みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

東と西その1

2022-07-30 | その他






21世紀最初の戦争、ロシアによるウクライナ侵略戦争は既に5カ月経過しましたが、平和への見通しは全くありません

色々読めば読むほど根深く複雑な問題であることがわかりますが、同時に迷路に入り込んだ気分になります。

日本語Wikiの記事をいくつか:
ウクライナ
複雑な歴史の概要が述べられ、数多くの関連記事へのリンクがあります。ここだけでも、もう迷路です
ロシアによるクリミア併合
この項目だけでも十分複雑です

ワグナー・グループ:ロシアの民間軍事会社(多数の紛争に軍事介入、戦争犯罪の主体)
アゾフ連隊:ウクライナの準軍事組織で極右やネオナチの集まりとされる
ウクライナにおける「ネオナチ問題」:ウクライナ国内の多様な極右・ネオナチ組織について解説(もう頭の中がこんがらかります

確かにウクライナ国内の政治社会情勢は混乱しています。しかし地球上のどこにも聖人君子だけでできている国は存在しません。世界中どこの国にも極右から極左まで思想グループが存在します。これらのグループを批判し或いは意見の違う人々に危害を加えない限り、思想信条の自由は民主主義の基本です。

プーチンは「ウクライナを非ナチス化し、迫害されているロシア系住民を保護する」と主張していますが、ネオナチ勢力が社会問題を起こしている国は沢山あります。少数系住民への圧迫や差別も至るところで見られます。プーチン論理を敷衍すれば、地球上の殆どの国に誰かが軍事介入しなければならないことになります。

要するにロシアのウクライナ侵略戦争は犯罪です


長くなったので後半は次にまわします。乞無期待





西高東低

2022-07-27 | その他


先週は毎日歯医者通いに加えて35度前後の猛暑続き。
25日に抜糸して、26日に寒冷前線通過でやっと一息


西高東低と言っても気圧配置のことではありません。

オーストリア各地のレストランにおけるウィーナーシュニッツェルの値段比較です。

出典はこちら
地図もあります。10ユーロ以下、10ユーロ以上、12ユーロ以上、15ユーロ以上で色分けされています。





上の出典によれば、一番高いシュニッツェルはドルンビルンの16.65ユーロ(約2300円)、一番安いのはイエナースドルフの8.85ユーロ(約1220円)。

一般的な傾向としても、オーストリア西部はスイスに近い雰囲気で、つまり「ほぼ西欧」。東に行くほど「だんだん東欧」。
もちろんウィーンは島宇宙です(ウィーン以外のオーストリア人の多くは「ウィーンはオーストリアじゃない」と言います)。

ヨーロッパ全体で見ても、冷戦時代には「西高東低」が明確でした。
つまり、西に行くほど生活水準と物価が高く、東に行くほど物価が安いが生活水準も低いということでした。
その落差が顕著だったのは東欧開放直後で、西側の人間が例えばプラハのレストランに入ると、呆れるような安さだったのですが、その後は急速に旧東欧の西欧化が進みました。


      


歯医者に行ったのは7月初頭だったのですが、お医者さんが2週間のバカンスで、実際の治療は7月18日からになったのです。このお医者さんは8月いっぱい又バカンスです。

歯科というのは、医師や歯科技工士の上手下手の差が大きいと考えられる分野。上手な歯医者さんは患者さんが多いので待ち時間が長いというのが社会通念ですね。
しかしウィーンで、友達の紹介で最初に通院した歯医者さんは、腕が良いうえ待ち時間全く無しでした。この人は1日に治療する患者の数を限定しており、アポの日時に行くと待ち時間なしで、すぐ診療室へ通されました。残念ながら、この先生は引退してしまいました。日本でもオーストリアでも、後にも先にも、こんな歯医者さんは、この方だけです。





ごめん寝もどき

2022-07-19 | かりねこ


猫さんの「ごめん寝」は今や広く知られています。
これはバリエーション、あるいは「もどき」です







歯科治療のため、数日お休みいたします 👈これは人間の「ごめん寝」です

いつものHPの「猫さん付き天気予報」は無くなりましたが、猫さんは時々登場します。
編集部は猫好きのようです


ロシアのウクライナ侵略戦争は、まだまだ続きそうだし、南欧の猛暑も続き、これを原因とする山林火事も数ヵ国で起こっています。
Covid-19新規感染数も再び急上昇

早く全てが治まりますように







路面電車

2022-07-16 | その他


何年か前に見つけたウィーン市街の一角を示す写真です。とても気に入っています。
古い写真ですが、市街の雰囲気が瑞々しく感じられます。






そこで、ウィーンの路面電車について検索してみました。
電車」という言葉は、鉄道や旅客・荷物輸送の全歴史を見た場合不適切ですね。電気以前から運搬車両は利用されていました。古くは馬車が主流でしたが、先ずは運搬機能や運搬量増加のため軌条が使われるようになり、鉄による軌条、つまり鉄道が普及。都市交通のための鉄道で最初に牽引車の役割を果たしたのは馬さんでした。



