みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

LDキャット

2020-11-27 | かりねこ

LDというのはロックダウンのことです







この茶トラ猫さんは、ロックダウン中の正しい過ごし方を実行しているみたいですね。
ゆったりソファーに座り、リモコンを使ってテレビを楽しんでいる・・・ように見えます
まあ、昨今のイエネコさんは完全室内生活が一般的ですから、生涯ロックダウンとも言えますが、某猫学文献でも強調されているように、猫さんにとっては、昨日と同じ今日がずっと続くのが快適なので、生まれながらにロックダウンのプロとも言えます。



      


えー、ちょうど思い出した無関係の蛇足です

ウィーンに来て大学の夏季講座を受けている当時、まだドイツのドイツ語、オーストリアのドイツ語、スイスのドイツ語の区別もつかない頃ですから、スペイン語とイタリア語の区別もつきませんでした。
講座参加者にメキシコ女性とイタリア女性(イタリアの大嫌いな南チロル人)がいまして、2人が何語で喋っているのか尋ねたら、メキシコ人はスペイン語でイタリア人はイタリア語で喋っているということでした。
へえ、便利だねと驚いたものです
まあ、考えてみれば、京都人と大阪人が夫々の言葉で喋っているようなもんですから、殆ど通じるのも当然ですね。
2人ともドイツ語教師で専門家のための最上級クラスの受講者だったので、ドイツ語で会話するのも全然問題なかったと思います。

何年も後にスペインで私も同じことを体験しました。ウィーン大学で第二外語にイタリア語を選び、何回もイタリアへ行った後なので、イタリア語はまあまあ喋れるわけです。それで道を尋ねるのにイタリア語を使ったら、スペイン人にちゃんと通じたのです。大阪弁と京都弁ですから当然ですね。「どこ」がイタリア語で「ドヴェ」スペイン語で「ドンデ」といった具合だから通じるわけです。

大学の翻訳・通訳科に留学中のスペイン人が第二外語にイタリア語を選んだというので、簡単でいいねと言うと、全然勉強しなくても通じちゃうので、勉強する気になれず、従って、いつまで経っても細部の微妙な違いが判らないままだと言っていました。

何事にもプラス・マイナスがあるもんですね






ロックダウンの晩秋

2020-11-24 | その他

いつものHP、Covid-19パンデミック速報の欄に、こんな画像が載りました





健康でいてください!私たちはやり遂げられます!

こんなスローガンの陰には焦りとか不安が隠されているように思います。春のコロナ・ステージを思い出します。
コロナ・ステージの出てくる記事



自然史博物館もロックダウンで閉まっていますから、ぷりこぞうさんも寂しそうです




この頃、私は博物館や美術館へ行くのを散歩代わりにしているので、全部ロックダウンで閉館中なのは残念

でも、コロナ・イースターで紹介したNZZの記事にあるように、今のパンデミックにも必ず終わりがあります。じっくり落ち着いて用心しつつ気楽に過ごしましょう


ついでに(?)ウィーンの夜景




上記HPでも「オーストリアの最も美しい旅行地」を紹介して、日本の「go to キャンペーン」みたいですが、今旅に出ようという人は少ないでしょうね。Covid-19第2波では毎日、4桁の新規感染数が続き、一時は万に近づいたのですが、ロックダウン以降は毎日の新規感染数が少し下降してきています。



自然の造形

2020-11-21 | おきにいり

某猫学文献を通して発見した花福こざるさんの著書。既に数冊愛読していますが、最近買って気に入っているのが「公園植物ワンダーランド」です





サラッと爽やかなタッチのイラストで、様々な公園・植物園が紹介されています。本を見ているだけで充分楽しめます
本に出てきた「旅人の木」をネット検索。ドイツ語Wikiの記事に下の写真がありました。





自然の造形は本当にすごいと思います

それで思い出したのが以前にネット検索中に見つけた画像2つ。




鉱物の偏光顕微鏡写真。
美しいのに感動してダウンロードしただけで、鉱物に関する詳細は完全に忘れました





クジャクグモ♂の婚姻色

このクモ♂さんは、♀の前でダンスをして求婚するのですが、♀が気に入らない場合、下手すると食べられてしまうこともあるそうです
カマキリさんを思い出しますね
「男は度胸」って、このクモ♂さんのための言葉のような…

