NZZ(新チューリヒ新聞)には、よく日本に関する記事が載ります。
今回は最近の日本記事3ケ・・・三題噺ではありません
1月29日:新燃岳の噴火
この数日後にも、まだ噴火が続いている、という小さな記事が載りました。
こちらの記事にはなっていませんが、最近も又噴火しているそうですね
2月11日:スポーツ欄に大きな相撲記事
タイトルを直訳すると「生死をかけた闘い」ですが、要するに「存亡の危機」ということですね。野球賭博から八百長相撲までの経過を紹介、「相撲界は存亡の危機で、今後の見通しは暗い」という日本のスポーツ記者の言葉で締めくくっています。
相撲に関する記事は、普通は、エキゾチックな日本の伝統的スポーツとして紹介するものですが、スキャンダル事件を取り上げた記事は初めてかもしれません。
取材したスイス人記者もビックリしたのかも・・・
2月5日:世界で最も多彩なものに数えられる日本の陶芸
全面記事です
写真をちょっとアップ
「ロクロを用いた瞑想」とあります
(撮影は2001年、陶芸家の名前は日本文字が分からないので不明)
記事の要点(あまり絶賛しているので、書ききれませんから、ほんの一部)
多少なりとも日本料理を知るものなら、その芸術的な盛り付けと、用いられる容器の多様性・美しさを知っているであろう。それと同様に、日本各地で生産される多彩な陶磁器の伝統は今も生き生きと受け継がれ、活気にあふれている。安い日用品から、陶芸家の芸術作品に至るまで、多様で美しく、伝統的なものもあれば、極めてモダンなデザインのものもある・・・大見出しに「使い込まれた茶碗の美しさ」とあるとおり、
茶道で用いられる芸術的な茶碗は、使い込むにつれて違った美しさを見せるようになるとあります。
これは、現在ベルリンで「日本の陶磁器の宇宙」と題する展覧会が開催されているのに関連した記事です。こちらの新聞には周辺諸国の展覧会紹介記事が良く載ります。近ければ、そのために特別に出掛けるということもありますし、周辺諸国への出張や短期バカンスも多いので「ついでに見てこよう」となるわけです。この展覧会は4月3日までです。