みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

着衣禁止

2017-08-28 | その他

普通は衣服を身に着けず外をウロウロすると軽犯罪法違反になりますが、着てはいけないという場所もあります






上の写真は、ウィーンの旧ドナウにあるヌーディストビーチの注意表示で
「水着を着用しないこと、写真を撮らないこと」
写真はいつものHPから借用

中世ヨーロッパでは川や湖沼で水浴する場合、誰でも裸だったそうです。当時は水着というものが無かったのですね。
漸く18世紀後半から公共の場での裸は良くないという概念が生まれたようです。
しかし同じ頃、古代ギリシャの肉体美の理想を復活しようというヌーディズム運動が起こりました。(出典ドイツ語ウィキ)
途中の歴史は省略して、今でもいわゆる「ヌーディストビーチ」は普通に存在しています。ドイツ、オーストリアは多いほうかも。

ウィーンには3ヵ所ヌーディストゾーンがあるようです。
私は行ったことも行く予定もありませんが、癌で早世したドイツ人の友達は「よく行った、気持ちよかった」と言っていました。

御注意!ヌーディストゾーンは、人々が裸体美を見せびらかすところではありません。完全に自然な姿で緑の環境を楽しみたいという人々が集まるので、年齢層も子供から高齢者まで、体形も細身から力士級まで千差万別です。


ウィキ記事
ドイツ語(フライケルパークルトゥーア略してFKKエフカーカー)
英語(ナチュリズム)
日本語(ヌーディズム)
その他の言語略
蛇足ながら中国語では「天然主義」です



まだ、まばら更新になるかも知れませんが、ゴメン寝




値段より機能

2017-08-23 | おきにいり

MAKには前にアップした逃げるサボテンのようにジョークっぽい展示があちこちにあります






Respect cheap furniture!

「安い家具を尊重しろ!」と言っているのは椅子なのか、展示した人なのか・・・

でも本当です。
高くても見掛け倒しの使いにくいモノより、安くても機能的で丈夫で長持ちするのが一番


急なミニゴタのため、また、まばら更新になります たまに見てね でも乞無期待






頑張るワンコ

2017-08-21 | かりいぬ

犬さんのお散歩に付き物のウンP
ウィーンには長年頑張っているワンコがいます


この間MAKへ行ったときに見かけたワンコ



いやー、もう長年、街の風景に溶け込みながら、今も頑張ってるんですね
このワンコが華々しく?登場した当初は、大量の盗難問題が持ち上がりました。どうやら「可愛い」と持って帰る人が多かったのでしょう。

以前の記事を御覧ください。
最初に登場した頃:「置き土産」その1掃討作戦
立ち話(罰金は36ユーロ)

スイスのローザンヌで見た「置き土産」その2集中作戦は「捨てていっていいけど、指定の場所に捨てていってね」というものでした。

さて今回の写真、罰金額が大幅に上がって50ユーロになっています







盗むカササギ

2017-08-19 | おきにいり

逃げるサボテンから、語呂が似ている「盗むカササギ」を思い出しました


以下ウィキ・フリー画像のカササギさん

とても美しい鳥さんだと思います


シチリアで撮影されたカササギさん



カササギさんはカラスさんの親戚だけあって知能も高く、鏡に映る自分の姿を自分と認識できます。カラスさんと同様、色々モノを集めて埋めたり隠したりする習性があるので、イタリア語でGazza Ladra(ガッツァ・ラドラ=泥棒カササギ)などと呼ばれます。

コンラート・ローレンツが「集団放し飼い」にしていたコクマルガラス同様に賢いわけですから、ペットにしたら放し飼いも可能で、肩に乗せて一緒に散歩なんでことができると思います。


ジョアキーノ・ロッシーニはオペラ「泥棒かささぎ」を作曲しています。登場人物が盗みの疑いをかけられますが、実はカササギが持ち去ったものと判明し、ハッピーエンドになります。

あまり上演されない作品ですが、序曲は特に有名で、よく単独でコンサートに登場します。
これは1991年のニューイヤーコンサート


クラウディオ・アバドの指揮







逃げるサボテン

2017-08-17 | おきにいり

サボテンさんが自由を求めて鉢から脱走しました





横から見たところ



MAK応用美術館に展示されていました

説明がどこにあるのか見当たらず、どういう場面かは見れば分かるので、解説は後の機会に延期ですが
なんだか可愛いサボテンさんです


MAKの英語HP

以前のみみずボログ記事
MAKあれこれ
はるかく
現代デザインの古典
その他略






解放記念日

2017-08-15 | その他

世界的に見て、開戦記念日と敗戦記念日は無いようです。

第一次大戦の場合、停戦協定の結ばれた日はフランスとベルギーの祝日となっています。負けた側のドイツ帝国とオーストリア・ハンガリー帝国その他では、もちろん敗戦記念日などありませんし、大きく取り上げられることはありません。
しかし第二次大戦の場合、ドイツもオーストリアも5月8日を解放記念日としており、祝日ではありませんが記念イベントが催されます。


