みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

他のツリー

2024-01-14 | その他


ツリーの行方で紹介したのはピンツガウ山羊さんでしたが、シェーンブルン動物園(繰り返し強調:現存する世界最古の動物園)ではゾウさんがツリーの枝を味わいました。
このゾウさんたちは耳が小さいので、インドゾウだろうと思います。
写真が紹介されていたのはゾウさんだけですが、他の草食の方々も「ツリー・スナック」を楽しんだことでしょう。








殆どのツリーが撤去された中、何故かまだ飾られていたスワロフスキーのクリスタル・ツリー






私の極安ばかちょんデジカメは画像の質が悪いため、長らくWikiのフリー画像を使っていました。
今年は、ばかちょんピンボケ画像も使おうかなと、自然史博物館に行ったところ、入り口ホールにスワロフスキーのツリーがあったので、早速写してみましたが、こんな暗いピンボケになってしまいました

でも、めげずに続きます・・・恒例、乞無期待






名前のトレンド

2024-01-11 | その他


去年ウィーンで生まれた子供たちにつけられた人気上位の名前は・・・

女の子:エマ(正確にはエムマEmma)、オリヴィアOlivia、ラウラLaura、ミアMIa、サラSara、エレーナElena・・・
男の子:レオンLeon、ノアNoah、エリアスElias、ダヴィッドDavid、アダムAdam、アレクサンダーAlexsander、マクシミリアンMaximilian・・・

女の子には愛らしく呼びやすい名前がトレンドのようです。
男の子はオーソドックスで、聖書や歴史上の人物に「あやかった」名前が多いですね。
レオンはライオンですが、女性の名前としてレオニーもあります。







オーストリア全国の昨年度の統計は、まだ出ていないそうです。
オーストリアの場合(多分大抵の国もそうでしょうが)新生児の命名には一定の枠組みがあります。
冗談のような破天荒な名前、悪意のある名前などは禁止されています。
また名高い子供用お話シリーズの主人公プムックルの名前も禁止されています(上の写真がプムックル)、

もう長らく忌避されているのがアドルフです。ヒトラー台頭当時のドイツでは男の子をアドルフと命名するのが大流行だったようですが、ナチスの恐怖政治や戦争犯罪・ユダヤ人大量虐殺などが明るみに出てからは、あるいは名前を変えた人もあるのではないかと思います。





ツリーの行方

2024-01-05 | その他


クリスマスが終わったらツリーは何処へ行くのでしょうか

庭で燃やす、あるいは材木として再利用する家庭もあるでしょうが、ウィーン市の場合(多分他の都市も同様)12月27日から1月14日まで、市内に数多くのツリー置き場が設けられ、ここに集められたツリーを市が回収し、燃料として火力発電や遠隔暖房に利用しています。
その一部はウィーン22区にあるラウテンウェーク・ゴミ集積場(60ヘクタール)の草原で暮らすピンツガウ山羊さんたちにも供されます。



市庁舎前に飾られた巨大クリスマスツリーから切り取られたもみの木の枝を味わうピンツガウ山羊の皆さん





ラウテンウェーク・ゴミ集積場にピンツガウ山羊さんが導入されたのは1990年代です。
広大な敷地に生い茂る野草を、出来るだけ自然な方法でコントロールすること、そして、当時オーストリア全国で200頭のみで絶滅危惧種となったピンツガウ山羊の保存が目的でした。ラウテンウェーク・ゴミ集積場で、これまでに100頭の子ヤギが生まれたことは、ここの草原地帯がピンツガウ山羊の棲息に理想的な環境を提供している証拠です。
ここには他にも様々の貴重な動植物が生息しており、植物学者にも魅力的なフローラだということです。


とてもマイナーな山羊さんなので、ドイツ語記事しかないようです。
ウィーン市HPのラウテンウェーク紹介
ザルツブルクWikiの記事






どんな年?

2024-01-02 | その他


自然界は地球の公転と、それに伴う四季という時空の中で動いています。
人間社会は、それに加えて、秒・分・時・日・週・月・年という枠組みの中を動きます。
新年なんてものは必ず来るわけで、「めでたい」という要素は無いはずですが、やっぱり「無事に新年が来る」のは世界中で「めでたい」ことになっています。


多くの国々では大晦日の深夜、新年になる直線から直後まで盛大に花火を打ち上げます。
下の写真はウィーンの大晦日(シルヴェスター)の花火です。地味なのは、あるいは早い時間の写真だからでしょう。





Covid-19パンデミック以前は、夜9時ごろからバンバン鳴り始めて元日の深夜2時頃まで盛大に爆発音が続いたものです。パンデミック期間中は本当に静かでした。今回の大晦日には沢山の花火が打ち上げられましたが、パンデミック以前の騒々しさに比べれば控え目でした。
パンデミックは一応終息したものの、今は2つの戦争が続く中での新年です。他にも幾つかの武力紛争が続いています。次の大晦日(今年の12月31日)は少しは平和になってほしいと思います。