孔雀グモさんに関する記事




猫とソックス

2020-11-18 | かりねこ

17日からオーストリアではロックダウン第2幕が始まっています
春と同じように大部分の店舗が閉まっています。営業しているのはスーパーや食料品店、薬局だけ。病院、医院などの医療施設も、もちろん開いています。
冷戦時代には核戦争が恐れられました。その後は原発事故異常気象が大きな脅威となっています。

現在のCovid-19パンデミックは、人類による自然破壊の随伴現象のひとつと言えるでしょう


いつものHPに「猫とソックス」として載っていた写真:ロックダウンのシンボルらしい





世界各国のCovid-19情報が次々と数々のHPに紹介されています。もう多過ぎて全部に目を通すのは不可能

ちょっと拾うと:
フランスの感染者累計が200万人を超えたそうです。
ニューヨークを訪れる旅行者数は2019年には6660万人だったのが、今年は2290万人に落ち込んだそうです。パンデミック前の数字に回復するのは2024年と見られています。
ポーランドでも、ミンクのSars-Cov-2保有テストが始められました。ポーランドでは600万匹の毛皮用ミンクが飼育されています。
毛皮をファッションにするのは、もう時代遅れの野蛮な行為です。
600万匹のミンクたちは殺処分にするのではなく自然に返してやるべきです


ロックダウンで人通りの絶えたショッピングモール「マリアヒルファーシュトラーセ」




追記:教会もロックダウン それで春と同様、毎日正午からシュテファン寺院でのミサの様子がラジオとライブストリームで流されます。
パンデミックの初期に韓国の教会でクラスターが発生したことがあるため、教会は非常に慎重です。





ゼンの三毛犬

2020-11-15 | かりいぬ

前回、ゼン(山岳放牧地管理人)に触れて思い出しました

スイスが世界に誇る山岳放牧地牧畜犬です。ドイツ語はゼンネンフントSennenhund、つまりゼンの仕事を助ける犬です。牧牛犬、牧羊犬、牧山羊犬として働きます。何世紀も牧畜犬として働いてきたせいか、常に飼い主のそばにいることを喜びとする愛すべき犬さんです。

知名度の高い代表的存在がベルナー・ゼンネンフントBerner Sennenhund(日本では英語のバーニーズ・マウンテンドッグ)ですが、良く似た親戚犬が存在します。
グローサー・シュヴァイツァー・ゼンネンフント(グレーター・スイス・マウンテンドッグ)
エントレブッハー・ゼンネンフント(エントレブッハー・キャトルドッグ)
アッペンツェラー・ゼンネンフント(アッペンツェラー・キャトルドッグ)


代表種ベルナー・ゼンネンフントの若犬さん




ベルナー・ゼンネンフントの仔犬たち、可愛いですね





私は大型犬が好きです。良く躾けられたお行儀の良い大型犬は、見ていて感動的でさえあります。
あるとき、一目でバーニーズと分かる立派な犬さんを見て、バーニーズ・マウンテンドッグから逆に訳して「それはベルクフント(山岳犬)ですね」と言ったら、「いいえ、これはゼンネンフントです」と言われました。それがゼンネンフントという言葉を聞いた最初でした。
英語ではマウンテンドッグかキャトルドッグですが、ドイツ語圏の人たちにとってはゼンネンフントは独自のカテゴリーなのでしょう。

猫さんの一族では「三毛猫」という言葉がありますが、「三毛犬」という呼び方はありませんね。
スイスの山岳牧畜犬4種もビーグルその他、かなり多くの犬種も「三毛犬」なのですが、人間が使役用に交配を繰り返して作出された犬さんたちは、家系から三毛と分かっているので、意外性の大きい猫さんの場合のように「三毛」が珍重されないということでしょうか


      


ヨーロッパ各国のCovid-19第2波で新規感染者数が急増し続けているため、遂にオーストリアでも、春と同じ厳格なロックダウンが実施されることになりました。大半の店舗が再び臨時休業。厳しいロックダウンは差し当たり12月6日までとなっています