19世紀後半ウィーンで運行されていた鉄道馬車(1885年の絵)





蒸気機関車は19世紀前半に普及しましたが、その後短期間、蒸気機関を都市交通に利用した時期がありました。


下の写真は1903年、ウィーンの市内蒸気列車です。





下の写真はウィーン最初の市電(つまり電動旅客車両)既に1896年に開発されたものです。何か特別イベントのときに運行されたものでしょう。





現代のウィーン市電は低床車両で、乳母車や車椅子の乗り降りも簡単です。




こうして見てきたところから推定すると、一番上の写真は1970年代と思われます。


ドイツ語Wikiのウィーン市電記事には写真が沢山あります

日本語Wiki:路面電車






潜水オウム

2022-07-13 | ことば


潜水するオウムがいます その名はパフィン







日本語名はニシツノメドリで、英語ではパフィン。
潜水オウムは、ドイツ語名Papageientaucher(パパガイエンタウハー)を直訳したものです。オウムのように目立つ姿で、海に潜って魚を採るからでしょう。この名称はWikiの他の言語では見られません。
英語名パフィンは「puffedふっくらした」に由来するようです。詳しくはTaxonomyをご覧ください。
英語では俗称として「海の道化clown of the sea」「海のオウムsea parrot」が紹介されています。
日本語のツノメは、角のような三角の目による命名かな~~~






可愛いヒトたちですね。この方々も絶滅危惧種です







アイルランドのパフィン島は、パフィンの保護区となっています。

この可愛らしい鳥さんたちが、これからも地球で暮らしていけますように






これもなのじゃ

2022-07-10 | おきにいり


私は日本のテレビ番組を見ませんから「忍たま乱太郎」を知らず、何年も前に日本アマゾンの「お勧め」に出てきた「落第忍者乱太郎」が乱太郎との初めての出会い。
「乱太郎」を読み進むうち、著者の尼子惣兵衛氏のインタビューがあり、その中で好きな漫画として、みなもと太郎氏の「風雲児たち」が挙げられていました。こうして長年「乱太郎」と「風雲児」を愛読していたのですが、尼子氏の病気と、みなもと氏逝去のため、続編は読めなくなり大変残念です。でも、これまでの分だけでも何回読んでも楽しめます。

みなもと太郎氏逝去を追悼する意味もあって、名著「お楽しみはこれもなのじゃ-漫画の名セリフ」が再刊されました。前から読みたかった本なので早速買って読みました(昨年暮れのことです)。







お楽しみはこれからだ-映画の名セリフ」という本の「まねし」だそうで・・・(著者が「まえがき」の中でパロディではなく「まねし」と述べている)。

本当に名著です

殆どが知らない漫画なのに、分かりやすく楽しく読めるのです
パノラマ漫画史とも言えるかも知れません。
日本の漫画はハイレベルで多種多彩、本当に重要な文化ジャンルです
表紙を飾る「みなもと版レ・ミゼラブル」のジャベール警視も大好きです。

数多く紹介されている名セリフの中で私が驚嘆瞠目したのは・・・

「われこそは桓武天皇正統の子孫 源太郎聖悠紀作画具留夫・・・」


これは手塚治虫の「火の鳥」に出てくるセリフだそうです。詳しくは是非、直接本書でお読みください



ウクライナのことを忘れたわけではありません。プーチンのやることがまかり通るなら世界がワヤクチャになります また書きます。





まなざし

2022-07-07 | かりいぬ


前回触れた氷河の崩落は、200メートルX80メートル、高さ60メートルの氷塊が落下したもので、直撃による犠牲者は粉々に砕けていて、個人の識別にDNA鑑定が必要だそうです


前回の猫さんの次は犬さんです







タイトルはDaⅽkelblick(ダッケルブリック)で「ダックスフントのまなざし」

「ダックスフント」ってドイツ語っぽい響きですが、ドイツ語ではダッケル(Dackel)。
ブリック(Blick)が「まなざし」なので「ダックスフントのまなざし」

主人公のダックスフントは、愛らしい外観にもかかわらず「ヘラクレス」という勇ましい名前です。彼にとって飼い主のカロリーヌは世界一の存在ですが、同居する恋人のトーマスは犬嫌いでカロリーヌと衝突が絶えません。ヘラクレスはベック氏(近くの公園に住む野良猫)と共謀してトーマスを追い出します。ところがカロリーヌは喜ぶどころか泣いてばかり。ヘラクレスはベック氏とともにカロリーヌのため「理想の彼氏」を探します。紆余曲折の結果、意外な人物が本命として浮かび上がります。1巻のお話はここまでです。続巻があるので、更に紆余曲折が発展することでしょう。

