愛らしい猫のお母さんと赤ちゃんたち
Wikipediaフリー画像です
人間の場合同様、この仔猫さんたちにも幸せな生涯を送る権利があります。
人間に基本的人権があるように、基本的ワン権・基本的ニャン権も必要です
もちろん、ほかの小動物さん・鳥さん・家畜さんなども同じ
「ジュルのしっぽ」さんでも紹介されている通り、来る通常国会では
動物愛護管理法の改正が審議されます。
その重要な焦点が「8週齢規制」です。
多くの動物学者や動物愛護関係者は、仔猫・仔犬を親・兄弟姉妹から引き離すには
最低8週齢以上と法的に規制することを求めています。
ペット業界は7週齢からを法制化しようとしているそうです。
以上は日本国内の現状です。
そこでドイツ語圏はどうかなと思いネット検索してみました
あまり多くて、全て詳しく読むのは無理ですが、幾つかの例を紹介しましょう。
仔猫・仔犬は、いつごろ新たな飼い主のところへ迎えられるのが良いかについて
ラグドールのHP
一般化しているのは8週齢からだが、誠実なブリーダーは12週齢を薦める。
当該サイト
ネットに良くあるフォーラムのひとつ
ユーザーからの質問「8週齢の仔猫を迎える予定だが早過ぎるだろうか?」
回答「8週齢は早過ぎる。最低12週齢、人によっては16週齢を薦める。」
ユーザーの反応「ブリーダーに頼んで、引き取りを、あと4週間延期してもらう。」
当該サイト
猫さんの食事に関するアドバイス・サイト
8週齢は早過ぎる。何故8週齢が一般化しているかと言うと
その頃が最初の予防注射・駆虫薬投与の時期であるため
その費用を節約しようというのが理由である。
理想的なのは、12~14週齢で母猫・兄弟姉妹から引き離すこと。
当該サイト
問い合わせサイトのひとつ
問い「8週齢の仔犬を予防注射・駆虫薬投与なしに売るのは可能か?」
回答「ブリーダーは譲渡前に最初の予防注射・駆虫薬投与および獣医師による
健康診断を済ませていなければならない。従って仔犬を買う場合には
これらの義務を守る良心的なブリーダーから、12週齢の仔犬を買うことが望ましい。」
当該サイト
ドイツ語圏3国(ドイツ、オーストリア、スイス)は、大体同じ状況です。
こうして見ると、日本で論議されている「最低8週齢」が
ドイツ語圏では既に一般常識となり
「それでも早過ぎる、12週齢にすべき」という声が多いようです。
最後に「六つ仔」シリーズをご覧ください(BGM入り)
誕生から8日目
2週齢(2日前から目が見えます)
4週齢
8週齢(確かにまだ頼りない)
11週齢(よじ登れるし目力もあります)
活発な仔、おっとりした仔など個性が明らかになりつつあります
もうひとつの動物愛護
実験に利用され命を落としていく多くの動物さんたちがいます
「ジュルのしっぽ」さんの「動物実験を登録制に」をご覧ください。
誰もが、自分のできることをコツコツ実行するようにして
より良い法制度や環境の実現を目指しましょう