日本の年末の風物詩である除夜の鐘、長い歴史があるのかと思ったら意外と新しいんですね


元日早々、石川県で大きな地震がありましたね。オーストリアの新聞HPでも大きく報道されています。
早く余震がおさまり平穏な日常生活が戻りますように。






シルヴェスター(ドイツ発音だとジルヴェスター)の花火が控え目だったのには、やはり戦争の影響もあるのかもしれません。
下の写真はウィーン旧市街に設置されたテロ防止障害物です。大型車の突入を防ぐものだそうです。





現在のイスラエル・パレスチナ戦争が始まってからヨーロッパ各国でもオーストリアでも反イスラエルのデモや集会、テロ事件が急増しています。
ウィーンのシュテファン寺院でも、テロリストによる襲撃あるいは爆弾テロが計画されていたのですが、警察が容疑者を事前に逮捕し、何事も起こりませんでした。警察はどうやって調べるのか、凄いなあと思います。
毎年大晦日に開催される旧市街のイベント「シルヴェスター街道」もテロの標的として警察による警備が強化されていました。何事も起こらなくて良かったと思います。花火が控え目だった背景には、こうした事情もあったかも知れません。

2024年は、どんな年になるのでしょう?
ウクライナとパレスチナに平和が訪れ、天災・人災の少ない年でありますように






希望の星

2023-12-23 | その他


ちょっとゴタゴタして昨日投稿できませんでした

この季節の風物詩クリスマス市も、Covid-19パンデミック期を乗り越えて平常復帰。
でも私は人混みが苦手なので行っていません。




写真はウィーン市庁舎前広場のクリスマス市。市役所の上から見た風景なので、後方にはブルク劇場が見えます。


      


前々回にも触れたように双方の過激派が相手の殲滅を唯一のゴールとするため長引くパレスチナ問題

しかし相手方のために尽力する人たちもいます。

そのひとりはイスラエル人で、10月7日のハマースのテロで兄弟を失いました。
殺された兄弟はガザ地区に近いキブツで暮らしており、平和共存を願いパレスチナ人を助けてきたのです。
この人も殺された兄弟同様、以前からイスラエルとパレスチナの平和共存を願って活動してきました。その姿勢は兄弟を殺された今も変わりません。
「我々の痛みを戦争の口実に悪用するな」というのが、この人のイスラエル政府に対する批判です。10月にはイスラエルとパレスチナの全ての紛争犠牲者のためのイベントに参加するためウィーンを訪れています。
ドイツ語記事ですが、本人の写真があります。


もうひとりはハマースの幹部の息子でありながら、イスラエル支援を呼びかけているパレスチナ人。
ハマースの幹部の息子として、実際の拷問も目撃してきました。
現在アメリア在住ですが居住地は秘密です。この人は本当に命の危険があると思います。
これもドイツ語記事ですが、英語によるインタビューへのリンクがあります。


こうした人たちは希望の星ですね





パーテルノステル

2023-12-19 | その他


パーテルノステルは本来、ラテン語の「主の祈り」の冒頭で「天にいます我らの父よ」という意味ですが・・・


これもパーテルノステルです。





上にリンクした日本語Wikiの記事にもあるように、数珠(ロザリオ)のように連結しているところから「パーテルノステル」という通称ができたようです。
ウィーン大学本館に近い大学ビルにもありました。過去形なのは、多分もう廃止されただろうと思うからです。
授業があるとき、或いは最上階のメンザ(学生食堂)へ行くときに利用しましたが、できるだけ階段を使っていました。
と言うのも、常に動いているうえ扉が無いので、「飛び乗り」して「飛び降り」する感じで、利用時には常に緊張感があったからです。


英語Wikiの記事には動画もあります。

北海道のランドマークとも言うべき塔型サイロと同様、色々問題点があるので、いずれ消滅するものと思われます。
それも、ちょと残念かな・・・

大学ビルについては大学HPの英語記事があります。





ガザメトロ

2023-12-16 | その他


ガザ地区の地下に張り巡らされた地下道のネットワークは数百キロに及びます。500㎞くらいと、どこかで読んだような気もします。
「ガザメトロ」という俗称のあるトンネル・システムは、ハマースがイスラエルを奇襲したり、イスラエルの兵士や民間人を拉致したり、あるいはイスラエル軍の攻撃に際しては防空壕となったりするということです。

イスラエル軍は現在、この「ガザメトロ」に海水を流し込んで使用不可能にしようとしています。
これには強い批判もあります。海水の流入によって農耕地が汚染され耕作不可能になり大規模な自然破壊につながるという意見です。
しかし、それよりも何よりも、これは実現可能でしょうか