私がヘラクレスに注目したのは、横の猫で紹介したいきさつで黒猫ウィンストン・チャーチルの推理シリーズを読むようになってからです。ウィンストン・シリーズは7巻まで出ているので人気があるのでしょう。ヘラクレス・シリーズも既に6巻まで出ています。

この表紙のヘラクレスのような悩ましげな眼差しは犬さん独特ではないでしょうか。犬さんは概してウェットだと思います
他方、猫さんは一般的傾向としてドライで淡泊


そうそう、「横の猫」で紹介した「ボディビルダー」はちょっと読んでみて波長が違うので放棄しました

以前に紹介した本物のウィンストン・チャーチルの話:英国の妻と夫






ねこかき

2022-07-04 | かりねこ


北半球全体、暑いですね

30年くらい前のウィーンでは、夏季の平均最高気温が25度程度で、30度は猛暑でした。
6月でも時には暖房したり、本当に夏が来るのか不安になるほどでした。店舗や公共の建物・交通機関にも一切冷房はありませんでした(不要でした)。
それが今では30度なんて当たり前に・・・


以前にアップした水泳猫さんですが、視覚的に涼しんでいただくため再度アップ





嫌々泳いでいるのではなく、悠々と泳ぎを楽しんでいるように見えます。
毛皮はバンパターンではありませんが、ターキッシュバンの血筋かもしれません。

ウクライナも北半球ですから現在夏です。30度を超える日もあります。冷房付の戦闘服なんて無いから前線の人たちは大変だと思います



この暑さも地球の大きな危機です。
イタリアは異常な旱魃ポー川が干上がっています。
給水制限も始まり、農作物の大幅な減収が恐れられています。
しかも世界屈指の穀倉地帯であるウクライナは大変な状態だし・・・


日曜日にドロミテマルモラーダ山で氷河の氷塊が崩れ落ち登山者6人が死亡、怪我をした登山者も多いようです。


山岳救助隊による映像




どのくらいの面積か詳しい報道はありませんが、写真で見ても、かなりの面積。
専門の登山家の話によれば、氷河の崩落はいつでもあるが、1960年代頃までは極めて稀な現象だったとのこと。
マルモラーダ山の気温は「信じがたい」プラス10度を記録したそうです。このため、引き続き氷塊の崩落が見込まれ、周辺の山岳救助ステーションが緊急出動体制にあります。

氷河の下はシベリアと同様、永久凍土だそうで、シベリアでもヒマラヤなど高山の氷河でも、永久凍土の融解が進んでいます。その長期的な影響と結果を考えると恐怖ですが・・・私たちは自分のできることを実践し、空元気で暮らしましょう





ツバメのシッポ

2022-07-01 | ことば


「ツバメのシッポ」さん






日本語名はキアゲハですが、英語とドイツ語では「ツバメのシッポ」(翼の末端がツバメの尾羽のようだから)
Swallowtail(英語:スワローテイル)
Schwalbenschwanz(ドイツ語:シュヴァルベンシュヴァンツ)
他の言語は概ね学名を使っています。英語Wiki、ドイツ語Wikiとも写真が豊富です。
下のアオムシからサナギへの写真はドイツ語Wikiのものです。
ドイツ語Wikiには、終齢幼虫が蛹になる動画もあります。「ウンショ、ウンショ」と一生懸命「古い衣装」を脱いでいく様子が愛らしく感動的です。










終齢幼虫の体を固定する糸(きっと絹糸の一種)は、木の幹から出て背中をまわり、反対側も木の幹に戻っています。終齢幼虫がこの糸を身につける謎は某鳥学文献でも論じられていますが、明快な結論は出ていません。終齢幼虫さんにインタビューしたいですね。






動画でも分かるとおり、近未来のキアゲハさんは、何もせずじっとしているのではなく、一生懸命体を動かして「古着」を脱いでいます。

そして、某鳥学文献著者をはじめ、蝶愛好家の方々が羽化の瞬間を目撃しようと色々努力しているようですが、なかなか実現しないようです。
YouTubeで探せば色々な動画がありますが、直接目撃するのとは違いますよね。


様々な危険と困難を乗り越えて羽化した蝶さんは、地球を彩る多彩な宝石ですね






ひとたび戦争が始まると、人や建造物や農作物のみならず、自然界の動植物も犠牲になります


気を取り直して・・・
猫の ののちゃん」にも蝶さんの華麗な変身が紹介されています