今回は写真もラクガキもありません。「無い」内容だからです
NHKではテレビでもラジオでも色々な語学講座がありますね。
ここではテレビでもラジオでも、全く語学講座がありません。
でも、私の友達や知り合いは大抵数ヵ国語を話します。
テレビやラジオのかわりに、色々な語学学校や国民大学の語学コースは沢山あります。
幾つかの国民大学は、とりわけ多くの語学講座を提供しています。最高250言語まで・・・
ウィーンでは250の言語が話されているのだそうです。
確かに、外出すれば知らない言葉が聞こえてくる街ですが、250もの言語が話されているとは
語学講座の多い国民大学では、本当に珍しい言語のコースがありまして、ヨーロッパの主要言語や東欧・バルカン諸国の言語、更に中東から中央アジア、東アジア、アフリカの言語が並んでいて、
オック語なんていう南フランスの方言もあります。
但し、プログラムにある語学講座が常時実施されているとは限りません。最低受講者数3人という下限があるからです。
私が
マルクス・アウレリウスに憧れて、古代ローマの知識人と同じように(?)古代ギリシャ語を勉強しようとコースを申し込んだとき、希望者が私ひとりだけで、クラスは成立しませんでした。
もちろん、オーストリアの大学は聴講は自由ですから、大学の古代ギリシャ語の授業を探せば良いのですが、横着で、そこまではしませんでした
国民大学のアラビア語の場合、毎学期、初級クラスは必ず成立するのですが、大抵の人が初級でやめてしまうので、続きがありません。ひょっとすると最近は状況が変わってきているかも知れません。
以前に知り合いから聞いた話では、その人が趣味に
アイルランド語コースを申し込んだところ参加者2人だったそうですが、先生が熱心で、2人に自宅でアイルランド語を教えてくれたそうです。アイルランド語は
ケルト語起源で、英語とはちょっと違うのです。
私はウィーン大学でイタリア語を第二外語に選んだため、少しフランス語も分かりますが、文法も少し勉強しようと、フランス大使館文化部のフランス語コースに通ったことがあります。同じクラスに、台湾からの留学生がいて、休み時間に漢字で筆談していたら、フランス語の先生がビックリしていました。
イタリア大使館文化部もイタリア語コースを行っており、長年通いました。
日本大使館文化部で日本語講座はしないのですかと尋ねたところ「予算がありません」と言われましたが、これも今は状況が違っているかもしれません。
ラジオのオーストリア第一放送(NHK第一に相当)では正午の1時間ニュースの最後に3ヵ国語(ドイツ語、英語、フランス語)のニュースがあります。
以前、地下鉄で本を読んでいたら、向かいの席に座った人が携帯電話で話し始めました。本を読みながらで、当人を見たわけではないのですが、どうもアラビア語のような知らない言語で話しています。で、突然、その人が流暢な英語を話し始めたので、見上げなくても、ユダヤ系アメリカ人かイスラエル人だろうと判断しました。
ヘブライ語と
アラビア語は親戚なのです。
前にアップしたパレスチナ支援グループのユダヤ系アメリカ人は、ずっとアメリカ育ちで、ヘブライ語は話せません。
私のPCの「守護天使」であるシリア出身の友達はアラブ人ではなく
アッシリア人の末裔で、
アラム語(キリストさんの話した言葉)が話せます