この写真は2014年にイスラエル軍が発見した「ガザメトロ」の一部です。
防空壕どころではない地下空間




こんな広々とした場所だけでなく、人がひとり通れるだけの狭い地下道も多いようです。
しかし、それでも縦横無尽に張り巡らされた地下道を海水で完全に封鎖できるでしょうか。イスラエル軍は「やり抜く」と言い、ハマースは不可能だと言っています。

ガザ地区のパレスチナ人はイスラエル軍の空爆や地上部隊の侵攻で悲惨な状況にあります。イスラエルの「過剰反応」に対する世界各国からの批判も強まっています。
それでもハマース殲滅を目標とするのは、イスラエルの恐怖心の現れと言えるでしょう。取るに足らない相手なら放置できるからです。

そもそもイスラエルと並んで、立派に機能するパレスチナ国家が存在すれば、ハマースの存在意味は無くなるはずなのですが・・・
面倒なのはハマースがパレスチナとは現在のイスラエルを含めた国家であるとして、イスラエルを抹殺しようとしていることです。
逆にユダヤ人過激派は、パレスチナを含む全てがイスラエルであるとして、パレスチナを抹殺しようとしています。


「ガザメトロ」に関する詳しい記事が英語Wikiにありますが、読んでいるうちに疲れてしまい全部読んでいません





安息日の思い出

2023-12-04 | その他


イスラエルとパレスチナの戦争で、このところ久しぶりにユダヤの歴史について、あれこれ思いをはせています。



プラハ旧新シナゴーグ:現存するヨーロッパ最古のシナゴーグ





プラハのユダヤ人地区に残るダビデの星





ディアスポラによって様々な国にユダヤ人が住んでいます。



シリア出身の友達(本人はアッシリア人の末裔)から聞いた思い出話

彼女の出身地はカーミシュリーで、1980年代にシリアに住むユダヤ人の国外移住が許可される以前、カーミシュリーにもユダヤ人が住んでいました。
サバト(安息日)の教義に忠実なユダヤ人が金曜日の日没前に火をつける(灯をつける)のを忘れた場合、他宗教の隣人に頼んで点灯するのが一般的でした。彼女も子供の頃時々、ユダヤ人の隣人に点灯を頼まれたそうです。

この「金曜日の夕方のトリック」は、ウィーンのチーフ・ラビからも聞いたことがあります。
尤も現代では「安息日モード」の家電製品もあるようです。





リマインダー

2023-11-22 | その他


イスラエルとパレスチナの戦争が気になって、ひたすら早く平和になれと祈るばかりですが・・・
そこで「平和の鳩」を思い出しました。
ピカソが描いたことによって世界的に知られるようになりましたが、もともとは旧約聖書ノアの物語に起源しています。

40日間に及ぶ大洪水のあと、ノアが飛ばしたハトがオリーブの枝をくわえて方舟に戻って来るという話は、希望と平和を象徴するもので、古くから描かれているようです。


ローマのカタコンベに描かれた「平和の鳩」







そしてFriedenstaube(フリーデンスタウベ=平和の鳩)で画像検索をしていて発見したのが「ウクライナの平和の鳩」です。






このところイスラエル・パレスチナ関係の記事ばかり読んで、ウクライナのことを忘れがちでした。
地理的・歴史的背景から、難しい立場にあるウクライナですが、ロシア(プーチン)が勝手に侵略・併合するのは国際法的犯罪です。

ウクライナに早く「正しい平和」が訪れますように


イスラエル・パレスチナ戦争についても、ウジウジと続きがあります。
なにとぞご容赦のほどを





平和を求めて

2023-11-13 | その他


恐怖が消えればで紹介したテディ・コレクの言葉は、イスラエル・パレスチナ平和共存への唯一の道筋を示しています。
これを良く理解している人たちも、イスラエルにもパレスチナにも存在します。それなのに戦争が続くのは、双方に相手を絶対許さない過激派がいるからです。


写真は先週テルアビブで行われた集会です。





この集会のスローガンは「ハマースに拉致された人質の解放」「即時停戦」「軍事力は解決の手段にはならない」という3点です。
パレスチナを非難するような言葉はありません。イスラエルでもパレスチナでも一般の人々は平和共存を望んでいると思います。

しかし困ったことに、イスラエル人がパレスチナを支援するのも、パレスチナ人がイスラエルを支援することも命がけです。夫々の過激派から裏切者と呼ばれ、場合によっては殺害される恐れがあります。

その典型的な例が、アラブ人の国家元首として初めてイスラエルを訪問し、後に国内過激派に銃殺されたエジプトのサダト大統領と、アラファトと握手しアラブとの友好路線を打ち出したためユダヤ人過激派に銃殺されたイスラエルのラビン首相です。

ウクライナにもイスラエルとパレスチナにも一刻も早く「正しい平和」が訪れますように