皇帝のグチャグチャ

2020-11-12 | おきにいり

Covid-19にテロと鬱陶しい話が続いているので、気分転換に楽しく美味しい「皇帝のグチャグチャ」のお話


これが「皇帝のグチャグチャ」です↓





粉砂糖を振りかけ、ここではスモモのコンポートがソースとして添えられています。
要するにパンケーキですが、クレープに近い薄いもので、あらかじめ細かくちぎって供されます。


調理中にちぎっているところ↓




「皇帝のグチャグチャ」は自由直訳で、ドイツ語ではカイザーシュマーレン(Kaiserschmarren)あるいはカイザーシュマールン(Kaiserschmarrn)です。


なぜ「皇帝のグチャグチャ」などという名前なのかについては、上にリンクした日本語Wikiにも説明がありますが、ドイツ語Wikiによると…

その1のa)細いボディライン保持に異常な情熱を傾けたエリーザベト皇妃のため、宮廷料理人が軽いデザートを考案したのですが、皇妃はカロリーが高すぎると拒否。するとフランツ・ヨーゼフ皇帝が「どれ、そのグチャグチャ(シュマーレン)をこちらに見せてごらん」と言って皇妃の分も食べてしまいました。それで「カイザーシュマーレン」

その1のb)この甘いメニューは既にフランツ・ヨーゼフ皇帝とエリーザベトの結婚式の際に考案され、始めは「カイザリンシュマーレン(皇妃のグチャグチャ)」と名付けられたのですが、フランツ・ヨーゼフ皇帝の好物になったため「カイザーシュマーレン」になりました。

その2)フランツ・ヨーゼフ皇帝が狩猟に出掛けた折、アルム小屋で休憩しました。その折、ゼン(放牧地の管理人:オーストリアではカーサーとも呼ばれる)が作って出したのが「カーサーシュマーレン」でしたが、皇帝が非常に気に入ったため「カイザーシュマーレン」となりました。

ドイツ語Wikiのアルムに沢山写真があり、アルム(山岳放牧地)がどんなところかよくわかります。

ドイツ語Wikiのゼンの記事に、怖いオッサンの写真があります

その3)このデザートは元々農家で「シュマーレン・ア・ラ・カーサ(自家製シュマーレン)」として作られていたのですが、オーストリア皇帝家がイタリア語で「カーサ・ダウストリアCasa d'Austria」と呼ばれていたため混合して「カイザーシュマーレン」になりました。


どの説も面白いですね。語源が何であろうと美味しいのです。好きなのですが、この数年食べていません。
久々に食べようかな 
飲食店はロックダウン中なので、冷凍ものを買うしかありません
レシピを見ながら自作というのは面倒だぁぁぁ






トリプルウィーク

2020-11-09 | その他

Covid-19パンデミック第2波のため外出自粛でのんびりしているのに、慌ただしい1週間でした。


Covid-19のロックダウンその2で鬱陶しい週明け11月2日にウィーン旧市街で無差別テロ事件、その翌日はアメリカの大統領選挙でした。
いつもの新聞HPには、コロナ、テロ事件、大統領選挙という3つの速報欄(タイムティッカー)が設けられ、あちこち読むのに忙しかったです


テロ事件の現場にはロウソクや花が置かれました。




その後の捜査や各国からの情報で、犯人がドイツ、スイスのイスラム国支持者と連絡を取り合い、ウィーンに集まったこともあるなどが判明しています。事件が起こるたびに言われることですが、テロリストが国際的なネットワークを形成しているのに対し、各国のテロ防止機関相互の連携が機能していないようです。今回の犯人も夏にスロバキアへ行き、非合法に弾薬を購入しようとしました。しかし弾薬は手に入れられず、スロバキアの当局はオーストリアの管轄機関に知らせたのですが、その情報は無視されたようです。


アメリカ大統領選挙の速報欄に紹介された写真。
猫さんを連れて投票に行ったのでしょうか




Covid-19パンデミックは更に続き、テロ事件の危険性もなくなりません。
「世界に冠たる」はずのアメリカの大統領がガキ大将みたいな人物だったのが、漸く知性ある教養人が次期大統領に決まりました。
でもガキ大将は、まだダダをこね続けるようですね





テロとコロナ

2020-11-06 | その他

Covid-19で実に鬱陶しい時期に何とウィーンでは珍しいテロ事件


旧市街で犯人が発砲した地点の見取り図です


グラーベン(Graben)の字で隠れているところが旧市街の中心、シュテファン寺院のあるところです。
その後の警察の調べで、実際に銃撃があったのは4ヵ所と判明しました(見取り図の上の4ヵ所、他は誤報)。


