)。

「先進国」と呼ばれる国々では少子化が著しく、日本は世界一の高齢国となっています。女性に様々な差別と負担が押し付けられ、しかも出産や育児に対する社会的支援がないからだと思います。
ニュージーランドでは昨年、首相が出産休暇の後、現職に復帰しています。これは色々な支援体制があってこそ可能となるでしょう。

私の独断と偏見では、本当は「国際男性デー」も必要なのではないかと思います。
男性には完璧な生活条件が実現していて、女性だけ差別されているとは思えないからです。

両方あわせて世界人権デーがあるらしいですが、全く影が薄いですね






チャーチル再び

2019-03-06 | おきにいり

前回の「妻と夫」を書いた後、もうひとつ同じカレンダーで印象的だったチャーチルの言葉を思い出しました。

各国ウィキでもチャーチルの写真や戯画は沢山あるのですが、結局最も知られている1941年の写真にしました。





その日のチャーチルの言葉は・・・

もし2人の人間が、いつも同じ意見だとしたら、
そのうちのひとりは全く不要だ。



異なる意見の存在こそが議会の真髄であり、社会発展の原動力なのです。



ついでに、レディー・アスターにも、もう一度登場していただきます


チャーチル:
国会に女性が現われるのは、なんだかバスルームに侵入されるようだよ


確かに長い歳月男だけの世界だったところに女性が現われとき、一部の男性議員には一種の当惑感があったかも知れません。
多くの古い堅物は「けしからん」と怒ったことでしょう。

レディー・アスターは次のように応えています。

あなた、大してハンサムじゃないから、その心配をする必要はないわ。


この「やりとり」は英語ウィキの記事にありました。

更についでに、廃刊になったカレンダーのことをネット検索しようとしたら、どうも別の出版社から制作・販売されているようです。
このカレンダーは「Raben-Kalender(カラスのカレンダー)」という名前です。










英国の妻と夫

2019-03-03 | おきにいり

Very British・・・チャーチル首相の出てくる笑い話


レディー・アスター:ウィンストン、あなたが私の夫だったら、私はあなたの紅茶に毒を入れるわね。

チャーチル:ナンシー、君が私の妻だったら、私はその紅茶を飲むね。





もちろん、こんな「やりとり」が出来るのは忌憚のない間柄で、本当に毒を盛ろうという人は、事前に予告したりしません。

上のやり取りを直接的な表現に訳せば・・・

「あなた最悪の夫だから、あなたの紅茶に毒を入れるわ」
「君は最悪の妻で、私は人生に悲観しているから、その紅茶を飲むね」

・・・といったところでしょうか。

お互いに気心が知れていて相手を高く評価しているからこそ、こういう憎まれ口みたいな冗談が言えるのですね。



レディー・アスター



この人はイギリスで最初の女性国会議員です。それ以前にひとり女性議員がいるのですが、議員活動はしなかったのです。
英語ウィキに詳しい記事があります


この笑い話は何年も前、スイスの出版社が発行する日めくりカレンダーに載っていたものです。
こうした笑い話も含めて、毎日貴重な引用や漫画があって毎年買っていたのですが、その出版社が倒産してしまいました

英語ウィキの記事によると、上記のやりとりは、居合わせた友人が記録したものです。