シャフハウゼン近傍の
ライン滝(で視覚的に涼んでください)
高さは無いけれど勢いのある水量で名所になっています。
本文とは全く関係ありません
以前に中国人の知り合いから「日本語はカタカナがあって便利ですね」と言われたことがあります。
本当にその通りで、新語を案出する手間を省いて、外来語をカタカナ表記で日本語化することができます。
更に簡便にするため、
スマートフォンがスマホになったり・・・
テレヴィジョンはテレ(遠い)とヴィジョン(眺め)に分解できますが、日本語ではテレビ、つまり本来切れないところでバッサリ切断。
ドイツ語のデリカートエッセンはデリカートなエッセンなのですが、日本語では
デリカテッセンになり、更に略してでデリカやデリとなります。
言語には、言わば言語経済学が作用して、簡便な方へと移行する傾向があります。
電子計算機なんて言うのも書くのも面倒なので、コンピューターの方が快適です。でもパーソナルコンピューターとなると長いのでパソコンと短縮します。
最近ではカタカナ単語しかないものも増えていますね。リンスって何でしょう?洗髪後整髪剤なんて面倒くさくてリンスの方がいいです。
ウイルスも何て言ったらいいか・・・非生物的微細生物?やっぱりウイルスのままでいいですね。
幕末以降、日本に無かった概念を日本語にするため、例えば福沢諭吉はFreedomを、仏教用語から「自由」としたのだそうです。
そうした努力の中で生まれたのが、化学、哲学などの日本語です。
現代は安易にカタカナ外来語が濫用されていますが、誰かが「てにをは」が残っているうちは日本語は無くならないと言ってたような
遊び日本語と伝統日本語が使い分けられるうちは大丈夫ではないでしょうか
外来語のカタカナ表記の起源