東日本大震災と福島原発事故から3年目の3月11日をめぐって、様々な特集記事・番組が続いています。みみずボログで紹介した
ゴジラ特集も、その一環と言えるでしょう。
現在ラジオ(オーストリア第一放送)では、月曜から木曜(10日から13日)まで4回のシリーズで
嶋津武仁の「福島のための
レクイエム」が紹介されています。
アルファベット表記しかわからなかったので「島津」で検索して作曲家が見つからず、不思議に思いましたが、やっと「嶋津」であることを発見しました。日本語の人名は難しいというか面倒です。音では同姓同名・漢字違いが良くあります・・・
YouTubeでレクイエムを探しましたが、見つかりませんでした。
但し、東日本大震災と福島原発事故へのレクイエムの数々は、沢山YouTubeで見つかります。
ヨーロッパで、特に脱原発主導のドイツ語圏3国(ドイツ、オーストリア、スイス)の人々にとって不可解なのは、日本でも世論の大勢は脱原発なのに、日本の選挙では原発推進党が勝利するという事実でしょう。
ドイツ語圏3国の場合、与野党を問わず政治家の意見が脱原発で一致しています。
日本の場合でも、ハイテク先進国の日本が「原発に替わるエネルギー技術」開発の先頭に立ち、新たな道を切り拓くべきだと思います。
11日付NZZ(新チューリヒ新聞)には「日本や台湾で脱原発デモ」として、台湾のデモの写真が載っています。
3年前の大地震と大津波による甚大な被害と犠牲者も、決して忘れてはならず、まだまだ連帯と支援が必要でしょう。福島原発事故の最大の問題は、まだ進行中であり、また危険な事態になる可能性があることです。
Fukushima2014で検索したら25万8000の記載がありました。
もうひとつのレクイエム:
戦争レクイエム
追記です
ドイツ語圏3国と日本の場合の違いをはっきりさせます
オーストリアは最初の原発が始動する前に国民投票をしたところ反対多数で今も無原発。
スイスは国民そのものが原発推進派でしたが、福島原発事故で国民が猛反省、脱原発に「君子は豹変」したため、政治家も「大反省」して脱原発に「改宗」。
ドイツは政権与党が原発推進派、緑の党や社会民主党など野党が反原発。ところが、
福島原発事故の直後の選挙で、緑の党が大躍進(つまり、ここでも国民が反省)。これを受けて政権の保守党党首メルケル首相も猛反省、与野党揃って脱原発となりました。
日本でも国民投票を実施すれば「脱原発」になるでしょうが、だからこそ、国民投票は決して実施されないのでしょう。
しかし「主権在民」って何なんでしょうネ
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