1月17日付けNZZ(新チューリヒ新聞)に載っていた記事です。
日本でも報道されているかも知れませんが・・・
このお方は記事とは全く関係ありません

Wikipediaフリー画像(秋田犬)
ナポリ市街と周辺部では長年、大量の放置ゴミによる汚染が重大問題となっています。
その放置ゴミの中には、飼い犬さんのウ○コも含まれています。
業を煮やしたナポリ市長が、ナポリ「在住」の全ての飼い犬さんのDNAテストを決定しました。
これによって、置き去りになったウ○コの張本犬を突き止めようというのです。
多分、飼い主から罰金を取り立てるということでしょうね。
しかし、この決定が実施できるかどうかは極めて疑わしいのです。
まず、警察官の労働組合が、市長決定に抗議し「犬のウ○コを『回収』する作業は絶対やらない」と宣言しています。
犬さんのウ○コより、もっと焦眉の急務がほかに沢山あるはずだという批判もあります。
別の批判によれば、DNAプロジェクトは、犬さん1頭に300ユーロ(現為替レートで4万2300円)かかり、全住民(犬)では数百万ユーロに上り、予算捻出は不可能。
元検事のナポリ市長は、ゴミ問題を解決したと主張しているそうですが、その実態は、ゴミをオランダに「輸出」して、オランダで焼却処分しているのだそうな。
人口と犬口(「わんこう」と読む)の少ない小都市や村では予算が計上できるかもしれませんが、そういう小さな地域ではDNAプロジェクトも不要でしょう
このナポリ市長は
こんな方です。