今年の記念イベント:場所はヘルデンプラッツで後方は新王宮

雨がちの天気でしたが多くの人が集まっています(写真は、いつものHPから)


ドイツとオーストリアの場合、ナチスの独裁体制から解放された日としています。
実際、当時は反ナチスのレジスタンスに参加した多くの政治家が投獄されており、こうした政治家が戦後の再建に大きく貢献したのです。
両国の皇帝(ドイツのヴィルヘルムII世とオーストリアのカールI世)は既に第一次大戦後、責任をとって退位させられています。

第二次大戦の太平洋における戦争「太平洋戦争」が終わったのは1945年8月15日です。日本では終戦記念日という呼び方がありますね。しかし台風などの場合と違い、大抵の戦争は自然に収束するのでなく、片方にとっては戦勝の日、他方にとっては敗戦の日となるわけです。それでは何故「終戦記念日」なのでしょうか?

日本でも軍部独裁からの解放記念日とも言えそうですが、そうならなかったのには色々ヨーロッパとは違う歴史的背景や当時の現実的諸条件があったのだろうと思います。
国際的には当時の昭和天皇を退位させるべきだという意見もあったようですが、既に冷戦の戦略を中心に据えていたアメリカは天皇の存続を選びました。
他方、当時の日本人の多くは「空襲がない、夜安心して眠れる」という安堵感をもったのではないでしょうか。その意味では「戦争状態からの解放記念日」とも言えるでしょう。


      


終戦の日

みみずボログの関連記事
撮影現場の今
ジープの4人






朝の虹

2017-08-13 | そこらへん

1週間ほど前、生まれて初めて朝のを見ました





これまでにも時々おんぼろデジカメのピンボケ虹をアップしていますが、南向きベランダからなので必ず右下がりの虹でした。夕立なんて言葉があるように、午後遅くに通り雨があって、東側上空の水滴がプリズムとなって西日の光を7色に分解し、虹が発生する、ということが多いのだろうと思います。
午前中に通り雨があって西空に虹が現れるとき、南にむかって立っていれば、当然左下がりの虹が見えます。
完全半円の虹なら左右に「接地点」がありますが、都会で見える「部分虹」では、どうしても「片下がり」になります。


 今日の蛇足

その1)異常気象は21世紀において人間の健康を害する最大の要因のひとつ

と言う記事が8月11日付けNZZにありました。これは欧州委員会の研究者チームによる研究結果です。
これによると、1981年から2010年までの間、異常気象によるヨーロッパの死者数は年平均約3000人でした。今後なんら有効な対策を実施しなければ、2041年から2070年までの異常気象による年平均死者数は4万8000人から18万人、更に2071年から2100年までの年平均は8万1000人から24万人になると予測されています。異常気象の中でも特に群を抜いて最も危険なのが猛暑で、異常気象による死者の99%が猛暑で命を落とすと見られています。
南欧では、殆ど全ての住民が毎年1度は異常気象による災害に遭遇し、中欧では住民の64%、北欧では住民の36%が被災者になるとのことです。

確かに、マイナス60度でも南極観測基地は冬を乗り越えますが、夏に40度50度などが恒常化した場合、冷房に恐るべき電力量が必要か、あるいは、それでも対応しきれなくなるのでは、と不安になります。

異常気象による死者増大予測についてはこちらをご覧ください

発表された研究論文の英文はこちら


その2)殺虫剤汚染の卵が15ヵ国以上に登場、回収中ですが、まだ完全に収まったわけではありません。

ベルギーの会社が、ごく普通のシラミ取りにフィプロニルを混ぜました。フィプロニルは、畜産・養鶏など食品関連部門では使用が禁止されています。ところが、この製品を大量に買い付けたオランダの会社が農業従事者に幅広く販売し、結果としてフィプロニルの混ざった鶏卵が大量に産み出されました。卵は、卵として買われて家庭でゆで卵やオムレツその他になるだけではありません。そのまま、あるいは液状卵、その他の加工品として食品メーカーに大量に卸され、ケーキ、クッキー、プリン、マヨネーズその他多種多様な製品として小売市場に広がります。1999年にダイオキシン騒動を体験したベルギーは、当時、独自の公的機関を設立していました。しかし、フィプロニルが鶏卵に混ざりこんだのはオランダでの出来事で、オランダの関連機関が、フィプロニル混入を確認したにもかかわらず、ベルギーに知らせなかったのです。その間に事態はどんどん進行(悪化)していきました。しかもオランダは世界で最も重要な鶏卵(と製品)輸出国のひとつ。まだ地域的にコトが発覚した段階で即座に抜本的な措置をとればよかったのですが、みんな「どうにかなる」とウヤムヤにしていたのでしょう。養鶏場でも、フィプロニルの影響が消えるまでの6週間、100万羽に上るニワトリに「ただ飯」を与えるなんてことは考えられなかったのです。こうして汚染卵と製品は、どんどん「拡散」していきました。