見取り図で赤帯になっているところ:ザイテンシュテッテンガッセ


歴史的なシナゴーグがあり、同時にバーなどが並ぶシックな一角で、2度目のロックダウン前夜には人出も多かったようです。
1981年にシナゴーグが襲撃されるテロ事件があり、それ以来ここには、いつも自動小銃で武装した警官が立っています。
後方に見える人影が、警備の警官だと思います。右端の人は通行人でしょう。

警官がひとり犯人の銃撃で重症を負いました。シナゴーグ警備の人かなと思いましたが、事件の時刻には既にシナゴーグは閉まっているので、警備の警官がいたかどうか不明。こういう細かいところまでの報道はすぐにはありません。そのうち事件経過の詳細が公表されるかも…


スウェーデン広場(シュヴェーデンプラッツ)


見取り図には表記されていませんが、緑色の帯=ドナウ運河の下側で、地下鉄・市電の路線が色々通り、待ち合わせの場所としても便利で、いつも多くの人たちが集まる広場です。


モルツィン広場(Morzinplatz):スウェーデン広場の先にあります


ここにはナチスの時代、ゲシュタポ本部が置かれていたため、犠牲者のための慰霊碑があります。

無差別銃撃で亡くなった人はオーストリア人3人、ドイツ人1人。負傷者の国籍は更に多数です。
既に日本でも報道されているようですが、犯人は北マケドニアとオーストリアの二重国籍を持つ20才の男性で、イスラム国に参加するため出国しようとして逮捕され、22カ月の実刑判決を受け、刑期の三分の一を終えたところで出所、更生プログラムを受けているところでした。

負傷した警官を助けたのがトルコ人だったとか、恐ろしいテロ事件の中にも色々な美談があります。
事件の翌日には全ての宗教団体の代表者が参加して、犠牲者を追悼する集会がありました。シュテファン寺院では犠牲者追悼のミサも行われました。

Covid-19新規感染の爆発的増大にテロ事件、そしてアメリカの大統領選挙が加わって、ニュースがもの凄く混雑しています


関連記事
シナゴーグ
どなめろ
スウェーデン広場




Sars-Cov-2の変異種が登場し、大量のミンクが殺処分



世界中どこでも千差万別の布製マスクが売り出されています。下はドイツの例です











朗報

2020-11-03 | おきにいり

日本の新聞HPなどでもオーストリアが他のヨーロッパ諸国同様、2度目のロックダウンに入ったことが報道されています
どんどん蔓延しても、誰も亡くならなければ放っておいていいわけですが、亡くなる人も増えているのが問題
春の第1波では、オーストリアの毎日の新規感染数は3桁の数字でしたが、今回の第2波では4桁なのです。
どうしてーッ

Sars-Cov-2については、学者も手探り状態のような印象を受けます。
難しいことは専門家に任せて、こんな時期ですから、朗報で喜びましょう
長らく絶滅したと思われていた愛らしい小動物が、実は健在だったということです。


英語を直訳するとゾウトガリネズミですが、日本ではハネジネズミという名称です。
いつものHPに載ったのもだいぶ前になっていますが、朗報はいつまでも朗報です





愛らしいですね 
こんな可愛い地球の住民が、これからも無事に暮らせますように


      



誰が誰?でネコ科の方々を骨格で紹介し、やっぱり親戚筋と思ったのですが…
下の方も似ていないこともないような





背景に本人?のシルエットがあるのでリスさんと分かりますが、骨格だけでは、ちょっと変わった猫さんと言えなくもないような
超大雑把に言えば、四つ足の方々は皆、親戚筋なんですね


      


春のロックダウンでは全ての店舗が休業となりましたが、今回は店舗の営業は通常通り。でも夜8時から朝6時までの外出が禁止されて、ちょっと戒厳令みたい。多分、夜間に人々が集まると感染しやすくなるということでしょうね。コンサートなども中止、博物館や美術館も閉館

ここのところ開店休業のキンドル「読書の秋」にしようと思います。
購入クリックを押しただけで、もう本がキンドル本体に届くというのが、こういう時期には便利ですね