ご存知の方は既に良くご存知(当たり前!)の「百姓貴族」
まあ、正確には「イモ作り酪農貴族」
第1巻は「日本の食料自給率わずか40%」という恐るべき事実から出発
「いや工業国なんて、そんなもんだろう」と思っていた私は、ネット検索の結果、工業国の中で食料自給率の一番低い国が日本と知ってビックラしました
図録日本および各国の食料自給率の推移
で、第2巻
この中には「
日本分割統治計画」が出てきます
第二次大戦の戦後処理計画の中に、この案があったのです。
もし、この計画が実施されて北海道がソ連領だった場合「百姓貴族」はどうなるか、というお話
私は、この本を読むより前、4ヵ国分割統治をテーマとした冒険小説を読んだのです。
それが
井上ひさしの「一分の一」
物語は、戦勝4ヵ国による分割統治がほぼ固定化された日本で繰り広げられます。
東京は、戦後のベルリンやウィーンと同様4ヵ国共同管理(この場合は米・英・仏・ソ)で、しかも六本木交差点のとこで、アメリカ管理区、ソ連管理区、中国管理区、イギリス管理区が衝突
しかも更にその一角には、名目上の連合国側45ヵ国の占領管理地区もあり、
冷戦時代のこともあって、様々な国籍のスパイが暗躍
ソ連領内で生まれ、ロシア式正式名サブロー・ニザエモーノヴィッチ・エンドー(日本語名、遠藤三郎)という主人公が、数少ない同志とともに、命がけの日本再統一運動を開始、奇想天外と言うより荒唐無稽な、それでも手に汗を握る冒険物語
残念ながら未完のままですが、それでも2冊十分楽しめ(大笑いでき)ます
アマゾンで販売しています
上巻
下巻
「一分の一」については続きを予定していますが・・・ 恒例、乞無期待