なぜ発覚したかと言うと・・・ベルギーのある企業が自己管理の一環として、ドイツの試験機関に検査を依頼したからなのです。

以上の内容も、8月7日付けNZZの記事です。

でも、卵そのものの場合1日に7個以上食べないとフィプロニルの「効果」は現れないということで、実際に何らかの症状に苦しむ被害者が出るとは考えられないですが、小さな何でもないような発端が、グズグズするうちに国際的な大スキャンダルに発展すると言う典型例のように思います。

欧州汚染卵騒動についてはこちら
ここでは10ヵ国となっていますが、その後更に「拡散」15ヵ国以上になっています





犬の日の猫の日

2017-08-10 | かりいぬ

暑い日が続いています

このボログ恒例の遅報で、既に過ぎてしまいましたが8月8日は世界猫の日でした
いつものHPに初めて紹介されましたが、毎年この猫の日は犬の日期間中に当たるのです


犬の日を正しく過ごす犬さん



大きい犬さんが小さい猫さんに優しい様子は嬉しいですね



犬猫ファッション

犬さん猫さんが嫌がらない場合は、これも良いかも・・・


以上は、いつものHPの写真でした



犬の日については以前の犬の日記事を御覧ください






ぶれんねろ

2017-08-07 | おきにいり

またまたまた∞∞∞ 御無沙汰しました

いつものHPブレンナー峠の記事があり、急にアルプスの美しい風景を思い出しました
ブレンナー峠はオーストリアとイタリアを結ぶ交通の大動脈で古くから重要な役割を果たしています。


そのHPにあった写真

上がイタリア語なのでイタリア側であることが分かります

以下は又ウィキ・フリー画像です。

道路の国境表示

手前はオーストリア、表示の向こうはイタリア

オーストリア側ブレンナー峠の風景

左の高架はアウトバーン、中央に細いシル川

地図の上のシル川:南から北へ流れイン川に注ぎます

一番下の赤ポチがブレンナー/ブレンネロです

1920年に建てられた国境石柱





ブレンナーの南側は南チロルで、第一次大戦以前にはオーストリア領でした。但しもっと以前にはブリクセン司教領でした。第一次大戦勃発時中立を保ったイタリアですが、連合国側(フランス、イギリスなど)から「味方になったら戦後南チロルをあげるよ」と持ちかけられて参戦、その結果、南チロルはイタリア領となりました。
ヒトラーとムッソリーニは当初対立していましたが、オーストリアはヒトラーが取る、その代わり南チロルはムッソリーニのもの、という合意が成立し、南チロルの「イタリア化」が行われました。イタリア語の地名は、当時「創作」されたものです(ブリクセン→ブレッサノーネ、ボーツェン→ボルツァーノなど)。
第二次大戦後もオーストリア復帰を主張する南チロル人によるテロ事件などもありましたが、南チロルに大幅な自治権が認められ問題は解決されました。この自治権は模範的なものとされますが、それを可能としたのは、当事国イタリアとオーストリアがいずれも富裕国であり、どちらに帰属しても住民にとって経済的不利はないこと、しかもゲルマン系南チロル人にはドイツ、オーストリアという強力な後ろ盾の国があることです。

詳しくはチロルをご覧ください

私がオーストリアから初めて「外国」へ行ったのは、インスブルックに滞在し、ブレンナーを経てイタリアへ行ったときでした。
悪く言えば絵本のように陳腐とも言えますが、その風景のメルヘンのような美しさは感動的で、その後毎回風景を楽しみました。
あるとき、伯父と一緒にブレンナー経由でイタリアへ向かい、また風景を楽しもうと思っていたのに、同じコンパートメントにドイツ人の夫婦が来て、不本意にも話がはずんでしまい(第一次大戦のチンタオの話や第二次大戦の話までも広がり)とうとう全然風景が見られませんでした

ブレンナーもいいですが、私はイタリア語のブレンネロも好きです


オーストリアの新聞HPヒロシマ記事







暑中お見舞いでーす

2017-08-01 | その他

又又又又・・・間があいておりおりますが、ごめんでございます

暑い日が続きますが、どうぞ元気で夏を乗り切ってください

もともと40度や50度は朝飯前(?)のアラビア半島南部やアフリカ中央部(但し高山は涼しい)などに加えて、この頃は40度地帯が拡大・拡散しつつありますね
そのせいもあってスペイン、ポルトガルなど山林火災が頻繁。木と木が摩擦して発火なんてこともあるようです。


それでも東洋の繊細な感性には、もうすぐ立秋という「イメージ療法」がやってきます
ここでも視角で涼みましょう






手に持ったか、頭に装着したか、カメラを付けてプールのトンネル滑り台を滑っているところですね。
今年のウィーンは暑く、市営プールの利用者が昨年より37%も多いそうな。
上の写真は、いつもの新聞HPのものです。



ゴタ期ももうすぐ終わるはずです。そうしたらプールもいいけど途中が暑くて熱中症が怖い
プールは秋冬がいいと思っています(屋内の場合)