既にご存知の方も多いと思いますが、スイス、ドイツ、オーストリアが脱原発を決定しました。
(国名の順序は決定した順、で、脱原発トリオ)
スイスは住民投票でも原発支持の多い国でしたが「福島第一」で「猛反省」したようです
スイスの原発反対デモ:24日付けNZZ(新チューリヒ新聞)
日曜昼間のデモで、この写真だけ見ると、なんだか、原発反対の人たちの合同ハイキングみたい
きっと、ほかの場所では、街中も通っているんでしょうね
先ずスイス
決定は5月24日だったように思いますが、内外に公式に発表されたのは5月25日のようです。
現在稼動中の原発を、耐用年数が過ぎるに従って順次廃止、その期間を利用して、再生可能で安全な発電技術に切り替える予定。
ネットのニュース:
スイス、脱原発へ
続いてドイツ
「福島第一」事故で即座に脱原発の世論が急速に高まり、原発反対の緑の党が躍進したドイツ。
5月29日に国会で、脱原発スケジュールが合意されました。
2022年をメドに稼動中の原発を順次廃止、ここも再生可能で安全な発電へ切り替え。
ネットのニュース:
ドイツ「脱原発」
そこでオーストリアも
さて、33年ほど前の住民投票で原発反対が多数だったため
いまだに1基も原発のないオーストリア。
原発のない国の脱原発とは
オーストリアでは、足りない電力を輸入しています。
これまでは、原発電力も輸入していたのですが
反原発をはっきりさせるため、原発電力の輸入を止めることになりました。
これは、ちっこい「脱原発」なので、外国では報道されていません。
「福島第一」以降、すぐに脱原発方針を決定したのがドイツ語圏3国というのも面白いですね
スイスでは、国民にとって重要な意味のある国政決定に際しては、しばしば国民投票が行われます。オーストリアでも、国政決定に時たま国民投票があり、地域的な政策決定では住民投票があります。ドイツでは、ナチスの時代「国民投票」が悪用されたため、現在は、国民投票をしないようです。
Wikipedia:
国民投票
ドイツ語圏3国
ドイツ
オーストリア
スイス(仏語圏、伊語圏、ロマンシュ語圏がありますが、圧倒的多数の住民はスイス・ドイツ語を話し、ドイツ語圏スイスが国民投票の動向を決めるという傾向が・・・時々、フランス語圏とドイツ語圏の間の食い違いなどもあるようです)